ホッカンホールディングス

ホッカンホールディングス、2026年3月期は減収減益 純利益は前期並み

決算サマリー 2026.08.19
ホッカンホールディングス、2026年3月期は減収減益 純利益は前期並み

※本記事はホッカンホールディングスが公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。

ホッカンホールディングス株式会社は2026年3月期(2025年4月~2026年3月)の連結決算を発表した。価格転嫁は進捗したものの、海外事業での受注減少等により売上高は前期比2.0%減の905億円、営業利益は同16.5%減の37億円、経常利益は同20.7%減の41億円となった。親会社株主に帰属する当期純利益は、投資有価証券売却益の計上等の特別利益もあり、前期比0.5%増の32億円で着地した。

目次

連結業績(当期 実績)

売上高の減少は、海外事業での受注減少が主因。営業損益は、容器事業での工場経費の圧縮や充填事業での物流費削減があったものの、海外事業の不調の影響により前期比減益となった。経常利益は営業外収益11億円に対し営業外費用8億円を計上。当期純利益は、特別利益5億円(投資有価証券売却益等)に対し、特別損失2億円(固定資産除売却損、減損損失等)、法人税等12億円を計上した。

項目当期前期増減
売上高905億円924億円△2.0%
営業利益37億円45億円△16.5%
経常利益41億円51億円△20.7%
親会社株主に帰属する当期純利益32億円32億円+0.5%
2026年3月期の連結経営成績(売上高・営業利益・経常利益・当期純利益の実績と前期比)
出典:2026年3月期 期末決算説明会資料 P.4

セグメント別の状況

容器事業は価格転嫁の進捗により売上高317億円(前期比+1.2%)、営業利益16億円(同+53.7%)と増収増益。充填事業はボトル缶・レトルト缶等の受注拡大により売上高397億円(同+0.9%)、営業利益38億円(同+8.3%)と増収増益。海外事業はインドネシア経済の冷え込み等の影響で売上高153億円(同△14.5%)、営業利益0億円(同△98.0%)と大幅な減収減益となった。その他事業は売上高36億円(同+0.6%)、営業利益3億円(同△44.7%)だった。

セグメント指標当期前期
容器事業売上高317億円313億円
容器事業営業利益16億円10億円
充填事業売上高397億円394億円
充填事業営業利益38億円35億円
海外事業売上高153億円179億円
海外事業営業利益0億円12億円
その他売上高36億円36億円
その他営業利益3億円6億円
セグメント別(容器事業・充填事業・海外事業・その他)の売上高および営業損益
出典:2026年3月期 期末決算説明会資料 P.8

通期業績予想

2027年3月期の通期業績予想は、売上高990億円(前期比+9.3%)、営業利益41億円(同+9.1%)、経常利益39億円(同△5.3%)、親会社株主に帰属する当期純利益35億円(同+6.8%)。国内では顧客ニーズへの迅速・高品質な対応、海外ではインドネシアにおける積極的な営業活動による設備投資の早期回収を図るとしている。なお、原油・原材料価格の変動等による影響は現時点で合理的な算定が困難なため、本業績予想には織り込んでいない。

項目予想前期(実績)
売上高990億円905億円
営業利益41億円37億円
経常利益39億円41億円
親会社株主に帰属する当期純利益35億円32億円
2027年3月期の通期業績予想(売上高・営業利益・経常利益・当期純利益)
出典:2026年3月期 期末決算説明会資料 P.15

株主還元

中期経営計画「VENTURE-5」期間中の配当政策として、連結配当性向35%以上、かつ1株当たり年間配当金45円以上を掲げている。2026年3月期の年間配当金は94円(配当性向35.3%)、2027年3月期は年間配当金100円(同35.2%)を予想しており、2027年3月期には1株当たり年間配当金100円以上を目指す。あわせて、株価純資産倍率(PBR)が0.4倍程度とプライム市場所属の金属製品26社の単純平均PBR0.8倍を大きく下回る状況にあるとして、早期の改善を図るとしている。

中間配当金期末配当金年間配当金配当性向(連結)
2024年3月期23.00円55.00円78.00円35.1%
2025年3月期23.00円70.00円93.00円35.0%
2026年3月期30.00円64.00円94.00円35.3%
2027年3月期(予想)30.00円70.00円100.00円35.2%
配当金の推移(中間・期末・年間配当金と配当性向)
出典:2026年3月期 期末決算説明会資料 P.18

中期経営計画「VENTURE-5」の進捗

中期経営計画「VENTURE-5」では、人的資源の最適化、国内事業の再編、海外事業の拡大、新規事業の開発を全社戦略に掲げている。国内事業の再編では、北海製罐・日本キャンパックとの3社合併による組織再編を進め、2026年10月1日より商号を「ホッカン株式会社」に変更する予定。海外事業では、ホッカン・デルタパック・インダストリ社のグループ100%子会社化(2025年12月)やバニュアシン工場での水充填ライン稼働(2025年11月)等を実施した。中期経営計画の最終年度である2027年3月末までに、政策保有株式を縮減し、連結純資産に占める割合を約10%とすることを目指す。

※本記事はホッカンホールディングスが公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。

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