※本記事は丸紅が公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。
丸紅株式会社(証券コード:8002)は2026年5月1日、2026年3月期(2025年度)通期決算を発表した。純利益は5,439億円(前期比+409億円)で過去最高を更新。実態純利益は4,800億円(同+290億円)、うち非資源分野の実態純利益は3,280億円で過去最高を達成した。2027年3月期(2026年度)は純利益5,800億円、実態純利益5,400億円を見通し、いずれも過去最高を更新する予定としている。
連結業績(2026年3月期 実績)
純利益は5,439億円(前期比+409億円)で過去最高を達成した。実態純利益は4,800億円(同+290億円)。実態純利益の内訳は、非資源分野が3,280億円(同+120億円、金融・リース・不動産等で増益)、資源分野が1,470億円(同+130億円、市況上昇に伴い銅鉱山事業等で増益)。基礎営業キャッシュ・フローは、持分投資先からの配当の減少等により+5,751億円(同-315億円)となった。1株当たり年間配当金は107.5円(中間50円、期末57.5円)で前期比+12.5円の増配、自己株式取得は550億円を実施した。
| 項目 | 当期 | 前期 | 増減 |
|---|---|---|---|
| 純利益 | 5,439億円 | 5,030億円 | +409億円 |
| 実態純利益 | 4,800億円 | 4,510億円 | +290億円 |
| 非資源分野 | 3,280億円 | 3,160億円 | +120億円 |
| 資源分野 | 1,470億円 | 1,340億円 | +130億円 |
| 基礎営業キャッシュ・フロー | +5,751億円 | +6,066億円 | -315億円 |
| ROE | 13.6% | 14.2% | -0.6ポイント |
| 1株当たり年間配当金 | 107.5円(中間50円、期末57.5円) | 95円(中間45円、期末50円) | +12.5円 |
| 自己株式取得 | 550億円 | 800億円 | ― |
セグメント別の状況
セグメント別純利益では、金融・リース・不動産が1,620億円(前期比+1,029億円)と大幅に増益した。主因は北米モビリティ事業(Nowlake、Wheels)、PEファンド事業の増益に加え、第一生命ホールディングス株式会社(現、株式会社第一ライフグループ)との国内不動産事業の統合に伴う評価益や北米貨車リース事業の売却益など。一方、エネルギー・化学品は232億円(同-630億円)と大幅に減益し、化学品関連事業や石油・ガス開発事業の減益、前年度に計上したカタールLNG事業終了に伴う為替換算調整勘定の実現益の反動が主因。金属は1,343億円(同+108億円、銅鉱山事業の増益等)、食料・アグリは815億円(同+125億円、ウェルファムフーズ、食品マーケティング・製造事業、米国肥料卸売事業の増益等)となった。
| セグメント | 当期純利益(等) | 前期 |
|---|---|---|
| ライフスタイル | 259億円 | 295億円 |
| 食料・アグリ | 815億円 | 689億円 |
| 金属 | 1,343億円 | 1,235億円 |
| エネルギー・化学品 | 232億円 | 862億円 |
| 電力・インフラサービス | 536億円 | 611億円 |
| 金融・リース・不動産 | 1,620億円 | 591億円 |
| エアロスペース・モビリティ | 478億円 | 514億円 |
| 情報ソリューション | 54億円 | 35億円 |
| 次世代事業開発 | 196億円 | 47億円 |
| 次世代コーポレートディベロップメント | △17億円 | △22億円 |
| その他 | △77億円 | 173億円 |
| 全社合計 | 5,439億円 | 5,030億円 |

2027年3月期 通期業績予想
| 項目 | 予想 | 前期(実績) |
|---|---|---|
| 純利益 | 5,800億円 | 5,439億円 |
| 実態純利益 | 5,400億円 | 4,800億円 |
| 非資源分野 | 3,820億円 | 3,280億円 |
| 資源分野 | 1,610億円 | 1,470億円 |
| 基礎営業キャッシュ・フロー | +6,600億円 | +5,751億円 |
| ROE | 13~14%程度 | 13.6% |
| 1株当たり年間配当金 | 115円(予想)(中間57.5円、期末57.5円) | 107.5円(中間50円、期末57.5円) |
| 自己株式取得 | 450億円 | 550億円 |

株主還元
1株当たりの年間配当金予想を107.5円から115円に増配し、450億円の自己株式取得を決定した。2026年度の総還元性向の見通しは約40%。GC2027目標・方針(2025年2月公表)では、連結純利益6,200以上、総還元性向40%程度を掲げている。

※本記事は丸紅が公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。