株式会社大林組

【大林組】北米事業 — M&Aで売上5,647億円へ、GCON買収で半導体・DC施工を強化

成長戦略 2026.07.28
【大林組】北米事業 — M&Aで売上5,647億円へ、GCON買収で半導体・DC施工を強化

※本記事は大林組が公開したIR資料(インベスターズガイド 2026年6月版)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は同資料公表時点のものです。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。

北米は大林組の海外戦略の主戦場です。北米支店を中心に子会社の業績の安定化を図り、事業地域・事業領域をM&Aにより戦略的に拡充して継続的成長を目指すと明記されています。2025年度の北米事業売上高(連結)は5,647億円と、2005年度(904億円)から約6倍に拡大しました。

目次

グループ会社の顔ぶれ(2025年度売上高)

会社名主な事業主なエリア2025年度売上高
ウェブコー建築(オフィス、商業・教育・医療施設など)カリフォルニア州1,815億円
MWH土木(水処理施設)コロラド州など全米各地1,468億円
クレマー土木(橋梁・道路)ウィスコンシン州など全米各地986億円
E.W.ハウエル建築(教育施設、オフィス、医療福祉施設、文化施設など)ニューヨーク州451億円
ケナイダン土木(交通インフラ、土木関連分野など)カナダ・オンタリオ州375億円
J.E.ロバーツ大林建築(住宅)サンフランシスコ地域317億円
大林組(単体)土木全米各地220億円
GCON※建築(半導体施設、データセンターなど)アリゾナ州、ニューメキシコ州、オレゴン州他

(※GCONは2025年度第3四半期に連結子会社化)建築・土木の両分野で、東西海岸・中西部・カナダをカバーする布陣です。

大林組の北米グループ会社
北米グループ会社の概要 (出典:大林組「インベスターズガイド」2026年6月版 P.16)

60年の歴史とM&Aの系譜

北米事業の起点は1966年のサーフライダーホテル建設工事受注(ハワイ州)に遡ります。1979年には日本の建設会社として初めて米国公共工事(サンフランシスコ市下水道工事)を受注。2007年のウェブコー買収以降はM&Aを積極的に推進し、買収子会社の成長とあわせて事業規模を拡大してきました。

  • 2007年:ウェブコー買収(建築)/2010年:北米統括事務所設立
  • 2011年:ケナイダン買収(土木・カナダ)/2012年:JSビルダーズ設立(建築・関連会社)
  • 2013年:J.E.ロバーツ株式を買い増しし子会社化(建築)/2014年:クレマー買収(道路・橋梁工事など)
  • 2019年:北米支店設立
  • 2023年:MWH買収(水処理関係工事)、E.W.ハウエル買収(建築)
  • 2025年:GCON買収(建築:半導体施設・データセンター)

(北米事業売上高のドルベース表記は、円貨ベースを各年度末の対ドルレートで便宜的に割り戻した参考値として掲載されています)

北米事業の成長推移
北米事業売上高の推移とM&Aの歩み (出典:大林組「インベスターズガイド」2026年6月版 P.17)

(出典:大林組「インベスターズガイド」2026年6月版 P.16〜17)

本記事は「大林組 インベスターズガイド2026」徹底解説シリーズの一部です。全体像・他の記事はハブ記事からご覧ください。

※本記事は大林組が公開したIR資料(インベスターズガイド 2026年6月版)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は同資料公表時点のものです。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。

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