※本記事はファナックが公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。
ファナックの2025年度(2026年3月期)連結業績は、売上高8,578億円(前年比+607億円、+7.6%)、営業利益1,838億円(同+249億円、+15.7%)、純利益(親会社株主に帰属する純利益)1,665億円(同+190億円、+12.9%)となった。営業利益率は21.4%(同+1.5pt)、純利益率は19.4%(同+0.9pt)。FAが中国で堅調に推移したほか、ロボットが米州・中国で堅調に推移し、工場の稼働も向上したことから増収増益となり、売上高は過去最高であった2022年度を超え過去最高を達成した。2026年度の連結通期業績予想は、各部門で堅調な需要が継続するとして2025年度比で増収増益を見込み、売上高は2025年度を超え過去最高となる見通し。
連結業績(2025年度 実績)
2025年度の連結業績は、期初計画(2025年度予想)を上回って着地した。売上高は前回予想比+2.0%、営業利益は同+6.3%、純利益は同+5.4%となった。
| 項目 | 2025年度実績 | 2024年度実績 | 前年比増減率 |
|---|---|---|---|
| 売上高 | 8,578億円(売上高比100.0%) | 7,971億円(同100.0%) | +7.6% |
| 売上原価 | 5,294億円(同61.7%) | 5,022億円(同63.0%) | +5.4% |
| 営業利益 | 1,838億円(同21.4%) | 1,588億円(同19.9%) | +15.7% |
| 経常利益 | 2,275億円(同26.5%) | 1,967億円(同24.7%) | +15.6% |
| 純利益(親会社株主帰属) | 1,665億円(同19.4%) | 1,476億円(同18.5%) | +12.9% |
部門別(FA・ロボット・ロボマシン・サービス)の状況
部門別売上高(年間)は、ロボットが3,786億円(前期3,296億円)で構成比44.1%と最大となり、次いでFAが2,085億円(同1,948億円、構成比24.3%)、サービスが1,411億円(同1,352億円、構成比16.5%)、ロボマシンが1,296億円(同1,376億円、構成比15.1%)だった。受注高は2025年度第4四半期(1月~3月)で連結合計2,520億円(前年同期比+19.2%)となり、部門別ではFAが711億円(同+40.2%)、ロボットが1,006億円(同+10.6%)、ロボマシンが438億円(同+17.0%)、サービスが365億円(同+12.8%)だった。
| 部門 | 2025年度売上高 | 2024年度売上高 | 2025年度売上構成比 |
|---|---|---|---|
| FA | 2,085億円 | 1,948億円 | 24.3% |
| ロボット | 3,786億円 | 3,296億円 | 44.1% |
| ロボマシン | 1,296億円 | 1,376億円 | 15.1% |
| サービス | 1,411億円 | 1,352億円 | 16.5% |
| 部門 | 2025年度Q4受注高 | 2024年度Q4受注高 | 前年同期比 |
|---|---|---|---|
| FA | 711億円 | 507億円 | +40.2% |
| ロボット | 1,006億円 | 909億円 | +10.6% |
| ロボマシン | 438億円 | 375億円 | +17.0% |
| サービス | 365億円 | 323億円 | +12.8% |

地域別の状況
地域別売上高(年間)は、米州が2,322億円(前期2,143億円、構成比27.1%)、中国が2,284億円(同1,866億円、構成比26.6%)、国内が1,108億円(同1,092億円、構成比12.9%)、欧州が1,524億円(同1,427億円、構成比17.8%)、アジア(中国以外)が1,242億円(同1,351億円、構成比14.5%)、その他が99億円(同92億円、構成比1.1%)だった。
| 地域 | 2025年度売上高 | 2024年度売上高 | 2025年度売上構成比 |
|---|---|---|---|
| 国内 | 1,108億円 | 1,092億円 | 12.9% |
| 米州 | 2,322億円 | 2,143億円 | 27.1% |
| 欧州 | 1,524億円 | 1,427億円 | 17.8% |
| 中国 | 2,284億円 | 1,866億円 | 26.6% |
| アジア(中国以外) | 1,242億円 | 1,351億円 | 14.5% |
| その他 | 99億円 | 92億円 | 1.1% |

通期業績予想(2026年度)
2026年度の連結通期業績予想は、売上高9,096億円(前年比+6.0%)、営業利益2,122億円(同+15.5%、営業利益率23.3%)、経常利益2,570億円(同+13.0%)、純利益(親会社株主帰属)1,849億円(同+11.0%、純利益率20.3%)。前提為替レートは通期で円/1USD 150.00円、円/1EUR 170.00円。
| 項目 | 2026年度予想 | 2025年度実績 | 前年比増減率 |
|---|---|---|---|
| 売上高 | 9,096億円(売上高比100.0%) | 8,578億円 | +6.0% |
| 売上原価 | 5,442億円(同59.8%) | 5,294億円 | +2.8% |
| 営業利益 | 2,122億円(同23.3%) | 1,838億円 | +15.5% |
| 経常利益 | 2,570億円(同28.3%) | 2,275億円 | +13.0% |
| 純利益(親会社株主帰属) | 1,849億円(同20.3%) | 1,665億円 | +11.0% |

株主還元
1株あたり配当金は2025年度107.09円(配当性向60.0%)。過去の実績は2021年度97.14円、2022年度107.13円、2023年度84.14円、2024年度94.39円で、配当性向はいずれの年度も60.0%となっている。(2023年4月1日に普通株式1株につき5株の割合で株式分割を実施しており、2021年度期首に当該分割が行われたと仮定して算出。)

トピックス
本社地区で建設していた中央テクニカルセンタが竣工し、オフィス棟含めゲストエリアを刷新した。子会社ファナックインディアは2026年3月、バンガロール本社敷地内に延床面積5千㎡の新サービス棟(コールセンタ・保守部品倉庫・サービス事務所)を建設した。米国子会社ファナックアメリカは、ロボット生産能力拡大に向け9,000万ドル(約143億円)を投じてミシガン州に新用地を取得し、84万平方フィート(約7.8万㎡)の新施設を建設(2027年末完成予定)。また、台湾国際工作機械展TMTS2026(2026年3月25日~28日、来場者約72,000人)、韓国ソウル国際生産製造技術展SIMTOS2026(2026年4月13日~17日、出展社数1,315社)に出展した。
※本記事はファナックが公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。