※本記事はラオックスホールディングスが公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。
ギフトソリューション事業やリテール事業を展開するラオックスホールディングスが公表した2025年12月期(2025年1月1日~2025年12月31日)の連結決算短信によると、売上高は57,535百万円(前期比6.5%減)、営業利益は69百万円(同51.5%減)、経常利益は35百万円(同84.5%減)となった。親会社株主に帰属する当期純損失は99百万円(前期は670百万円の利益)である。年間配当金は3円で、前期の2円から増配となった。2026年12月期は営業利益650百万円、親会社株主に帰属する当期純利益630百万円を予想している。
連結業績(2025年12月期 実績)
短信によると、物価上昇が長期化するなか個人消費は全体として慎重な推移となり、2025年後半には日中関係の影響を受けて中国からの訪日客動向や関連消費に慎重な動きが見られるなど、インバウンド需要を取り巻く環境に変化が生じた。同社グループは2025年度から2027年度を対象とした中期経営計画を策定し、「収益を優先した改革・成長投資」「更なる選択と集中」「顧客セグメントの拡大/シフト」「グループシナジーの最大化」の4つを重点戦略テーマとしている。
親会社株主に帰属する当期純損益については、アセット・サービス事業における契約損失引当金戻入額246百万円と、リテール事業における固定資産除却損160百万円を計上した結果、99百万円の損失となった。1株当たり当期純損失は1.09円(前期は7.34円の利益)、自己資本当期純利益率は0.4%のマイナス(前期は3.0%)である。
セグメント別では、ギフトソリューション事業は減収減益となった。連結子会社のシャディが株式会社エスクリとの協業でブライダル領域の販路拡大に取り組み、9月には株式会社銀座鈴屋を子会社化した。リテール事業は、2025年後半に日中関係の影響でインバウンド需要が一部抑制され、西武渋谷店の閉店などもあり減収となり、セグメント損失を計上した。トレーディング事業も減収でセグメント損失となった。アセット・サービス事業は、グループ会社所有の不動産売却および仲介案件の成約などにより増収となり、セグメント利益を計上した。
| 項目 | 2025年12月期 | 2024年12月期 | 増減率 |
|---|---|---|---|
| 売上高 | 57,535百万円 | 61,517百万円 | 6.5%減 |
| 営業利益 | 69百万円 | 142百万円 | 51.5%減 |
| 経常利益 | 35百万円 | 226百万円 | 84.5%減 |
| 親会社株主に帰属する当期純利益 | △99百万円 | 670百万円 | - |
財政状態とキャッシュ・フロー
当期末の総資産は前期末の44,061百万円から42,414百万円となった。現金及び預金が1,848百万円、受取手形及び売掛金が348百万円減少した一方、棚卸資産が578百万円増加した。負債合計は前期末の21,070百万円から19,728百万円となった。純資産合計は前期末の22,991百万円から22,686百万円となった。当期純損失99百万円の計上と配当金182百万円の支払が主な減少要因である。自己資本比率は53.5%(前期末52.2%)である。
| 項目 | 2025年12月期 | 2024年12月期 |
|---|---|---|
| 総資産 | 42,414百万円 | 44,061百万円 |
| 純資産 | 22,686百万円 | 22,991百万円 |
| 自己資本比率 | 53.5% | 52.2% |
| 1株当たり純資産 | 248.05円 | 251.39円 |
キャッシュ・フローは、営業活動によるキャッシュ・フローが328百万円の支出(前期は70百万円の支出)となった。減価償却費等があったものの、契約損失引当金の減少、たな卸資産の増加、仕入債務の減少等があった。投資活動によるキャッシュ・フローは有形固定資産の取得や連結範囲の変更に伴う子会社株式の取得による支出等により1,161百万円の支出(同652百万円の支出)、財務活動によるキャッシュ・フローは短期借入金の返済や配当金の支払により320百万円の支出(前期は238百万円の収入)となった。現金及び現金同等物の期末残高は前期末に比べ1,844百万円減少し、7,863百万円となった。
配当
2025年12月期の1株当たり年間配当金は3円(期末3円)で、前期の2円から増配となった。当期は純損失のため配当性向(連結)は算出されていない。2026年12月期の配当予想は年間4円(期末4円)で、予想配当性向(連結)は58.0%である。
| 項目 | 2025年12月期(実績) | 2026年12月期(予想) |
|---|---|---|
| 1株当たり年間配当金 | 3.00円 | 4.00円 |
| 配当性向(連結) | - | 58.0% |
2026年12月期の業績予想
2026年12月期の連結業績予想は、売上高58,000百万円(前期比0.8%増)、営業利益650百万円(同841.9%増)、経常利益630百万円(同1,687.3%増)、親会社株主に帰属する当期純利益630百万円(当期は99百万円の損失)である。1株当たり当期純利益は6.89円を見込む。
| 項目 | 2026年12月期(予想) | 増減率 |
|---|---|---|
| 売上高 | 58,000百万円 | 0.8%増 |
| 営業利益 | 650百万円 | 841.9%増 |
| 経常利益 | 630百万円 | 1,687.3%増 |
| 親会社株主に帰属する当期純利益 | 630百万円 | - |
短信は、消費行動の多様化、物流・人件費の上昇、日中関係の影響など不確実性の高い状況が続くとしている。ギフトソリューション事業では高単価ギフトの企画開発や体験型ギフトの強化、物流体制およびオペレーションの効率化を、リテール事業ではインショップ出店による新規チャネルの拡大やプライベートブランド商品の見直しと強化、コスト構造の見直しを進めるとしている。
本記事はラオックスホールディングスが公表した2025年12月期決算短信をもとに作成しています。決算短信は監査法人の監査対象外です。
※本記事はラオックスホールディングスが公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。