※本記事は大林組が公開したIR資料(インベスターズガイド 2026年6月版)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は同資料公表時点のものです。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。
大林組は「絶えず成長し続ける組織」を目指し、既存の事業領域にとどまらず新領域ビジネスに果敢に挑戦しています。カーボンニュートラルやウェルビーイングなどの社会課題の解決に取り組み、持続可能な社会に貢献することを最重要ミッションと位置づけています(ガイドP.22)。
注力領域の設定基準
注力領域は次の2点を踏まえて設定されています。
- 強みである「構想力」「実現力」「人間力」を発揮できる分野であること
- 今後成長が見込まれ、十分なビジネス機会を得られる市場規模があること
この基準のもと、「宇宙」「アグリ&バイオ」「都市プラットフォーム」「脱炭素」などが注力領域(EBO)として示されています。
イノベーション創出プロセス
ビジネスイノベーション推進室が中心となり、社内公募によるプロジェクトを推進。「アイデア創出→アイデア検証→顧客価値検証→ソリューション検証→製品&市場導入検証→事業化スタート→単年度黒字化→収益貢献」という探索・事業化・収益化の段階的プロセスが整備されています。最新のビジネスモデルや革新的技術の探索では、米国のSilicon Valley Ventures & Laboratoryとシンガポール拠点が連携し、グローバルでイノベーション創出を加速しています。
スピンオフした3つのグループ会社
| 会社 | 事業内容 |
|---|---|
| Plibot | 屋内外での搬送や清掃など多種多様な自律作業ロボットと顧客の所有設備を一つの統合制御プラットフォームにつなげ、自律作業の一元管理を可能とするソリューションを提供 |
| Oprizon | 日立ソリューションズと共同設立した日本初のスマートビル専業サービスプロバイダー。スマートビル化に必要な建設・設備・デジタル・システムすべてを統合したサービスをワンストップで提供 |
| mitasun | エッジコンピューティングなどデータ需要地に近接するデータセンター需要の拡大に対し、既存ビルの改修や建替えによる再生を起点に、既設電力網への負荷を低減しつつ地域との共生に配慮した都市分散型データセンターを開発 |
社内公募からスピンオフまでの一気通貫プロセスが、実際に3社の事業会社を生み出している点がこのページの見どころです。新領域ビジネスへの投資はM&A・資本提携・VC等950億円(P.30)の枠組みにも関連します。

(出典:大林組「インベスターズガイド」2026年6月版 P.22(関連:P.7・30))
本記事は「大林組 インベスターズガイド2026」徹底解説シリーズの一部です。全体像・他の記事はハブ記事からご覧ください。
※本記事は大林組が公開したIR資料(インベスターズガイド 2026年6月版)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は同資料公表時点のものです。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。