※本記事は大林組が公開したIR資料(インベスターズガイド 2026年6月版)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は同資料公表時点のものです。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。
海外建設事業は連結売上高の約3割を占める、大林組の第2の柱です。ガイドP.15の2025年度実績と事業環境を整理します。
2025年度の実績 — 受注高は1兆2,046億円に拡大
| 指標 | 合計 | 内、建築 | 内、土木 |
|---|---|---|---|
| 連結完成工事高 | 8,439億円 | 5,079億円 | 3,360億円 |
| 連結受注高 | 1兆2,046億円 | 7,881億円 | 4,165億円 |
| 連結営業利益/利益率 | 267億円/3.2% | 119億円/2.4% | 147億円/4.4% |
完成工事高8,439億円に対し受注高が1兆2,046億円と大きく上回っており、手持工事が積み上がっています。利益率は建築2.4%・土木4.4%で、国内(建築9.1%・土木9.6%)対比では改善余地が残ります。
地域別売上高の構成推移(連結)
| 地域 | 2022年度 | 2023年度 | 2024年度 | 2025年度 |
|---|---|---|---|---|
| 北米 | 61.3% | 66.5% | 70.4% | 66.5% |
| アジア | 37.4% | 32.3% | 28.4% | 31.9% |
| その他 | 1.3% | 1.2% | 1.2% | 1.6% |
(※数値には海外建設事業以外の売上高を一部含む)北米が3分の2を占める構成が続いています。
事業環境
- 北米・建築:民間不動産デベロッパーなど金利政策等の影響により停滞していた設備投資は改善の兆し。半導体やデータセンター、公共の教育、民間施設の投資需要も継続
- 北米・土木:公共インフラ関連の建設投資が堅調に推移する見通し。水処理関連施設も安定的に投資が増加する見通し
- アジア:各国において設備投資が堅調に推移する見込み。エネルギーや交通インフラ関連の建設投資を中心に堅調に推移する見通し
主な実績
Genesis Marina(アメリカ・Webcor施工)、MnDOT Stone Arch Bridge(アメリカ・クレマー施工)、バードパラダイス(シンガポール・大林シンガポール施工)、ジャムナ鉄道橋 東工区パッケージWD-1(バングラデシュ)が掲載されています。

(出典:大林組「インベスターズガイド」2026年6月版 P.15)
本記事は「大林組 インベスターズガイド2026」徹底解説シリーズの一部です。全体像・他の記事はハブ記事からご覧ください。
※本記事は大林組が公開したIR資料(インベスターズガイド 2026年6月版)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は同資料公表時点のものです。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。