住友電気工業

住友電気工業、2025年度は売上高5.1兆円・営業利益4,182億円で過去最高益を更新 26年度も増収増益を見込む

決算サマリー 2026.07.28
住友電気工業、2025年度は売上高5.1兆円・営業利益4,182億円で過去最高益を更新 26年度も増収増益を見込む

※本記事は住友電気工業が公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。

住友電気工業は2025年度(2026年3月期)連結決算で、売上高51,102億円(前期比+9%)、営業利益4,182億円(同+30%)、経常利益4,313億円(同+39%)、親会社株主に帰属する当期純利益3,695億円(同+91%)と、売上高・営業利益・経常利益・純利益のすべてで過去最高を更新した。データセンター向け光配線製品・光デバイスなどの拡販や銅価格上昇に加え、品種構成改善・生産性改善・売値改善が寄与し、純利益は住友電設売却の特別利益も加わり大幅増益となった。2026年度は住友電設の連結除外があるものの、情報通信セグメントの改善などにより売上高・営業利益・経常利益で過去最高を更新する見込み。

目次

連結業績(当期 実績)

2025年度は売上高が初めて5兆円の大台に到達し、営業利益率も8.2%と過去最高を更新した。ROIC(税引前)は14.7%、ROEは14.7%となった。

項目当期(2025年度)実績前期(2024年度)実績前期比
売上高51,102億円46,798億円+9%
営業利益4,182億円3,207億円+30%
経常利益4,313億円3,095億円+39%
親会社株主に帰属する当期純利益3,695億円1,938億円+91%
ROIC(税引前)14.7%9.3%
ROE14.7%8.6%

セグメント別売上高・営業利益の状況(当期実績)

全ての事業セグメントで営業利益が過去最高を更新した。特に情報通信はデータセンター関連製品の需要拡大により営業利益が前期比+575億円と大きく伸長。自動車は売上高が2兆9,372億円と最大セグメントを維持した。

セグメント指標当期(2025年度)実績前期(2024年度)実績
環境エネルギー売上高11,788億円10,813億円
環境エネルギー営業利益906億円787億円
情報通信売上高3,266億円2,233億円
情報通信営業利益774億円199億円
自動車売上高29,372億円27,347億円
自動車営業利益1,797億円1,724億円
エレクトロニクス売上高4,091億円3,772億円
エレクトロニクス営業利益395億円293億円
産業素材他売上高3,884億円3,727億円
産業素材他営業利益314億円206億円
合計売上高51,102億円46,798億円
合計営業利益4,182億円3,207億円
セグメント別売上高・営業利益(2025年度実績)
出典:2025年度の業績と2026年度の見通し P.6

通期業績予想(2026年度)

2026年度は住友電設が連結対象から外れる一方、情報通信セグメントの改善でカバーし、売上高・営業利益・経常利益は過去最高を更新する見込み。純利益は住友電設売却益を除いた実力ベースでは増益を見込む。セグメント別では情報通信・自動車・産業素材他で営業利益の過去最高更新を見込む。

項目2026年度予想前期(2025年度)実績
売上高53,000億円51,102億円
営業利益4,250億円4,182億円
経常利益4,320億円(住友電設売却益を除くベース)4,313億円
親会社株主に帰属する当期純利益3,200億円3,695億円(住友電設売却益を除く実力ベースでは2,993億円)
ROIC(税引前)11.9%14.7%(実力ベースでは12.5%)
ROE11.4%14.7%(実力ベースでは11.9%)
セグメント指標2026年度予想2025年度実績
環境エネルギー売上高10,600億円11,788億円
環境エネルギー営業利益440億円906億円
情報通信売上高5,000億円3,266億円
情報通信営業利益1,300億円774億円
自動車売上高30,400億円29,372億円
自動車営業利益1,840億円1,797億円
エレクトロニクス売上高4,100億円4,091億円
エレクトロニクス営業利益330億円395億円
産業素材他売上高4,200億円3,884億円
産業素材他営業利益340億円314億円
合計売上高53,000億円51,102億円
合計営業利益4,250億円4,182億円
セグメント別売上高・営業利益(2026年度予想)
出典:2025年度の業績と2026年度の見通し P.12

株主還元

2025年度(当期)の年間配当金は154円/株(中間50円、期末104円)で、前期の97円から増配した。また、普通株式1株を4株に分割することを決定(基準日2026年6月30日、効力発生日2026年7月1日)。目的は投資単位の引下げによる投資家にとっての投資しやすさの向上と、投資家層のさらなる拡大。2026年3月期の期末配当金104円は分割前の株式が対象。2027年3月期の配当予想は分割後ベースで中間19円・期末20円の年間39円(分割前換算では156円相当)。

株式分割の概要
出典:2025年度の業績と2026年度の見通し P.25

中期経営計画2028/トピック

「2030ビジョン」に向けた第二ステップとして、2028年度までの「中期経営計画2028」を策定(詳細は別資料で説明)。2028年度目標として、売上高60,000億円、営業利益6,000億円、ROIC(税引前)15%以上、ROE13%以上を掲げる。設備投資は2026年度に3,500億円を計画し、データセンター関連製品(InP基板・光ファイバ・光コネクタ・DC棟内用光デバイス)の生産能力増強に注力する。なお、今回公表の業績予想には中東情勢緊迫化による下振れリスクは織り込んでいない。

※本記事は住友電気工業が公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。

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