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ゆうちょ銀行、2026年3月期は純利益5,255億円で3期連続最高益 2026年度は6,600億円を予想

決算サマリー 2026.07.28
ゆうちょ銀行、2026年3月期は純利益5,255億円で3期連続最高益 2026年度は6,600億円を予想

※本記事はゆうちょ銀行が公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。

ゆうちょ銀行の2026年3月期(2025年度)決算は、親会社株主純利益5,255億円(前年度比+1,112億円、+26.8%)となり、3期連続で上場来最高益を更新した。経常利益は7,591億円(前年度比+1,746億円)で、通期業績予想7,200億円に対する達成率は105.4%、親会社株主純利益は通期予想5,000億円に対し105.1%の達成率となった。資金利益は外債投資信託からの収益や国債利息の増加等により前年度比3,510億円増加の1兆3,078億円、役務取引等利益は前年度比112億円増加の1,675億円。2026年度は経常利益9,550億円、親会社株主純利益6,600億円を予想し、4期連続の最高益更新を目指す。

目次

連結業績(2025年度 実績)

連結粗利益は14,072億円(前年度比+3,616億円)。内訳は資金利益13,078億円(+3,510億円)、役務取引等利益1,675億円(+112億円)、その他業務利益△681億円(△6億円)。経費(除く臨時処理分)は9,459億円(+302億円)。臨時損益は、プライベートエクイティファンド等からの収益が増加したものの、株式のリスク調整オペレーションに伴う売却益の減少により前年度比1,566億円減少の2,979億円となった。ROE(株主資本ベース)は5.30%(+1.02pt)、OHR(金銭の信託運用損益等を含むベース)は55.51%(△5.87pt)。

項目2025年度2024年度増減
連結粗利益14,07210,456+3,616
資金利益13,0789,567+3,510
役務取引等利益1,6751,563+112
その他業務利益△681△674△6
経費(除く臨時処理分)9,4599,156+302
連結業務純益4,6111,299+3,312
臨時損益2,9794,546△1,566
経常利益7,5915,845+1,746
親会社株主純利益5,2554,143+1,112
ROE(株主資本ベース、%)5.304.28+1.02
OHR(%)55.5161.38△5.87
1株当たり配当金(円)7458+16

資産運用の状況(単体)

2025年度末の運用資産合計は223.1兆円(前年度末比△7.1兆円)。有価証券は145.4兆円(構成比65.1%)に増加し、うち国債は41.4兆円(構成比18.5%)、外国証券等は88.3兆円(構成比39.5%、うち外国債券29.0兆円、投資信託59.1兆円)。金銭の信託は6.2兆円(うち国内株式8,008億円)、貸出金は4.4兆円に増加する一方、預け金等は54.5兆円に減少した。

区分2025年度末2024年度末増減
有価証券1,453,7401,435,653+18,087
国債414,378403,426+10,952
地方債・社債等156,790157,963△1,172
外国証券等882,570874,263+8,307
うち外国債券290,136278,237+11,899
うち投資信託590,566594,373△3,806
金銭の信託62,22857,219+5,008
うち国内株式8,0086,165+1,843
貸出金43,72131,305+12,415
預け金等545,270648,880△103,610
運用資産合計2,230,9682,302,448△71,479
資産運用の状況(単体)
出典:2026年3月期決算説明資料 P.7

財務健全性(自己資本比率)

2025年度末の自己資本比率(連結・国内基準)は14.93%(前年度末比△0.14pt)。自己資本の額は9兆5,720億円(前年度末比+1,981億円)、リスク・アセット等の額の合計額は64兆728億円(+19,417億円)。CET1比率(国際統一基準、経過措置、その他有価証券評価益除く)は11.03%(前年度末11.77%)、バーゼルⅢ最終化・完全適用ベースの試算値(その他有価証券評価益除く)は9.85%。

項目2025年度末2024年度末増減
自己資本比率(国内基準、連結)14.93%15.08%△0.14pt
自己資本の額(億円)95,72093,738+1,981
リスク・アセット等の額の合計額(億円)640,728621,310+19,417
CET1比率(経過措置、その他有価証券評価益除く)11.03%11.77%△0.73pt
CET1比率(完全適用、その他有価証券評価益除く)9.85%
自己資本比率の推移(連結)
出典:2026年3月期決算説明資料 P.9

通期業績予想

2026年度の連結業績は、経常利益9,550億円、親会社株主純利益6,600億円を予想。株式のリスク調整オペレーションに伴う売却益の減少や営業経費の増加が見込まれる一方、国内金利の上昇に伴う日本国債からの収益増加等を主因に、2025年度対比増益の計画としている。

項目2026年度予想2025年度実績
資金収支等17,82015,363
役務取引等利益1,7001,675
営業経費9,9709,464
経常利益9,5507,591
親会社株主純利益6,6005,255
業績予想(連結)
出典:2026年3月期決算説明資料 P.12

株主還元

2025年度の1株当たり配当金は74円で、2026年2月に上方修正・公表した配当予想70円から4円増額となった。2026年度の1株当たり配当金は、通期業績予想と株主還元方針に基づき93円(前年度比+19円、配当性向50.1%)を予想。配当性向は50%程度を基本とし、利益成長を通じた累進的な配当を実施する方針で、当行の運用ポートフォリオの状況を踏まえ、年1回の期末配当とする方針。あわせて、500株(5単元)以上を3年以上継続保有する株主に5,000円相当のカタログギフトを贈呈する長期保有優遇を新設した(2027年度適用開始)。

項目2025年度実績2026年度予想
1株当たり配当金74円(期末74円)93円(期末93円)
配当総額2,636億円3,313億円
配当性向50.3%50.1%

中期経営計画の達成状況

中期経営計画(2021年度~2025年度)の財務目標に対し、2025年度実績は当期純利益5,255億円(目標4,000億円以上)、ROE(株主資本ベース)5.30%(目標4.0%以上)、OHR(金銭の信託運用損益等を含むベース)55.51%(目標62%以下)、営業経費は2020年度対比△629億円の削減(25年度目標△690億円)。自己資本比率(国内基準)は2026年3月末14.93%(目標10%程度<平時の目標水準>)、CET1比率(国際統一基準、その他有価証券評価益除く、完全適用ベース)は9.85%(目標10%程度<平時の目標水準>)。KPIでは、戦略投資領域残高15.1兆円(26/3末目標14兆円程度)、リスク性資産残高109.0兆円(26/3末目標114兆円程度)、NISA口座数87万口座(26/3末目標94万口座)、通帳アプリ登録口座数1,662万口座(26/3末目標1,600万口座)。

中期経営計画の達成状況
出典:2026年3月期決算説明資料 P.15

※本記事はゆうちょ銀行が公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。

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