※本記事は三菱電機が公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。
三菱電機は2026年3月期(25年度)決算を発表した。売上高は5兆8,947億円(前年度比+3,730億円)、ネクストステージ影響を除く営業利益は5,384億円(同+1,466億円)となり、売上高・営業利益ともに過去最高を更新した。インフラ部門、ライフ部門、FAシステム事業の規模拡大やインダストリー・モビリティ部門、ライフ部門の価格改善などが寄与し、空調・家電事業を除く全てのサブセグメントで前年度比増益となった。フリー・キャッシュ・フローは2,315億円(営業キャッシュ・フロー5,759億円、投資キャッシュ・フロー△3,444億円)を確保した。
連結業績(25年度 実績)
25年度の連結業績は以下の通り。ネクストステージ支援制度特別措置の影響額△1,053億円を除いた営業利益は5,384億円(前年度比+1,466億円、137%)、当該影響を含む営業利益は4,330億円(同+412億円、111%)だった。
| 項目 | 25年度 | 24年度 | 前年度比 |
|---|---|---|---|
| 売上高 | 58,947 | 55,217 | +3,730(107%) |
| ネクストステージ除く営業利益 | 5,384 | 3,918 | +1,466(137%) |
| 営業利益率(ネクストステージ除く) | 9.1% | 7.1% | +2.0pt |
| ネクストステージ影響額 | △1,053 | – | △1,053 |
| 営業利益 | 4,330 | 3,918 | +412(111%) |
| 営業利益率 | 7.3% | 7.1% | +0.2pt |
| 税引前当期純利益 | 5,260 | 4,372 | +888(120%) |
| 親会社株主に帰属する当期純利益 | 4,077 | 3,240 | +836(126%) |
セグメント別の状況
セグメント別では、インフラ(社会システム/エネルギーシステム/防衛・宇宙システム)、インダストリー・モビリティ(FAシステム/自動車機器)ともに売上高・営業利益が増加。ライフ(ビルシステム/空調・家電)は売上高が増加したが、空調・家電は為替影響や費用増、素材高騰影響などにより前年度比減益となった。デジタルイノベーション、セミコンダクター・デバイスも増収増益。
| セグメント | 売上高(前年度比) | 営業利益(前年度比) | 営業利益率(前年度比) |
|---|---|---|---|
| インフラ | 14,634億円(+2,384) | 1,547億円(+652) | 10.6%(+3.3pt) |
| 社会システム | 5,686億円(+936) | 688億円(+353) | 12.1%(+5.0pt) |
| エネルギーシステム | 4,733億円(+771) | 453億円(+178) | 9.6%(+2.7pt) |
| 防衛・宇宙システム | 4,214億円(+676) | 405億円(+121) | 9.6%(+1.6pt) |
| インダストリー・モビリティ | 16,738億円(+290) | 1,310億円(+484) | 7.8%(+2.8pt) |
| FAシステム | 7,982億円(+726) | 766億円(+298) | 9.6%(+3.2pt) |
| 自動車機器 | 8,756億円(△435) | 544億円(+186) | 6.2%(+2.3pt) |
| ライフ | 23,182億円(+1,330) | 1,705億円(+132) | 7.4%(+0.2pt) |
| ビルシステム | 7,078億円(+418) | 667億円(+165) | 9.4%(+1.9pt) |
| 空調・家電 | 16,103億円(+912) | 1,038億円(△33) | 6.4%(△0.7pt) |
| デジタルイノベーション | 1,580億円(+111) | 119億円(+10) | 7.6%(+0.2pt) |
| セミコンダクター・デバイス | 2,871億円(+7) | 475億円(+69) | 16.6%(+2.4pt) |

通期業績予想(26年度)
26年度の業績見通しは、売上高6兆2,000億円(前年度比+3,052億円、105%)、調整後営業利益5,900億円(同+887億円、118%)と、売上高・調整後営業利益ともに過去最高を更新する見通し。防衛システム事業、FAシステム事業、ライフ部門の拡大などが牽引する。
| 項目 | 26年度予想 | 25年度(実績) | 前年度比 |
|---|---|---|---|
| 売上高 | 62,000 | 58,947 | 105% |
| 調整後営業利益 | 5,900 | 5,012 | 118% |
| 調整後営業利益率 | 9.5% | 8.5% | +1.0pt |
| 税引前当期純利益 | 6,400 | 5,260 | 122% |
| 親会社株主に帰属する当期純利益 | 4,750 | 4,077 | 117% |

株主還元
本資料(補足説明資料)には配当金や自己株式取得に関する具体的な記載はない。開示なし。
トピック
25年度はネクストステージ支援制度特別措置の実施により営業利益に△1,053億円の影響があった。26年度業績見通しについては、中東情勢による原油由来の原材料・物流費の高騰影響を織り込んでいるとしている。
※本記事は三菱電機が公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。