三井住友トラストグループ

三井住友トラスト・グループ 25年度通期決算 親会社株主純利益3,175億円で過去最高益、配当185円に増配

決算サマリー 2026.07.28
三井住友トラスト・グループ 25年度通期決算 親会社株主純利益3,175億円で過去最高益、配当185円に増配

※本記事は三井住友トラストグループが公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。

三井住友トラスト・グループの2025年度(25年度)通期決算は、親会社株主純利益3,175億円と過去最高益を更新し、自己資本ROEは9.5%に到達した。1株当たり配当金は前年度比30円増配の185円(記念配当10円を除くと同40円増配)。26年3月末のCET1比率(バーゼルⅢ最終化完全実施ベース)は10.3%で、500億円を上限とする自己株式取得を公表した。26年度は親会社株主純利益3,800億円(前年度比+624億円)、1株当たり配当金190円(同+5円)を見込む。

目次

連結業績(当期 実績)

実質業務純益は3,474億円(前年度比△145億円)で、通期予想3,700億円に対し達成率94%。債券ポートフォリオの健全化(約△700億円)が主因で減益となったが、健全化影響を除くと過去最高益水準だった。実質業務粗利益は9,602億円(同+260億円)で、手数料関連利益が同+529億円と大幅増益。株式等関係損益は政策保有株式の売却進展により1,388億円(同+574億円、通期予想800億円を大幅に上回る水準)。親会社株主純利益は3,175億円(同+599億円)で、24年度に続き2年連続で過去最高益を更新し、25年11月公表の業績予想に対する達成率は108%だった。

項目当期(25年度)前期(24年度)増減
実質業務純益(億円)3,4743,620△145
実質業務粗利益(億円)9,6029,342+260
総経費(億円)△6,127△5,721△405
与信関係費用(億円)△239△246+7
株式等関係損益(億円)1,388814+574
経常利益(億円)4,0143,676+338
親会社株主純利益(億円)3,1752,576+599
1株当たり配当金(円)185155+30
自己資本ROE9.54%8.30%+1.24%
普通株式等Tier1比率11.01%11.52%△0.51%

セグメント別(グループ会社別)の状況

セグメント別の実質業務純益(25年度実績)は、法人が1,970億円(前年度比+156億円)と最大。個人は561億円(同+102億円)、投資家は860億円(同+28億円)、不動産は467億円(同+58億円)。一方でマーケットは債券ポートフォリオの健全化影響(約△700億円)などにより△192億円(同△528億円)となった。運用ビジネス(資産運用会社合算)は340億円(同+69億円)。グループ会社別では、三井住友信託銀行が2,445億円(同△443億円)で、その他グループ会社は住信SBIネット銀行154億円(同+21億円)、三井住友トラスト・パナソニックファイナンス135億円(同+8億円)などが寄与した。

セグメント指標当期(25年度)前期(24年度)
総合計実質業務純益(億円)3,4743,620
個人実質業務純益(億円)561459
法人実質業務純益(億円)1,9701,813
投資家実質業務純益(億円)860831
不動産実質業務純益(億円)467408
マーケット実質業務純益(億円)△192335
運用ビジネス実質業務純益(億円)340270
損益の状況(セグメント別)25年度実績
出典:三井住友トラストグループ 2025年度通期決算説明資料 P.67
損益の状況(グループ会社別)25年度実績
出典:三井住友トラストグループ 2025年度通期決算説明資料 P.66

通期業績予想

26年度は、実質業務純益4,200億円(前年度比+725億円)、実質業務粗利益10,900億円(同+1,297億円)を計画。総経費は6,700億円(同+572億円)に増加するが、経常利益は5,200億円(同+1,185億円)、親会社株主純利益は3,800億円(同+624億円)を見込む。1株当たり配当金は190円(同+5円)を予想。市場環境の想定は、政策金利(日本)0.75%、日経平均株価56,000円、ドル円150円。

項目予想(26年度)前期(25年度実績)
実質業務純益(億円)4,2003,474
実質業務粗利益(億円)10,9009,602
総経費(億円)△6,700△6,127
与信関係費用(億円)△200△239
株式等関係損益(億円)1,6501,388
経常利益(億円)5,2004,014
親会社株主純利益(億円)3,8003,175
1株当たり配当金(円)190185
OHR60%程度63.8%
2026年度業績予想
出典:三井住友トラストグループ 2025年度通期決算説明資料 P.83

株主還元

1株当たり配当金は累進的な運営を継続し、修正純利益(親会社株主純利益-政策保有株式の売却損益(税後))の50%程度を目安に決定する方針。配当性向は40%以上を継続し、前中期経営計画(23~25年度)の配当性向実績は40.9%(目標40%以上に対し評価〇)だった。総還元性向は50%以上を掲げる。2026年5月14日に、取得する株式総数の上限1,400万株・取得価額総額の上限500億円の自己株式取得を公表(取得期間2026年5月15日~同年9月30日、取得した全株式は消却予定)。

項目内容
1株当たり配当金(25年度実績)185円(前年度比+30円、うち記念配当10円を除くと同+40円)
1株当たり配当金(26年度予想)190円(25年度比+5円)
配当性向方針40%以上、累進的な運営、修正純利益の50%程度を目安に決定
総還元性向方針50%以上
前中期経営計画(23-25年度)配当性向実績40.9%(目標40%以上)
自己株式取得(2026/5/14公表)上限1,400万株・取得価額総額上限500億円、取得期間2026/5/15~2026/9/30、取得した全株式を消却予定
株主還元(配当・自己株式取得)
出典:三井住友トラストグループ 2025年度通期決算説明資料 P.36

中期経営計画/トピック

2026年度から2028年度を対象とする新中期経営計画のコンセプトは「新たな挑戦で未来をひらく」。2035年度のありたい姿として「社会課題解決型ビジネスのリーディングカンパニー」を目指し、28年度目標はROTCE13%程度(自己資本ROE11%程度)、親会社株主純利益4,100億円。中期経営計画期間(26-28年度)の総還元性向は50%以上をコミットし、成長投資は6,000億円以上を計画する。マレーシア最大規模の資産運用会社AHAM Asset Management Berhadの連結子会社化(26年度上期予定)など、インオーガニック投資も推進する。

※本記事は三井住友トラストグループが公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。

Articles

株主優待

記事がありません。

個人投資家・企業様各位

目次