品川リフラ

品川リフラ、2026年3月期は売上高1,777億円 純利益260億円で166.6%増

決算サマリー 2026.08.19
品川リフラ、2026年3月期は売上高1,777億円 純利益260億円で166.6%増

※本記事は品川リフラが公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。

品川リフラは2026年3月期決算で、売上高1,777億円(前期比+23.4%)、EBITDA221億円(同+23.3%)、営業利益136億円(同+2.5%)、経常利益159億円(同+17.1%)を計上した。オランダのGouda Refractories Group B.V.やブラジルのReframax Engenharia S.A.など新たにグループに加わった海外子会社の業績寄与により大幅増収となった。親会社株主に帰属する当期純利益は、固定資産の譲渡益372億円を特別利益に計上した一方、赤穂工場や海外子会社2社で減損損失97億円を計上したものの、260億円(同+166.6%)と大幅増益となった。

目次

連結業績(当期 実績)

耐火物セクターでは国内粗鋼生産量の減少や海外顧客の活動水準低下により販売数量が減少し、断熱材・先端機材セクターも需要環境の低迷を受けて減収となったが、新たにグループに加わったGouda社およびReframax社の業績寄与により全体では大幅な増収を確保した。損益面では、Reframax社およびDynamix Casting Fluxes, LLCの買収に伴う一過性費用を計上したものの、海外子会社2社の業績寄与や高付加価値製品を中心とした拡販活動によりEBITDAは大幅増益。のれん償却額の増加や赤穂工場新プラント稼働に伴う減価償却費増加があったものの、営業利益は若干の増益となった。

項目2025年3月期実績2026年3月期実績前年同期比
売上高1,440億円1,777億円+336億円(+23.4%)
EBITDA179億円221億円+41億円(+23.3%)
営業利益132億円136億円+3億円(+2.5%)
経常利益136億円159億円+23億円(+17.1%)
親会社株主に帰属する当期純利益97億円260億円+162億円(+166.6%)
EBITDAマージン12.5%12.5%±0.0pt
ROS(営業利益率)9.2%7.7%▲1.6pt
ROIC7.2%6.4%▲0.8pt
DEBT/EBITDA倍率2.0倍0.8倍▲1.2pt
EBITDA・営業利益の増減要因
出典:2026年3月期 決算補足説明資料 P.4

セグメント別の状況

耐火物セクターは売上高1,109億円(前期比+15.7%)、EBITDA144億円(同+31.0%)と増収増益。断熱材セクターは半導体製造装置・リチウムイオン電池向け需要の回復遅れなどにより売上高177億円(同▲5.7%)、EBITDA32億円(同▲18.4%)と減収減益。先端機材セクターはロジック半導体・ファウンドリー関連の投資時期変更や顧客の在庫調整の影響で売上高41億円(同▲5.5%)、EBITDA1億円(同▲73.1%)と減収減益。エンジニアリングセクターは第2四半期よりReframax社の業績が寄与し、売上高458億円(同+78.2%)、EBITDA41億円(同+132.4%)と大幅増収増益となった。

セグメント指標2025年3月期実績2026年3月期実績前年同期比
耐火物売上高958億円1,109億円+150億円(+15.7%)
耐火物EBITDA110億円144億円+34億円(+31.0%)
断熱材売上高187億円177億円▲10億円(▲5.7%)
断熱材EBITDA40億円32億円▲7億円(▲18.4%)
先端機材売上高43億円41億円▲2億円(▲5.5%)
先端機材EBITDA3億円1億円▲2億円(▲73.1%)
エンジニアリング売上高257億円458億円+201億円(+78.2%)
エンジニアリングEBITDA17億円41億円+23億円(+132.4%)
その他(不動産)売上高9億円7億円▲1億円(▲16.7%)
その他(不動産)EBITDA6億円0億円▲6億円(▲91.2%)
合計売上高1,440億円1,777億円+336億円(+23.4%)
合計EBITDA179億円221億円+41億円(+23.3%)
セグメント別売上高およびEBITDA
出典:2026年3月期 決算補足説明資料 P.7

通期業績予想

2027年3月期の国内粗鋼生産量は前年同期比2.9%減の7,800万トンと想定し、中東情勢に起因するエネルギー・原材料コスト上昇などのダウンサイドリスクを織り込んだ保守的な前提のもとで見通しを策定。Reframax社の業績が通期で寄与することに加え、新たに加わったDynamix社の業績寄与もあり、売上高は1,890億円(前期比+112億円)の増収を見込む。一方、EBITDAは220億円(同▲1億円)とほぼ横ばい、営業利益はのれん他償却額の増加により130億円(同▲6億円)の減益を見込む。親会社株主に帰属する当期純利益は、前期に計上した多額の固定資産売却益の反動により100億円(同▲160億円)と大幅な減益を見込む。

項目2026年3月期実績2027年3月期見通し前年同期比
売上高1,777億円1,890億円+112億円
EBITDA221億円220億円▲1億円
営業利益136億円130億円▲6億円
経常利益159億円130億円▲29億円
親会社株主に帰属する当期純利益260億円100億円▲160億円
EBITDAマージン12.5%11.6%▲0.9pt
ROS(営業利益率)7.7%6.9%▲0.8pt
2027年3月期の通期業績見通し
出典:2026年3月期 決算補足説明資料 P.13

株主還元

2026年度の年間配当金(1株当たり)予想は95円。配当性向は2023年度まで30%、2024年度から40%としてきたが、2026年度からは株主資本配当率(DOE)4%以上を目標に累進配当を実施する方針に変更した。

項目内容
2026年度の年間配当金(1株当たり)予想95円
配当性向(2024年度~)40%
株主資本配当率(DOE)(2026年度~)4%以上
配当方針(2026年度~)累進配当を実施
配当について(配当方針の変更)
出典:2026年3月期 決算補足説明資料 P.15

トピック(瀬戸内工場の稼働開始)

先端機材セクターの中核を担う国内ファインセラミックス事業において、半導体製造装置産業をはじめとする先端産業分野向けの高精度加工品の生産・供給体制を強化するため、新拠点となる瀬戸内工場(岡山県瀬戸内市)を設立し、2026年2月より稼働を開始した。今後は既存の備前工場(岡山県備前市)と合わせた2工場体制のもと、国内ファインセラミックス事業の強化・拡大を図る方針。

※本記事は品川リフラが公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。

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