塩野義製薬

塩野義製薬、2025年度は増収増益で創業来最高益 売上収益4,997億円・当期利益2,052億円

決算サマリー 2026.07.28
塩野義製薬、2025年度は増収増益で創業来最高益 売上収益4,997億円・当期利益2,052億円

※本記事は塩野義製薬が公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。

塩野義製薬は2026年5月12日、2025年度(2026年3月期)決算を発表した。売上収益は4,997億円(前期比14.0%増)、営業利益は1,667億円(同6.5%増)、税引前利益は2,389億円(同19.0%増)、親会社の所有者に帰属する当期利益は2,052億円(同20.4%増)となり、売上収益および全ての利益項目で創業来の過去最高業績を更新した。売上収益と営業利益は4期連続で過去最高を更新している。2026年3月31日にはViiV Healthcare Ltd.の株式取得を完了して持分法適用関連会社化したほか、2026年4月1日にはエダラボンの主要国・地域における全ての権利移行と米国事業会社の事業開始が完了した。

目次

連結業績(2025年度 実績)

営業利益は事業投資および米国事業に関連する費用の計上や開発品の臨床試験結果等を勘案した減損損失などにより通期予想比90.1%にとどまった一方、税引前利益はViiV社からの配当金増加や為替差益等により通期予想比103.0%、親会社の所有者に帰属する当期利益は通期予想比109.1%となった。対前年ではすべての項目で増収増益。

項目2025年度実績通期予想予想達成率2024年度実績対前年UP率
売上収益4,997億円5,000億円99.9%4,383億円14.0%
営業利益1,667億円1,850億円90.1%1,566億円6.5%
税引前利益2,389億円2,320億円103.0%2,008億円19.0%
親会社の所有者に帰属する当期利益2,052億円1,880億円109.1%1,704億円20.4%
EBITDA1,877億円2,060億円91.1%1,793億円4.7%
2025年度 連結経営成績
出典:2025年度決算説明資料 P.5

事業別売上収益(2025年度 実績)

国内医療用医薬品は1,235億円(前期比25.0%増、鳥居薬品の売上寄与や急性呼吸器感染症薬の減少影響を含む)、海外子会社/輸出は650億円(同9.9%増、欧米のセフィデロコルの売上増加等)、ロイヤリティー収入は2,786億円(同13.9%増、うちHIVフランチャイズは2,613億円で同8.7%増)となった。

事業2025年度実績2024年度実績対前年UP率
国内医療用医薬品1,235億円988億円25.0%
海外子会社/輸出650億円591億円9.9%
製造受託151億円173億円△12.7%
一般用医薬品150億円168億円△10.5%
ロイヤリティー収入2,786億円2,447億円13.9%
(うちHIVフランチャイズ)2,613億円2,404億円8.7%
合計4,997億円4,383億円14.0%
2025年度 事業別売上収益
出典:2025年度決算説明資料 P.7

通期業績予想(2026年度)

2026年度の通期予想は、売上収益7,000億円(前期比40.1%増)、営業利益2,200億円(同32.0%増)、税引前利益2,200億円(同7.9%減)、親会社の所有者に帰属する当期利益2,100億円(同2.4%増)。売上収益は2030年Visionの8,000億円目標に向け大きく拡大し、売上収益・営業利益は5期連続、親会社の所有者に帰属する当期利益は3期連続で過去最高を更新予定としている。

項目2026年度予想2025年度実績対前年UP率
売上収益7,000億円4,997億円40.1%
営業利益2,200億円1,667億円32.0%
税引前利益2,200億円2,389億円△7.9%
親会社の所有者に帰属する当期利益2,100億円2,052億円2.4%
EBITDA3,150億円1,877億円67.8%
事業2026年度予想2025年度実績対前年UP率
国内医療用医薬品1,786億円1,235億円44.7%
海外子会社/輸出1,752億円650億円169.7%
ロイヤリティー収入3,106億円2,786億円11.5%
(うちHIVフランチャイズ)2,760億円2,613億円5.6%
合計7,000億円4,997億円40.1%
2026年度 業績予想
出典:2025年度決算説明資料 P.11

株主還元

期末配当金は前回の配当予想から1株当たり5円増配し38円を予定。年間配当金は14期連続増配となる71円を予定しており、2026年度は15期連続の増配を予定(年間配当金76円予定)。株主還元方針として、成長に応じて安定的に配当金額を増加させることを目指すとともに、投資状況や市況によって機動的な自己株式取得を実施し、DOE(自己資本配当率)やROE(自己資本利益率)を勘案して柔軟に利益を還元するとしている。

株主還元(1株当たり配当金の推移)
出典:2025年度決算説明資料 P.40

トピック(M&Aによる事業体制の変化)

2026年3月31日にViiV Healthcare Ltd.の株式取得を完了し、持分法適用関連会社化した(当社持分は10%から21.7%に増加)。2026年4月1日にはエダラボンの主要国・地域における全ての権利を当社へ移行し、同日付けで米国事業会社が事業を開始した(一部の国・地域における権利については、今後所定の手続きを経て順次移行される予定)。

※本記事は塩野義製薬が公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。

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