株式会社大林組

【建設業界】建設投資75.5兆円と担い手不足 — ゼネコン大手5社のシェア比較

投資の知識 2026.07.28
【建設業界】建設投資75.5兆円と担い手不足 — ゼネコン大手5社のシェア比較

※本記事は大林組が公開したIR資料(インベスターズガイド 2026年6月版)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は同資料公表時点のものです。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。

ガイドP.12〜13には、投資家が建設業界を理解するためのマクロデータがまとめられています。キーワードは「旺盛な建設投資」と「構造的な担い手不足」の同居、そして寡占的な業界構造です。

目次

建設投資 — ピーク比8割水準まで回復

  • 国内建設投資額:1992年度の83.9兆円をピークに2010年度には41.9兆円まで半減。その後回復し、2025年度見通しは75.5兆円
  • 内訳は建築(政府・民間)・土木(政府・民間)の4区分で推移が示され、製造業の国内回帰や再開発、国土強靭化やインフラリニューアルなど需要は旺盛

建設就業者 — ピーク比約30%減と高齢化

項目1997年2024年
建設就業者数685万人477万人(1997年比▲約30%)
55歳以上比率24.1%36.7%
29歳以下比率22.0%11.7%

就業者の減少と高齢化の進行により、担い手不足と技術伝承が業界課題となっています(グラフは国土交通省「令和7年度建設投資見通し」および総務省「労働力調査」をもとに同社作成)。この課題への大林組の対応は「担い手不足への挑戦」の記事で解説しています。

建設投資と就業者数
建設投資と建設就業者数の推移 (出典:大林組「インベスターズガイド」2026年6月版 P.12)

マーケットシェア — 主要23社で16.8%、大手5社では大林組が首位

  • 国内建設市場に占める主要ゼネコン23社のシェアは16.8%(13.6兆円)、その他が83.2%(67.4兆円)〔2024年度・受注高ベース〕
  • 主要23社の内訳:大手5社55.6%、準大手10社33.9%、中堅8社10.5%
大手5社売上高5社内シェア
大林組16,606億円22.0%
大成建設16,378億円21.7%
鹿島建設15,600億円20.6%
清水建設15,015億円19.8%
竹中工務店12,021億円15.9%

(国土交通省「建設工事受注動態統計調査」および各社決算短信等をもとに同社作成、2025年3月末時点)大手5社の売上高比較では大林組が16,606億円で首位です。

主要ゼネコンのシェア
国内建設市場におけるマーケットシェア (出典:大林組「インベスターズガイド」2026年6月版 P.13)

(出典:大林組「インベスターズガイド」2026年6月版 P.12〜13)

本記事は「大林組 インベスターズガイド2026」徹底解説シリーズの一部です。全体像・他の記事はハブ記事からご覧ください。

※本記事は大林組が公開したIR資料(インベスターズガイド 2026年6月版)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は同資料公表時点のものです。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。

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