※本記事はユーグレナが公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。
ユーグレナは2025年12月期(通期)の決算説明資料を公表した。売上高は503億7,000万円と過去最高値を更新し、調整後EBITDA・営業利益・経常利益も大幅に改善した。営業利益は前年比10倍、調整後EBITDAは前年比1.6倍に拡大した一方、親会社株主に帰属する当期純損益は△8億600万円と赤字が継続した。業績・財務体質の改善を踏まえ、創業来初となる20周年記念特別配当を実施する。
連結業績(2025年12月期 実績)
売上高は503億7,000万円(前年比105.8%)と過去最高値を更新した。ヘルスケア事業が成長を牽引したほか、直販売上も安定成長した。調整後EBITDAは69億3,900万円(前年比1.6倍)、営業利益は31億2,300万円(前年比10倍)に拡大した。経常利益は23億6,600万円となった一方、親会社株主に帰属する当期純損益は△8億600万円で、前期(△6億5,100万円)から赤字が続いた。
| 項目 | 2025年12月期(実績) | 2024年12月期(実績) | 増減 |
|---|---|---|---|
| 売上高 | 50,370百万円 | 47,619百万円 | 前年比105.8% |
| 調整後EBITDA | 6,939百万円 | 4,330百万円 | 前年比1.6倍 |
| 営業利益 | 3,123百万円 | 301百万円 | 前年比10倍 |
| 経常利益 | 2,366百万円 | 432百万円 | ―(資料に記載なし) |
| 親会社株主に帰属する当期純損益 | △806百万円 | △651百万円 | ―(資料に記載なし) |

セグメント別の状況
事業別ではヘルスケア事業の売上高が470億2,100万円(前期444億8百万円)に拡大し、調整後EBITDAも88億6,500万円(前期65億6,800万円)に改善した。バイオ燃料事業の売上高は10億9,200万円(前期9億3,400万円)に増加し、調整後EBITDAは△3億1,700万円(前期△4億2,500万円)と赤字幅が縮小した。その他事業の売上高は22億9,900万円(前期23億4,800万円)、調整後EBITDAは△4億200万円(前期△4億1,500万円)だった。
| セグメント | 指標 | 2025年12月期(実績) | 2024年12月期(実績) |
|---|---|---|---|
| ヘルスケア | 売上高 | 47,021百万円 | 44,348百万円 |
| ヘルスケア | 調整後EBITDA | 8,865百万円 | 6,568百万円 |
| バイオ燃料 | 売上高 | 1,092百万円 | 934百万円 |
| バイオ燃料 | 調整後EBITDA | △317百万円 | △425百万円 |
| その他 | 売上高 | 2,299百万円 | 2,348百万円 |
| その他 | 調整後EBITDA | △402百万円 | △415百万円 |

通期業績予想
2026年12月期は、売上高520億円、調整後EBITDA70億円を見込む。営業利益は28億円、経常利益は32億円を予想し、経常利益は一時費用の解消により増加を見込む。親会社株主に帰属する当期純利益は合理的な算定が困難として具体的な予想数値を非開示としつつ、9期ぶりの黒字転換を目指すとしている。
| 項目 | 2026年12月期(予想) | 2025年12月期(実績) |
|---|---|---|
| 売上高 | 52,000百万円 | 50,370百万円 |
| 調整後EBITDA | 7,000百万円 | 6,939百万円 |
| 営業利益 | 2,800百万円 | 3,123百万円 |
| 経常利益 | 3,200百万円 | 2,366百万円 |
| 親会社株主に帰属する当期純利益 | 開示なし(9期ぶりの黒字転換を目指す) | △806百万円 |

株主還元
業績・財務体質の大幅な改善を踏まえ、創業来初となる20周年記念特別配当(1株につき2円、配当原資はその他資本剰余金)を実施する。黒字体質への転換を踏まえ、資本準備金130億円を取り崩し、分配可能利益を確保した。今後の株主還元方針は未定で、業績進捗・財務状況・投資計画等を総合的に勘案しながら検討するとしている。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 20周年記念特別配当 | 1株につき2円(配当原資:その他資本剰余金) |
| 今後の方針 | 業績進捗・財務状況・投資計画等を総合的に勘案しながら検討(未定) |

中期経営計画/トピック
中期経営方針として「原点回帰」「バイオマスの5F&両利きの経営」を掲げ、2030年度目標に売上高1,000億円規模、調整後EBITDA160億円相当を掲げる。バイオ燃料事業では、マレーシアの商業プラントに15%出資が完了し、年間約10万KLのバイオ燃料取り扱いが可能となった。2028年下期までの稼働開始に向けて建設工事が本格化している。
※本記事はユーグレナが公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。