通期はセグメント別の動向を独立見出し化し地域別営業利益まで開示するなど細分化が進んだが、四半期は逆にやや簡素化した。
調査の概要
本記事は、東証プライム市場の時価総額上位500社を対象に、決算短信の「経営成績等の概況」相当部分の記載がどう変化したかを調べた調査の一部で、小糸製作所分です。
通期: 2025年3月期決算短信 と 2026年3月期決算短信(開示日: 2025年4月18日(推定) → 2026年4月22日(推定))
四半期: 2026年3月期 第1四半期決算短信 と 2027年3月期 第1四半期決算短信(開示日: 2025年7月17日(推定) → 2026年7月29日)
ここでいう定性文とは、決算短信のうち「1. 経営成績等の概況」相当の見出しから、次の大見出しの手前までの記述を指します。文字数は、タイトル名(『』)を除外し、空白を除いて計測しています。
通期決算短信の比較
文字数: 2,571字 → 3,392字(前期比+31.9%、増加)
見出し構成の変化: 追加: (2)セグメント別の動向(前期は(1)内に地域別売上高のみ記載していたものを独立見出し化し営業利益も開示)。以降の見出し番号は繰り下げ(内容はおおむね対応)。
粒度の判定: 細分化
セグメント情報注記: あり(466字) → あり(602字)
変化の型: 構成変更型、要因分析深化型、出来事型
増えた要素
- (2)セグメント別の動向を独立見出しとして新設し、地域別に売上高だけでなく営業利益も開示
- LiDAR事業・中国事業に係る特別損失(減損損失)の計上とその説明
- 欧州における英国子会社譲渡の影響説明
- 中期経営計画(2027年3月期数値目標)との比較言及
要約: セグメント別の動向を独立見出しとして新設し、地域別に売上高だけでなく営業利益まで開示するようになった。あわせてLiDAR・中国事業の減損損失や英国子会社譲渡など、その期特有の事象説明も加わり、全体として粒度が細かくなった。
四半期決算短信の比較
文字数: 1,674字 → 1,520字(前期比-9.2%、減少)
見出し構成の変化: 変化なし
粒度の判定: 粗くなった
セグメント情報注記: あり(284字) → あり(98字)
変化の型: 出来事型
増えた要素
- 中東情勢悪化によるナフサ供給不安・原材料エネルギー価格変動の言及
- 政策保有株式売却益による特別利益計上の説明
減った要素
- 前年にあった業績予想修正の詳細な参照案内
- 前年にあった国内自動車認証問題からの生産回復に関する説明
要約: 見出し構成は前年と同じだが、業績予想欄は前年の詳細な修正説明から「据え置き」の簡潔な記述に変わるなど、全体的に説明がやや簡素になった。
定性文の全文(前期・今期)
通期 2025年3月期
出典: 小糸製作所 2025年3月期 決算短信〔日本基準〕、開示日 2025年4月18日(推定)(https://www2.jpx.co.jp/disc/72760/140120250418518206.pdf)
1.経営成績等の概況(1)当期の経営成績の概況当期における経済情勢は、日本での企業収益及び雇用・所得環境の改善や、米国での堅調な個人消費等を背景に緩やかな回復傾向で推移しました。一方で、中国経済の失速や、各国での物価高騰に対する金融引き締めの影響、資源価格の高止まりや地政学的リスクもあり、総じて先行き不透明な状況で推移しました。世界の自動車生産台数は、中国でのEV化進展による日本車の販売不振、日本での自動車メーカーの認証問題の影響継続、タイやインドネシアでの金利上昇・ローン審査厳格化などもあり、前期に対し若干の減産となり、当社の連結売上高は、前期比3.5%減収の9,167億円となりました。地域別セグメントの状況は、以下のとおりです。〔日 本〕自動車メーカーの認証問題の影響継続やサプライヤーでの災害による生産・出荷停止等により、自動車生産台数が減産となったことから、売上高は前期比2.8%減の3,516億円となりました。〔北 米〕自動車メーカーの部品供給問題等の影響により、自動車生産台数は減産となりましたが、新規受注に加え、為替換算の影響により、売上高は前期比3.7%増の2,971億円となりました。〔中 国〕EV化進展により現地ローカルメーカーの販売が伸び、自動車生産台数は増産となりましたが、当社売上比率の高い日本車の販売不振が継続した影響から、売上高は前期比29.2%減の583億円となりました。〔アジア〕インドでは経済成長に伴う需要増加が見られましたが、タイやインドネシアでの金利上昇等に伴う販売不振等により、アジア全体の自動車生産台数は減産となりました。売上高は減産の影響はありましたが、為替換算により、前期比1.4%増の1,555億円となりました。〔欧 州〕個人消費の低迷等を背景に自動車生産台数が減産となったことや、受注車種の生産打切りの影響から、売上高は前期比27.3%減の361億円となりました。〔その他〕需要増に伴う自動車生産台数の増加に加え、新規受注の影響等により、売上高は前期比8.8%増の179億円となりました。利益につきましては、生産・出荷停止の影響や、品質対応費用など一過性費用が発生したことに加え、当第4四半期より米国・セプトン社を子会社化するなど、LiDAR事業に係る投資が増加しました。こうした中、グループ一丸となった生産性改善など、合理化活動を推進しましたが、営業利益は前期比19.9%減の448億円、経常利益は同22.3%減の491億円となりました。親会社株主に帰属する当期純利益は、政策保有株式の売却や受取補償金など特別利益が発生したことから、同13.1%増の462億円となりました。
(2)当期の財政状態の概況-1.資産、負債、純資産の状況当期末の資産の残高は、自己株式の取得により現金及び預金が減少したこと、投資有価証券が減少したこと等から、前期末に比べ756億円減少の8,899億円となりました。負債の残高は、借入金が減少したことや、株価の変動により繰延税金負債が減少したこと等から、前期末に比べ362億円減少の2,100億円となりました。純資産の残高は、自己株式の取得等により、前期末に比べ394億円減少の6,798億円となりました。㈱小糸製作所(7276)2025年3月期 決算短信-2.キャッシュ・フローの状況営業活動によるキャッシュ・フローは、税金等調整前当期純利益645億円、減価償却費437億円を主体に920億円となり、法人税等を支払った結果、883億円(前期は963億円)の資金を確保いたしました。投資活動によるキャッシュ・フローは、投資有価証券の売却及び償還による収入94億円に対し、設備投資482億円等を実施した結果、409億円の支出(前期は501億円の支出)となりました。財務活動によるキャッシュ・フローは、自己株式の取得500億円、配当金等の支払い182億円等を実施した結果、783億円の支出(前期は596億円の支出)となりました。以上により、現金及び現金同等物の期末残高は、前期末に比べ332億円減少の1,012億円となりました。
(3)今後の見通し2026年3月期の世界自動車生産台数は、中国での景気減速等により、全体では若干の減産を予想しておりますが、米国の関税政策の影響が懸念されるなど、先行き不透明な状況であります。連結売上高につきましては、日本・北米での新規受注はあるものの、自動車減産に加え、中国での日本車販売不振の継続、欧州での受注車種生産打切りの影響等により前期に対し減収となる計画であります。利益につきましては、中国事業の再編をはじめ、量に見合った生産体制の再構築をグローバルに実施、生産性改善・固定費抑制など、グループ一丸となった合理化活動を強力に推進するものの、新規受注対応投資に加え、将来に向けた研究開発投資の増加等により、営業利益、経常利益、親会社株主に帰属する当期純利益の各利益において前期に対し減益を予想しております。当社を取り巻く環境、特に米国の関税政策は不確定要素が多く、今後の政策動向によっては、当社の業績に大きく影響を与える可能性があります。
(4)利益配分に関する基本方針及び当期・次期の配当当社は、持続的な成長に向けた事業投資により、企業価値の更なる向上に取り組むとともに、株主の皆様への利益還元の充実を図っております。また、配当につきましては、当期業績及び経営環境等を総合的に勘案した安定的かつ継続的な配当を基本方針としており、連結配当性向は40%以上を目安としております。これらを踏まえ検討いたしました結果、当期の期末配当金につきましては、前期末と同額の1株につき28円とさせていただくことといたしました。これにより中間配当金を含めました当期の年間配当金は、前期に比べ3円増配の1株につき56円となります。2026年3月期の配当予想につきましては、減収減益を予想する厳しい経営環境ではありますが、安定的かつ継続的な配当を考慮し、1株につき中間配当28円、期末配当28円の年間56円と、当期実績を据え置いております。今後とも株主皆様のご期待にお応えすべく、収益向上に努めてまいります。㈱小糸製作所(7276)2025年3月期 決算短信
通期 2026年3月期
出典: 小糸製作所 2026年3月期 決算短信〔日本基準〕、開示日 2026年4月22日(推定)
1.経営成績等の概況(1)当期の経営成績の概況当期における経済情勢は、日本では物価上昇の影響による個人消費の伸び悩みが見られたものの、全体としては緩やかな回復基調で推移いたしました。一方、海外では米国の関税政策、中国における内需の低迷、アジア諸国での高金利の長期化に加え、中東情勢をはじめとする地政学リスクの高まりなどにより、先行き不透明な状況が一段と強まっています。世界の自動車生産台数は、中国における政府補助金を背景としたローカル車の生産増加などにより、全体では前期比で増加しましたが、当社主力市場である日本及び米州においては、一部自動車メーカーの販売不振や電子部品の供給混乱などにより減少しました。こうした状況のなか、当社の連結売上高につきましては、各地域での新規受注や、米州でのハイブリッド車需要増、得意先販促キャンペーンに伴う当社受注車種販売増などもあり、前期比3.4%増の9,476億円となりました。営業利益につきましては、米国関税やLiDAR事業の固定費負担増などの影響はあったものの、日本・米州を中心とした販売数量の増加や各地域での生産性改善をはじめとする合理化の推進により、前期比14.6%増の514億円となりました。経常利益につきましても、前期比19.6%増の587億円となりました。一方、親会社株主に帰属する当期純利益は、LiDAR事業や中国事業に係る特別損失(減損損失)を計上したことなどから、前期比64.2%減の165億円となりました。尚、上記特別損失の計上及び2026年1月30日開示の業績予想値と実績値との差異につきましては、本日開示の「特別損失(減損損失)の計上及び業績予想値と実績値との差異に関するお知らせ」をご覧ください。
(2)セグメント別の動向地域別セグメントにおいて、売上高は、為替換算の影響もあり、中国・欧州を除き前期比増収を確保しました。営業利益につきましては、合理化が寄与し、全地域で黒字を確保、並びに前期比増益となりました。〔日 本〕自動車生産台数は一部自動車メーカーの販売不振や輸出向け生産の減少などにより、微減となりましたが、売上高は新規受注、並びに当社受注車種の販売増により、前期比4.6%増の3,678億円となりました。営業利益は販売数量の増加や改善合理化が寄与し、前期比9.6%増の248億円となりました。〔米 州〕自動車生産台数は電子部品の供給混乱、一部自動車メーカーの販売不振の影響などにより減少しましたが、売上高はハイブリッド車の需要増に加え、得意先販促キャンペーンに 伴う当社受注車種の販売増加などにより、前期比
4.3%増の3,286億円となりました。営業利益は自動化推進等に伴う改善効果はあるものの、関税影響等により、前期比33.1%減の35億円となりました。〔中 国〕自動車生産台数はローカル車の生産が堅調に推移したことから増加したものの、売上高は当社売上比率の高い日本車の販売不振が継続したことなどから、前期比8.5%減の533億円となりました。営業利益は販売数量の減少はあるものの、域内での生産体制見直しに伴う固定費負担の減少などにより、5億円の営業黒字(前期は11億円の営業損失)となりました。〔アジア〕自動車生産台数は東南アジアでは高金利の長期化により内需の低迷が続きましたが、インドでは経済成長に伴う需要増加が見られ、アジア全体では増加しました。売上高はインドを中心とした新規受注、当社受注車種の販売増により、前期比4.6%増の1,626億円となりました。営業利益は販売数量の増加が寄与し、前期比12.1%増の189億円となりました。〔欧 州〕自動車生産台数は域内の景気低迷を背景に微減、売上高は2025年11月の英国子会社譲渡の影響もあり、前期比
2.9%減の351億円となりました。営業利益は英国子会社譲渡に伴う固定費負担の減少などにより、8億円の営業黒字(前期は7億円の営業損失)となりました。㈱小糸製作所(7276)2026年3月期 決算短信
(3)当期の財政状態の概況-1.資産、負債、純資産の状況当期末の資産の残高は、建物及び構築物等の有形固定資産が増加したこと等から、前期末に比べ162億円増加の9,062億円となりました。負債の残高は、契約負債が増加したこと等から、前期末に比べ200億円増加の2,301億円となりました。純資産の残高は、自己株式の取得等により、前期末に比べ37億円減少の6,760億円となりました。-2.キャッシュ・フローの状況営業活動によるキャッシュ・フローは、税金等調整前当期純利益362億円、減価償却費456億円を主体に1,091億円となり、法人税等を支払った結果、999億円(前期は883億円)の資金を確保いたしました。投資活動によるキャッシュ・フローは、定期預金の預入・払戻による純収入391億円、投資有価証券の売却及び償還による収入100億円に対し、有形固定資産の取得545億円等を実施した結果、108億円の支出(前期は409億円の支出)となりました。財務活動によるキャッシュ・フローは、自己株式の取得477億円、配当金等の支払い192億円等を実施した結果、714億円の支出(前期は783億円の支出)となりました。以上により、現金及び現金同等物の期末残高は、前期末に比べ240億円増加の1,252億円となりました。
(4)次期の見通し2027年3月期の世界自動車生産台数は、米州でのEV化進展鈍化に伴う生産減や、中国における景気減速の影響などにより、全体では若干の減産を予想しております。連結売上高につきましては、日本及びアジアを中心とした新規受注はあるものの、米州・中国での販売数量の減少などにより、前期比1.5%減の9,330億円となる計画であります。利益につきましては、ADB(Adaptive Driving Beam)など高付加価値製品の拡販や、中国・欧州をはじめ、需要規模に見合った生産体制の再構築をグローバルで進めるとともに、生産性改善・固定費の削減など、グループ一丸となった合理化活動を継続しており、加えて、LiDAR事業や中国事業における固定費抑制により、営業利益は前期比
16.6%増の600億円(営業利益率6.4%)、経常利益は前期比11.4%増の655億円を予想しております。また、親会社株主に帰属する当期純利益につきましても、前期に特別損失を計上した反動により、前期比138.8%増の395億円と大幅な増益を予想しております。上記予想数値は、2025年10月28日に公表いたしました「第1次中期経営計画」の最終年度である2027年3月期の数値目標としている売上高9,300億円、営業利益560億円(営業利益率6.0%)を上回る見通しであります。当社を取り巻く経営環境、特に中東情勢などは不確定要素が多く、今後の動向や国際情勢の変化によっては、当社の業績に大きく影響を与える可能性があります。
(5)利益配分に関する基本方針及び当期・次期の配当当社は、持続的な成長に向けた事業投資により、企業価値の更なる向上に取り組むとともに、株主の皆さまへの利益還元の充実を図っております。また、配当につきましては、当期業績及び経営環境等を総合的に勘案した安定的かつ継続的な配当を基本方針としており、連結配当性向は40%以上を目安としております。当期業績につきましては、LiDAR事業及び中国事業に係る減損損失を計上したこと等により、親会社株主に帰属する当期純利益は前期比減益となりましたが、上記方針を踏まえ検討いたしました結果、当期末の配当金につきましては、直近の予想どおり1株当たり28円とさせていただくことといたしました。なお当期の年間配当金は、前期と同額の1株当たり56円(連結配当性向:93.0%)となります。2027年3月期の配当予想につきましては、依然先行き不透明な経営環境は続きますが、安定的かつ継続的な配当を考慮し、1株につき中間配当28円、期末配当30円の年間58円(連結配当性向:38.7%)と、前期に対し2円の増配を予定しております。今後とも株主皆様のご期待にお応えすべく、収益向上に努めてまいります。㈱小糸製作所(7276)2026年3月期 決算短信
四半期 2026年3月期 第1四半期
出典: 小糸製作所 2026年3月期 第1四半期 決算短信〔日本基準〕、開示日 2025年7月17日(推定)(https://www2.jpx.co.jp/disc/72760/140120250717515937.pdf)
1.経営成績等の概況(1)当四半期の経営成績の概況当第1四半期連結累計期間における経済情勢は、国内は雇用・所得環境の改善はあるものの物価高騰等により消費に弱さが見られました。また、米国の関税政策による世界経済の減速懸念、中国での内需低迷、アジアでの金利高止まりや、地政学的リスクの高まりなどもあり、世界経済の先行き不透明感は高まっています。自動車生産台数は、国内では認証問題による生産減少からの回復により国内向けは増加となる中、輸出向けの減少により、微増となりました。海外では、米州においてガソリン車・EVの販売不振、タイ・インドネシア等における高金利の継続による販売低迷が見られました。一方、中国ではローカルメーカーによる値下げ攻勢により全体の販売は増加しておりますが、日本車は販売不振およびシェア低下が継続しております。これらにより、世界自動車生産台数は、前年同期に比べ増加しました。このような状況のもと、当第1四半期連結累計期間における売上高は、日本では受注車種の販売が好調であったことから増収となりましたが、海外では円高による為替影響や中国・欧州での減収等により、前年同期に比べ
4.4%減収の2,197億円となりました。利益につきましては、改善合理化効果に加え、当期において費用回収の一部前倒し等があったことから、営業利益は前年同期比31.6%増の119億円、経常利益は同6.1%増の126億円、親会社株主に帰属する四半期純利益は同
38.7%増の101億円となりました。(2)当四半期の財政状態の概況-1.資産、負債、純資産に関する分析当第1四半期末の資産の残高は、売掛金が減少したこと等から、前期末に比べ110億円減少の8,789億円となりました。負債の残高は、支払手形及び買掛金が減少したこと等から、前期末に比べ60億円減少の2,040億円となりました。純資産の残高は、自己株式取得や為替換算調整勘定が減少したこと等から、前期末に比べ49億円減少の6,748億円となりました。-2.キャッシュ・フローに関する分析営業活動によるキャッシュ・フローは、税金等調整前四半期純利益127億円、減価償却費101億円を主体に365億円となり、法人税等を支払った結果、337億円(前年同期は241億円)の資金を確保いたしました。投資活動によるキャッシュ・フローは、設備投資165億円等の支出に対し、定期預金の預入・払戻による純収入458億円等の結果、295億円の収入(前年同期は325億円の支出)となりました。財務活動によるキャッシュ・フローは、自己株式の取得27億円、配当金等の支払い103億円等を実施した結果、178億円の支出(前年同期は227億円の支出)となりました。以上により、現金及び現金同等物の期末残高は、前期末に比べ455億円増加の1,468億円となりました。
(3)連結業績予想などの将来予測情報に関する説明2026年3月期の世界自動車生産台数は、米国の関税政策の影響、EV化進展の遅れ、並びに各OEMの新車開発延期等が懸念されるなど、先行き不透明な状況であります。連結売上高につきましては、日本・米州での新規受注はあるものの、為替影響や中国での日本車販売不振の継続、欧州での受注車種生産打切りの影響等により前期に対し減収となる計画であります。利益につきましては、減収の中、将来に向けた研究開発投資の増加等により、営業利益、経常利益、親会社株主に帰属する当期純利益の各利益において前期に対し減益を予想しております。こうした中、当社は量に見合った生産体制の再構築をグローバルに実施、生産性改善・固定費抑制等合理化活動を強力に推進してまいります。なお、2025年4月24日付の「2025年3月期 決算短信」にて公表いたしました2026年3月期第2四半期(中間期)及び通期の連結業績予想を修正しております。詳細につきましては、本日公表の「業績予想の修正に関するお知らせ」をご覧ください。㈱小糸製作所(7276)2026年3月期 第1四半期決算短信
四半期 2027年3月期 第1四半期
出典: 小糸製作所 2027年3月期 第1四半期 決算短信〔日本基準〕、開示日 2026年7月29日(https://www2.jpx.co.jp/disc/72760/140120260729501597.pdf)
1.経営成績等の概況(1)当四半期の経営成績の概況当第1四半期連結累計期間における経済情勢は、国内では物価上昇の影響による個人消費の弱さが一部で見られたものの、雇用・所得環境の改善などを背景に、景気は緩やかに回復しました。海外においては、中東情勢悪化によるナフサ供給不安や原材料・エネルギー価格の変動、米国関税政策の世界経済への影響拡大懸念に加え、中国経済の減速などを背景に、先行き不透明感が一段と強まり、予断を許さない状況が続いています。世界の自動車生産台数は、日本やアジア各国における新車投入効果や、インドの市場拡大等はありましたが、米州での前年の自動車関税適用前の駆け込み需要に対する反動減、中国での景気減速やEV補助金減額等に伴う国内需要減少の影響などにより、世界全体の自動車生産台数は前年並みとなりました。このような状況のもと、当第1四半期連結累計期間における連結売上高は、中国や欧州では事業体制の見直し等により減収となりましたが、為替換算の影響や、日本・米州・アジアでの新規受注、当社受注車種の販売増等により、全体では前年同期比9.6%増収の2,408億円となりました。利益につきましては、中東情勢の悪化による原材料価格の高騰や米国関税政策の影響はあるものの、販売数量の増加や、各地域での改善合理化の推進により、営業利益は前年同期比39.1%増の165億円、経常利益は同46.6%増の184億円、親会社株主に帰属する四半期純利益は、政策保有株式の売却益を特別利益に計上したこと等から、同
44.8%増の146億円となりました。(2)当四半期の財政状態の概況-1.資産、負債、純資産に関する分析当第1四半期末の資産の残高は、現金及び預金等の流動資産が増加したこと等から、前期末に比べ89億円増加の9,151億円となりました。負債の残高は、賞与引当金が増加したこと等から、前期末に比べ32億円増加の2,333億円となりました。純資産の残高は、利益剰余金が増加したこと等から、前期末に比べ57億円増加の6,818億円となりました。-2.キャッシュ・フローに関する分析営業活動によるキャッシュ・フローは、税金等調整前四半期純利益208億円、減価償却費100億円を主体に371億円となり、法人税等を支払った結果、295億円(前年同期は337億円)の資金を確保いたしました。投資活動によるキャッシュ・フローは、定期預金の預入・払戻による純支出210億円に加え、設備投資122億円等の支出の結果、264億円の支出(前年同期は295億円の収入)となりました。財務活動によるキャッシュ・フローは、自己株式の取得22億円、配当金等の支払い107億円等を実施した結果、137億円(前年同期は178億円)の支出となりました。以上により、現金及び現金同等物の当第1四半期末残高は、前期末に比べ93億円減少の1,159億円となりました。
(3)連結業績予想などの将来予測情報に関する説明第2四半期以降も、中東情勢の長期化による生産台数の減少や、原材料・エネルギー価格の高騰、並びに米国、中国をはじめとする世界経済の減速懸念等により、経営環境は益々不透明な状況が続くことが想定されます。このような中、当社グループはグローバルでの生産体制の適正化を進めるとともに、生産性改善、および固定費削減などの合理化活動を継続してまいりますが、情勢が不透明なことから、2027年3月期の連結業績予想につきましては、2026年5月13日に公表した数値を据え置き、前期に対し減収の中、各利益段階では増益を予想しております。㈱小糸製作所(7276)2027年3月期 第1四半期決算短信
本記事は各社が開示した決算短信の記載を機械的に抽出・比較し、AIが要約したものです。数値・表現は原資料をご確認ください。投資判断はご自身の責任で行ってください。