※本記事は大林組が公開したIR資料(インベスターズガイド 2026年6月版)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は同資料公表時点のものです。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。
北米は大林組の海外戦略の主戦場です。北米支店を中心に子会社の業績の安定化を図り、事業地域・事業領域をM&Aにより戦略的に拡充して継続的成長を目指すと明記されています。2025年度の北米事業売上高(連結)は5,647億円と、2005年度(904億円)から約6倍に拡大しました。
グループ会社の顔ぶれ(2025年度売上高)
| 会社名 | 主な事業 | 主なエリア | 2025年度売上高 |
|---|---|---|---|
| ウェブコー | 建築(オフィス、商業・教育・医療施設など) | カリフォルニア州 | 1,815億円 |
| MWH | 土木(水処理施設) | コロラド州など全米各地 | 1,468億円 |
| クレマー | 土木(橋梁・道路) | ウィスコンシン州など全米各地 | 986億円 |
| E.W.ハウエル | 建築(教育施設、オフィス、医療福祉施設、文化施設など) | ニューヨーク州 | 451億円 |
| ケナイダン | 土木(交通インフラ、土木関連分野など) | カナダ・オンタリオ州 | 375億円 |
| J.E.ロバーツ大林 | 建築(住宅) | サンフランシスコ地域 | 317億円 |
| 大林組(単体) | 土木 | 全米各地 | 220億円 |
| GCON※ | 建築(半導体施設、データセンターなど) | アリゾナ州、ニューメキシコ州、オレゴン州他 | — |
(※GCONは2025年度第3四半期に連結子会社化)建築・土木の両分野で、東西海岸・中西部・カナダをカバーする布陣です。

60年の歴史とM&Aの系譜
北米事業の起点は1966年のサーフライダーホテル建設工事受注(ハワイ州)に遡ります。1979年には日本の建設会社として初めて米国公共工事(サンフランシスコ市下水道工事)を受注。2007年のウェブコー買収以降はM&Aを積極的に推進し、買収子会社の成長とあわせて事業規模を拡大してきました。
- 2007年:ウェブコー買収(建築)/2010年:北米統括事務所設立
- 2011年:ケナイダン買収(土木・カナダ)/2012年:JSビルダーズ設立(建築・関連会社)
- 2013年:J.E.ロバーツ株式を買い増しし子会社化(建築)/2014年:クレマー買収(道路・橋梁工事など)
- 2019年:北米支店設立
- 2023年:MWH買収(水処理関係工事)、E.W.ハウエル買収(建築)
- 2025年:GCON買収(建築:半導体施設・データセンター)
(北米事業売上高のドルベース表記は、円貨ベースを各年度末の対ドルレートで便宜的に割り戻した参考値として掲載されています)

(出典:大林組「インベスターズガイド」2026年6月版 P.16〜17)
本記事は「大林組 インベスターズガイド2026」徹底解説シリーズの一部です。全体像・他の記事はハブ記事からご覧ください。
※本記事は大林組が公開したIR資料(インベスターズガイド 2026年6月版)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は同資料公表時点のものです。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。