※本記事は大林組が公開したIR資料(インベスターズガイド 2026年6月版)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は同資料公表時点のものです。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。
ガイドP.12〜13には、投資家が建設業界を理解するためのマクロデータがまとめられています。キーワードは「旺盛な建設投資」と「構造的な担い手不足」の同居、そして寡占的な業界構造です。
建設投資 — ピーク比8割水準まで回復
- 国内建設投資額:1992年度の83.9兆円をピークに2010年度には41.9兆円まで半減。その後回復し、2025年度見通しは75.5兆円
- 内訳は建築(政府・民間)・土木(政府・民間)の4区分で推移が示され、製造業の国内回帰や再開発、国土強靭化やインフラリニューアルなど需要は旺盛
建設就業者 — ピーク比約30%減と高齢化
| 項目 | 1997年 | 2024年 |
|---|---|---|
| 建設就業者数 | 685万人 | 477万人(1997年比▲約30%) |
| 55歳以上比率 | 24.1% | 36.7% |
| 29歳以下比率 | 22.0% | 11.7% |
就業者の減少と高齢化の進行により、担い手不足と技術伝承が業界課題となっています(グラフは国土交通省「令和7年度建設投資見通し」および総務省「労働力調査」をもとに同社作成)。この課題への大林組の対応は「担い手不足への挑戦」の記事で解説しています。

マーケットシェア — 主要23社で16.8%、大手5社では大林組が首位
- 国内建設市場に占める主要ゼネコン23社のシェアは16.8%(13.6兆円)、その他が83.2%(67.4兆円)〔2024年度・受注高ベース〕
- 主要23社の内訳:大手5社55.6%、準大手10社33.9%、中堅8社10.5%
| 大手5社 | 売上高 | 5社内シェア |
|---|---|---|
| 大林組 | 16,606億円 | 22.0% |
| 大成建設 | 16,378億円 | 21.7% |
| 鹿島建設 | 15,600億円 | 20.6% |
| 清水建設 | 15,015億円 | 19.8% |
| 竹中工務店 | 12,021億円 | 15.9% |
(国土交通省「建設工事受注動態統計調査」および各社決算短信等をもとに同社作成、2025年3月末時点)大手5社の売上高比較では大林組が16,606億円で首位です。

(出典:大林組「インベスターズガイド」2026年6月版 P.12〜13)
本記事は「大林組 インベスターズガイド2026」徹底解説シリーズの一部です。全体像・他の記事はハブ記事からご覧ください。
※本記事は大林組が公開したIR資料(インベスターズガイド 2026年6月版)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は同資料公表時点のものです。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。