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yutori、2026年3月期は売上高1.7倍で過去最高 2027年3月期は前期比130%の増収増益へ

決算サマリー 2026.08.19
yutori、2026年3月期は売上高1.7倍で過去最高 2027年3月期は前期比130%の増収増益へ

※本記事はyutoriが公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。

yutoriの2026年3月期通期は、売上高14,234百万円(前期比171.4%、1.7倍)、売上総利益8,987百万円(同175.8%、1.8倍)、調整後EBITDA1,521百万円(同158.8%)、営業利益1,084百万円(同161.4%)と、いずれも過去最高を更新し、創業以来8期連続の増収となった。予算に対する進捗率は売上高108.7%、売上総利益110.8%、調整後EBITDA107.5%といずれも上回った。一方、親会社株主に帰属する当期純利益は310百万円(前期比98.6%)で減益となった。2027年3月期は売上高18,500百万円(同130.0%)、親会社株主に帰属する純利益800百万円(同258.1%)を計画する。

目次

連結業績(当期実績)

連結の当期純利益543百万円は予算どおり着地したが、子会社であるheart relation社(Her lip to事業)の出資比率49%が非支配株主持分となっていた構造上、非支配株主に帰属する当期純利益233百万円を控除した親会社株主に帰属する当期純利益は予算400百万円を下回る310百万円となった。2027年3月期はheart relation社を100%子会社化したため、同社の利益を全額取り込む。

項目2026年3月期2025年3月期前期比増減率
売上高14,234百万円8,306百万円171.4%
売上総利益8,987百万円5,112百万円175.8%
売上総利益率63.1%61.5%+1.6pt.
調整後EBITDA1,521百万円957百万円158.8%
調整後EBITDAマージン10.7%11.5%▲0.8pt.
営業利益1,084百万円671百万円161.4%
営業利益率7.6%8.1%▲0.5pt
親会社株主に帰属する当期純利益310百万円314百万円98.6%
親会社株主純利益率2.2%3.8%▲1.6pt

4Qのみの実績も、売上高3,743百万円(前期比135.1%)、売上総利益2,441百万円(同142.8%)、調整後EBITDA332百万円(同119.0%)、営業利益206百万円(同115.1%)と伸長した一方、親会社株主に帰属する当期純利益は55百万円(同51.9%)にとどまった。

セグメント別(事業部別)の状況

事業部別の2026年3月期通期売上高は、Her lip to事業5,591百万円、ヤングカルチャー事業5,140百万円、ニュアンス事業1,200百万円、韓国事業1,117百万円、コスメ事業911百万円、デザイナー事業275百万円だった。ヤングカルチャー事業は9090と9090girlの成長により事業部全体で130%を超える成長を記録し、韓国事業はMARITHE、SATURの取扱い開始により通期売上11億円超・前年同期比4倍超の成長となった。コスメ事業はminumが事業譲受後実質1年目で9億円超の売上を記録した。heart relation社(Her lip to事業)単体の2026年3月期売上高は5,591百万円で前年同期比126%の成長だった。

事業部2026年3月期 売上高
Her lip to5,591百万円
ヤングカルチャー5,140百万円
ニュアンス1,200百万円
韓国1,117百万円
コスメ911百万円
デザイナー275百万円
2026年3月期通期PLサマリと事業部別売上高
出典:yutori 2026年3月期 通期 決算説明資料 P.8

通期業績予想

2027年3月期の通期業績予想は、売上高18,500百万円(前期比130.0%)、売上総利益11,170百万円(同124.3%、売上比60.4%)、調整後EBITDA1,880百万円(同123.6%、売上比10.2%)、営業利益1,420百万円(同131.0%、売上比7.7%)、経常利益1,320百万円(同130.0%)、親会社株主に帰属する純利益800百万円(同258.1%)。売上・利益ともに概ね前期比130%の増収増益を目指す計画で、コスメ等の商材ミックスにより売上総利益率は低下する見込み。調整後EBITDAの成長率鈍化は、投資負担の一巡と償却費の増加が限定的であることによるとしている。

項目2026年3月期実績2027年3月期予想前期比増減率
売上高14,234百万円18,500百万円130.0%
売上総利益8,987百万円11,170百万円124.3%
調整後EBITDA1,521百万円1,880百万円123.6%
営業利益1,084百万円1,420百万円131.0%
経常利益1,015百万円1,320百万円130.0%
親会社株主に帰属する純利益310百万円800百万円258.1%
2027年3月期通期業績予想
出典:yutori 2026年3月期 通期 決算説明資料 P.30

財務状況

2026年3月期期末の総資産は10,020百万円(流動資産6,987百万円、うち現預金2,484百万円/固定資産3,033百万円、うちのれん734百万円)、純資産は3,729百万円、自己資本比率は24.0%(前3Q末13.0%から改善)となった。2026年1月に実施したエクイティ・ファイナンス及び借入金返済により自己資本比率が大きく改善した。のれん残高734百万円は純資産に対し0.20倍、無形資産を考慮した調整後のれん対純資産倍率は0.36倍で、健全性を維持している。

業績ハイライトBS(2026年3月期期末)
出典:yutori 2026年3月期 通期 決算説明資料 P.17

中期経営計画/トピック

yutoriは従来のアパレル(嗜好品)中心の事業構成から、コスメ・ビューティ(実用品)へ商材を拡張する戦略を掲げ、アパレル事業の利益成長とコスメ・ビューティ事業の売上成長を両輪とする方針を示す。M&Aを中長期的な成長戦略の中核に位置付け、商材カテゴリーや事業領域に制限を設けずブランド価値を軸に対象を検討するとしている。新商材についても検討を進めているが、具体的な商材名やローンチ時期は開示していない。2019年3月期から2026年3月期にかけての売上高8か年CAGRは163.4%。なお、これまで実施してきた月次KPIに関するお知らせの開示は2026年4月分をもって終了し、今後は四半期ごとの決算説明資料に単月の売上高成長率を掲載する方針に変更する。

売上高8か年推移とCAGR
出典:yutori 2026年3月期 通期 決算説明資料 P.35

※本記事はyutoriが公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。

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