※本記事は大林組が公開したIR資料(インベスターズガイド 2026年6月版)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は同資料公表時点のものです。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。
ガイドP.7は、大林組のアイデンティティを「誇り」「強み」「持続的成長の方向性」の3層で説明しています。同社を理解するうえで最も凝縮されたページであり、各要素を分解して整理します。
誇り — 三箴と誠実なものづくり
創業以来受け継がれる「三箴(さんしん)— 良く、廉く、速い」の精神を礎とした「誠実なものづくり」が誇りとして掲げられています。三箴は1935年に「現場従業員指針」の刊行により明文化されたもので(P.6)、90年にわたり企業文化の核であり続けています。
強み — 人材と「3つの力」
強みは世界で通用する8,000人を優に超える建設エンジニアと、「誠実なものづくり」を実現し続けるため受け継ぎ培ってきた3つの力です。
| 力 | 意味 |
|---|---|
| 構想力 | 時代の先を思い描く |
| 実現力 | 必ずかたちにしてみせる |
| 人間力 | 一人ひとりに真摯に向き合う |
この3つの力は、新領域ビジネスの注力領域を設定する基準(「強みである構想力・実現力・人間力を発揮できる分野であること」P.22)にも使われており、単なるスローガンではなく事業選択の物差しとして機能しています。
持続的成長の方向性 — 「国内建設と同等以上」を目指すポートフォリオ
持続的成長の方向性として、国内建設事業を中核とし、グローバルに多様な事業を展開するポートフォリオが示され、「国内建設事業以外の事業が国内建設事業と同等以上の業績を創出することを目指す」と明記されています。培ってきた3つの力を活かし、新たな領域へ拡大する方針です。
現状(2025年度)は営業利益の74.5%を国内建設事業が占めており(P.4)、この目標との距離が、海外建設・開発・グリーンエネルギー・新領域という成長投資の方向性(P.30)を規定しています。

(出典:大林組「インベスターズガイド」2026年6月版 P.7(関連:P.4・6・22・30))
本記事は「大林組 インベスターズガイド2026」徹底解説シリーズの一部です。全体像・他の記事はハブ記事からご覧ください。
※本記事は大林組が公開したIR資料(インベスターズガイド 2026年6月版)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は同資料公表時点のものです。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。