株式会社大林組

【大林組】中期経営計画2022の基本戦略 — 基盤強化から変革実践へ

成長戦略 2026.07.28
【大林組】中期経営計画2022の基本戦略 — 基盤強化から変革実践へ

※本記事は大林組が公開したIR資料(インベスターズガイド 2026年6月版)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は同資料公表時点のものです。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。

「中期経営計画2022」は2022〜2026年度の5カ年計画です。ガイドP.24では、期間前半を基盤強化、後半を変革実践と位置づける2段階構成と、3つの基本戦略のフェーズ別の取り組みが示されています(※一部は2024年5月の追補で更新)。

目次

2段階のフェーズ設計

  • 基盤強化:安全と品質の確保を実現するための事業基盤の強化への取り組みを徹底する。事業環境の変化は常に起こるものとして、必要な基盤強化への取り組みを継続
  • 変革実践:事業変革を進めて中長期的な成長への道筋を確立するとともに、連結営業利益1,000億円以上を安定的に達成する

基本戦略① 建設事業の基盤の強化と深化

  • 基盤強化フェーズ:安定的な収益確保の実現と技術伝承を見据えた受注ポートフォリオの構築/取引条件の改定を含む資材価格等変動リスクの抑制/BPR(ビジネス・プロセス・リエンジニアリング)/人材確保と育成、サプライチェーンの維持・強化・拡大/改正労働基準法による残業時間上限規制適用への対応
  • 変革実践フェーズ:社会ニーズに応える付加価値の提案、差別化技術の開発/建設バリューチェーンの強化と建設サービスの領域拡大/革新的な建設生産システムによる生産性向上の実現

基本戦略② 技術とビジネスのイノベーション

  • 基盤強化フェーズ:生産力強化に資する新規技術の実装段階への早期移行/革新的な建設生産システムの構築
  • 変革実践フェーズ:新たな事業分野での新たな顧客提供価値の実現/カーボンニュートラルやウェルビーイング等の社会課題の解決につながるビジネスモデルの創出と技術の獲得/サーキュラー・ティンバー・コンストラクションの推進

基本戦略③ 持続的成長のための事業ポートフォリオの拡充

  • ROIC、ROEを指標に採用し、資本効率を重視した経営を推進
  • 5つの事業分野への資源投入による成長基盤の確立、事業ポートフォリオの拡充および再編・整理

戦略③で導入されたROIC・ROEは、経営指標目標(P.25)で具体的な数値目標となり、2025年度はROIC8.4%・ROE14.4%と目標を大きく上回る水準に達しています。

中期経営計画2022の基本戦略
中期経営計画2022の基本戦略 (出典:大林組「インベスターズガイド」2026年6月版 P.24)

(出典:大林組「インベスターズガイド」2026年6月版 P.24(関連:P.25))

本記事は「大林組 インベスターズガイド2026」徹底解説シリーズの一部です。全体像・他の記事はハブ記事からご覧ください。

※本記事は大林組が公開したIR資料(インベスターズガイド 2026年6月版)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は同資料公表時点のものです。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。

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