※本記事は平河ヒューテックが公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。
平河ヒューテック(証券コード5821)は2026年3月期の決算概要と2027年3月期の業績見通しを公表した。2026年3月期の売上高は38,423百万円(前年同期比24.7%増)、営業利益は4,416百万円(同94.7%増)、経常利益は4,639百万円(同81.4%増)となった一方、親会社に帰属する当期純利益は1,642百万円(同18.9%減)にとどまった。2027年3月期は売上高43,000百万円、営業利益4,500百万円、当期純利益3,400百万円(前期比107.0%増)を見込む。
連結業績(当期 実績)
24/3期から26/3期にかけて売上高・営業利益・経常利益はいずれも増加傾向にあり、26/3期は増収増益となった。ROEは4.0%、EPSは105円、BPSは2,728円だった。
| 項目 | 24/3期実績 | 25/3期実績 | 26/3期実績 | 前年同期比 |
|---|---|---|---|---|
| 売上高 | 29,326 | 30,802 | 38,423 | 24.7%増 |
| 営業利益 | 1,667 | 2,267 | 4,416 | 94.7%増 |
| 営業利益率 | 5.7% | 7.4% | 11.5% | – |
| 経常利益 | 2,081 | 2,557 | 4,639 | 81.4%増 |
| 経常利益率 | 7.1% | 8.3% | 12.1% | – |
| 親会社に帰属する当期純利益 | 1,444 | 2,026 | 1,642 | 18.9%減 |
| EPS(円) | 93 | 130 | 105 | – |
| BPS(円) | 2,420 | 2,500 | 2,728 | – |
| ROE | 4.0% | 5.3% | 4.0% | – |

セグメント別の状況
電線・加工品セグメントは、車載用ケーブルの新規量産品や北米市場向けエネルギー産業関連ケーブルの需要好調に加え、7月より吉野川電線を連結したことなどにより、売上高33,520百万円(前年同期比27.9%増)、セグメント利益44億41百万円(同101.0%増)となった。電子・医療部品セグメントは、ネットワーク機器・専門用途品の好調や上期の大型OEM案件により電子機器が増加した一方、医療用特殊チューブは得意先の在庫調整の影響で減少し、セグメント全体では売上高4,876百万円(前年同期比7.0%増)、セグメント利益9億6百万円(同0.6%増)となった。
| セグメント | 売上高(26/3期) | 前年同期比 | セグメント利益(26/3期) | 前年同期比 |
|---|---|---|---|---|
| 電線・加工品 | 33,520百万円 | +27.9% | 44億41百万円 | +101.0% |
| 電子・医療部品 | 4,876百万円 | +7.0% | 9億6百万円 | +0.6% |

通期業績予想
2027年3月期は、電線・加工品セグメントの売上高が38,550百万円(前期比15.0%増)となる見通しで、車載用ケーブルやエネルギー産業関連ケーブル、半導体検査装置用ケーブルが引き続き堅調に推移する見込み。電子・医療部品他は前期の大型OEM案件終了により4,450百万円(同8.7%減)を見込む。実績為替レートは151円/$、前提為替レートは155円/$。
| 項目 | 26/3期実績 | 27/3期予想 | 前年比 |
|---|---|---|---|
| 売上高 | 38,423 | 43,000 | +11.9% |
| 営業利益 | 4,416 | 4,500 | +1.9% |
| 営業利益率 | 11.5% | 10.5% | – |
| 経常利益 | 4,639 | 4,700 | +1.3% |
| 経常利益率 | 12.1% | 10.9% | – |
| 親会社に帰属する当期純利益 | 1,642 | 3,400 | +107.0% |
| EPS(円) | 105 | 218 | – |
| BPS(円) | 2,728 | 2,882 | – |
| ROE | 4.0% | 7.6% | – |

株主還元
配当性向(連結)は23/3期18.9%、24/3期38.7%、25/3期34.4%、26/3期44.4%と推移し、27/3期は24.2%を見込む。同社は2025年4月1日及び2026年4月1日付で普通株式1株につきそれぞれ0.05株の割合で自己株式の無償割当てを実施しており、27年3月期は増配6円と無償割当て2.24円を合わせ実質8.24円の増配となる。
| 項目 | 23/3期 | 24/3期 | 25/3期 | 26/3期 | 27/3期(予想) |
|---|---|---|---|---|---|
| 配当性向(連結) | 18.9% | 38.7% | 34.4% | 44.4% | 24.2% |

コスト要因とキャッシュフロー
26/3期の営業利益は25/3期の2,267百万円から4,416百万円へ21億49百万円増加した。増減要因として、売上増加が押し上げ要因となった一方、為替影響差損、研究開発費増、減価償却費増、銅価格上昇が押し下げ要因として挙げられている。現金及び現金同等物の残高は26/3期末に15,116百万円となり、前期末の10,803百万円から4,313百万円増加した。営業活動によるキャッシュ・フローは3,646百万円(前期比242百万円減)だった。
※本記事は平河ヒューテックが公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。