大塚ホールディングス

大塚ホールディングス、2025年12月期は増収増益で売上収益・各利益とも過去最高を更新

決算サマリー 2026.07.28
大塚ホールディングス、2025年12月期は増収増益で売上収益・各利益とも過去最高を更新

※本記事は大塚ホールディングスが公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。

大塚ホールディングスは2026年2月13日、2025年12月期(通期)の決算説明資料を公表した。売上収益は前期比6.0%増の2兆4,689億円、事業利益は同3.6%増の4,461億円、当期利益は同5.8%増の3,632億円となり、売上収益とすべての利益項目で過去最高を更新した。医療関連事業のグローバル製品・ロイヤリティ収入の増加やNC関連事業の増収が業績を牽引した。2026年12月期は主要製品のLOE(特許切れ)影響等により事業利益は減益を見込む一方、株主還元は強化する方針。

目次

連結業績(2025年12月期 実績)

売上収益・売上原価・販管費・研究開発費・事業利益・営業利益・当期利益はいずれも2025年12月期期首計画(2025年10月公表)を上回って着地した。事業利益は、売上総利益の増加(+1,003億円)が、ジンアークのLOE影響(-550億円)や研究開発費増(-386億円)、販管費増(-462億円)を上回り増益となった。

項目FY2025実績FY2024実績増減率
売上収益24,689億円23,299億円+6.0%
売上原価6,991億円6,604億円+5.9%
販売費・一般管理費10,045億円9,583億円+4.8%
研究開発費3,528億円3,142億円+12.3%
事業利益4,461億円4,305億円+3.6%
営業利益4,794億円3,236億円+48.2%
当期利益3,632億円3,431億円+5.8%
ROE12.6%13.4%-0.8ppt

セグメント別(医療関連事業/NC関連事業)の状況

医療関連事業は売上収益が前期比7.1%増の1兆7,442億円、事業利益は同2.9%増の4,020億円。ジンアークの米国後発品発売(2025年5月)の影響がある一方、レキサルティやエビリファイ メンテナの好調、ロイヤリティ収入の増加が寄与した。NC関連事業は売上収益が同3.7%増の5,777億円、事業利益は同7.4%増の689億円。For Women’s HealthとFor Healthier Lifeを中心に全カテゴリーで増収した。

セグメント指標FY2025実績FY2024実績
医療関連事業売上収益17,442億円16,290億円
医療関連事業事業利益4,020億円3,906億円
NC関連事業売上収益5,777億円5,570億円
NC関連事業事業利益689億円641億円
医療関連事業の売上収益概要
出典:4578_大塚ホールディングス_2025年12月期_通期_説明資料 P.19(医療関連事業|売上収益の概要)
NC関連事業の売上収益概要
出典:4578_大塚ホールディングス_2025年12月期_通期_説明資料 P.20(NC関連事業|売上収益の概要)

主要医療用製品の動向

レキサルティは米国売上高がFY2025実績310億円からFY2026計画345億円(+11.1%)に伸長する計画。エビリファイ メンテナ・アシムトファイは米国で堅調に推移している。ジンアークは2025年5月の米国後発品発売以降、浸透は想定より緩やかに進んでいる。センタナファジン(ADHD治療薬)は米国で新薬承認申請中、優先審査に指定されPDUFA(審査完了予定日)は2026年7月24日、ピークセールス目安は1,000億円以上。VOYXACT(シベプレンリマブ)はIgA腎症を適応症として2025年度に米国で承認され、第4次中期経営計画期間中に売上1,000億円以上を目指す。

レキサルティの売上・処方箋数推移
出典:4578_大塚ホールディングス_2025年12月期_通期_説明資料 P.47(レキサルティによる社会課題に対する取り組み)

2026年12月期 通期業績見通し

2026年12月期は売上収益が前期比2.1%増の2兆5,200億円を見込む一方、事業利益は主要製品のLOE及び国内薬価改定の影響(-2,000億円)、新製品上市に伴う販管費・研究開発費の増加等により同20.4%減の3,550億円を計画。2024年6月公表の第4次中期経営計画数値(2,700億円)は850億円上回る水準としている。

項目FY2026計画FY2025実績増減率
売上収益25,200億円24,689億円+2.1%
事業利益3,550億円4,461億円-20.4%
営業利益3,600億円4,794億円-24.9%
当期利益2,650億円3,632億円-27.0%
ROE8.5%超12.6%
2026年度連結業績見通し
出典:4578_大塚ホールディングス_2025年12月期_通期_説明資料 P.21(連結業績|FY2026見通し)

株主還元

第4次中期経営計画期間の年間配当は2024年度の120円から2025年度以降140円(一部予定)に増配。足元の業績好調に加えVOYXACT等の次世代成長ドライバーの進捗により将来の成長の確実性が高まっているとして、500億円の自己株式取得を2026年中に実施することを決定した。2026年2月時点で現時点確定済みの第4次中計5年間累計の株主還元総額は3,800億円+α。

中期経営計画・トピック

第4次中期経営計画期間について、医療・NC関連事業ともに成長する中、レキサルティ等主要製品のLOEや新製品上市に係る費用等により2026年の事業利益は減益となるが、速やかに成長軌道へ転換する見通し。2035年に向けては連結売上収益3.5兆円を目指し、精神神経・自己免疫・希少疾患・がんの4領域とNC関連事業を軸に事業ポートフォリオを強化する方針。

※本記事は大塚ホールディングスが公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。

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