ファナック

ファナック、2025年度は売上高8,578億円で最高益更新 2026年度も増収増益を予想

決算サマリー 2026.07.28
ファナック、2025年度は売上高8,578億円で最高益更新 2026年度も増収増益を予想

※本記事はファナックが公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。

ファナックの2025年度(2026年3月期)連結業績は、売上高8,578億円(前年比+607億円、+7.6%)、営業利益1,838億円(同+249億円、+15.7%)、純利益(親会社株主に帰属する純利益)1,665億円(同+190億円、+12.9%)となった。営業利益率は21.4%(同+1.5pt)、純利益率は19.4%(同+0.9pt)。FAが中国で堅調に推移したほか、ロボットが米州・中国で堅調に推移し、工場の稼働も向上したことから増収増益となり、売上高は過去最高であった2022年度を超え過去最高を達成した。2026年度の連結通期業績予想は、各部門で堅調な需要が継続するとして2025年度比で増収増益を見込み、売上高は2025年度を超え過去最高となる見通し。

目次

連結業績(2025年度 実績)

2025年度の連結業績は、期初計画(2025年度予想)を上回って着地した。売上高は前回予想比+2.0%、営業利益は同+6.3%、純利益は同+5.4%となった。

項目2025年度実績2024年度実績前年比増減率
売上高8,578億円(売上高比100.0%)7,971億円(同100.0%)+7.6%
売上原価5,294億円(同61.7%)5,022億円(同63.0%)+5.4%
営業利益1,838億円(同21.4%)1,588億円(同19.9%)+15.7%
経常利益2,275億円(同26.5%)1,967億円(同24.7%)+15.6%
純利益(親会社株主帰属)1,665億円(同19.4%)1,476億円(同18.5%)+12.9%

部門別(FA・ロボット・ロボマシン・サービス)の状況

部門別売上高(年間)は、ロボットが3,786億円(前期3,296億円)で構成比44.1%と最大となり、次いでFAが2,085億円(同1,948億円、構成比24.3%)、サービスが1,411億円(同1,352億円、構成比16.5%)、ロボマシンが1,296億円(同1,376億円、構成比15.1%)だった。受注高は2025年度第4四半期(1月~3月)で連結合計2,520億円(前年同期比+19.2%)となり、部門別ではFAが711億円(同+40.2%)、ロボットが1,006億円(同+10.6%)、ロボマシンが438億円(同+17.0%)、サービスが365億円(同+12.8%)だった。

部門2025年度売上高2024年度売上高2025年度売上構成比
FA2,085億円1,948億円24.3%
ロボット3,786億円3,296億円44.1%
ロボマシン1,296億円1,376億円15.1%
サービス1,411億円1,352億円16.5%
部門2025年度Q4受注高2024年度Q4受注高前年同期比
FA711億円507億円+40.2%
ロボット1,006億円909億円+10.6%
ロボマシン438億円375億円+17.0%
サービス365億円323億円+12.8%
連結部門別売上高 年間推移
出典:ファナック 2025年度決算説明会資料 P.9

地域別の状況

地域別売上高(年間)は、米州が2,322億円(前期2,143億円、構成比27.1%)、中国が2,284億円(同1,866億円、構成比26.6%)、国内が1,108億円(同1,092億円、構成比12.9%)、欧州が1,524億円(同1,427億円、構成比17.8%)、アジア(中国以外)が1,242億円(同1,351億円、構成比14.5%)、その他が99億円(同92億円、構成比1.1%)だった。

地域2025年度売上高2024年度売上高2025年度売上構成比
国内1,108億円1,092億円12.9%
米州2,322億円2,143億円27.1%
欧州1,524億円1,427億円17.8%
中国2,284億円1,866億円26.6%
アジア(中国以外)1,242億円1,351億円14.5%
その他99億円92億円1.1%
連結地域別売上高 年間推移
出典:ファナック 2025年度決算説明会資料 P.10

通期業績予想(2026年度)

2026年度の連結通期業績予想は、売上高9,096億円(前年比+6.0%)、営業利益2,122億円(同+15.5%、営業利益率23.3%)、経常利益2,570億円(同+13.0%)、純利益(親会社株主帰属)1,849億円(同+11.0%、純利益率20.3%)。前提為替レートは通期で円/1USD 150.00円、円/1EUR 170.00円。

項目2026年度予想2025年度実績前年比増減率
売上高9,096億円(売上高比100.0%)8,578億円+6.0%
売上原価5,442億円(同59.8%)5,294億円+2.8%
営業利益2,122億円(同23.3%)1,838億円+15.5%
経常利益2,570億円(同28.3%)2,275億円+13.0%
純利益(親会社株主帰属)1,849億円(同20.3%)1,665億円+11.0%
連結通期業績予想
出典:ファナック 2025年度決算説明会資料 P.16

株主還元

1株あたり配当金は2025年度107.09円(配当性向60.0%)。過去の実績は2021年度97.14円、2022年度107.13円、2023年度84.14円、2024年度94.39円で、配当性向はいずれの年度も60.0%となっている。(2023年4月1日に普通株式1株につき5株の割合で株式分割を実施しており、2021年度期首に当該分割が行われたと仮定して算出。)

配当推移
出典:ファナック 2025年度決算説明会資料 P.17

トピックス

本社地区で建設していた中央テクニカルセンタが竣工し、オフィス棟含めゲストエリアを刷新した。子会社ファナックインディアは2026年3月、バンガロール本社敷地内に延床面積5千㎡の新サービス棟(コールセンタ・保守部品倉庫・サービス事務所)を建設した。米国子会社ファナックアメリカは、ロボット生産能力拡大に向け9,000万ドル(約143億円)を投じてミシガン州に新用地を取得し、84万平方フィート(約7.8万㎡)の新施設を建設(2027年末完成予定)。また、台湾国際工作機械展TMTS2026(2026年3月25日~28日、来場者約72,000人)、韓国ソウル国際生産製造技術展SIMTOS2026(2026年4月13日~17日、出展社数1,315社)に出展した。

※本記事はファナックが公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。

Articles

株主優待

記事がありません。

個人投資家・企業様各位

目次