※本記事はMICが公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。
MIC株式会社は2026年3月期(通期)の決算を発表した。売上高は15,092百万円(前年同期比+23%)、経常利益は1,742百万円(同+71%、対売上11.5%)となり、新規・既存顧客共に売上高が順調に推移したことに加え、売上原価率・販管費率の改善が寄与して大幅な増収増益で着地した。売上高・配当金額・経常利益はいずれも過去最高を更新し、上方修正後予想に対する達成率は売上高103%、配当金額110%、経常利益117%となった。

連結業績(当期 実績)
損益計算書ベースでは、売上高が前年同期の12,275百万円(構成比100.0%)から15,092百万円(同100.0%)へ拡大。売上原価率は71.5%から70.1%へ1.4pt改善し、販管費比率も20.4%から18.7%へ1.7pt改善した結果、営業利益は998百万円(構成比8.1%)から1,686百万円(同11.2%)、経常利益は1,019百万円(同8.3%)から1,742百万円(同11.5%)、当期純利益は650百万円(同5.3%)から1,230百万円(同8.2%)と、いずれも大幅な増益となった。
| 項目 | 2025年3月期実績 | 2026年3月期実績 | 前年同期増減 | 前年同期比 |
|---|---|---|---|---|
| 売上高 | 12,275百万円 | 15,092百万円 | +2,817百万円 | 122.9% |
| 売上原価 | 8,776百万円 | 10,586百万円 | +1,810百万円 | 120.6% |
| 売上総利益 | 3,498百万円 | 4,505百万円 | +1,007百万円 | 128.8% |
| 販売費及び一般管理費 | 2,499百万円 | 2,819百万円 | +320百万円 | 112.8% |
| 営業利益 | 998百万円 | 1,686百万円 | +688百万円 | 168.9% |
| 経常利益 | 1,019百万円 | 1,742百万円 | +723百万円 | 171.0% |
| 当期純利益 | 650百万円 | 1,230百万円 | +580百万円 | 189.2% |

事業別(サービス別)の状況
MICは物流と販促支援を組み合わせた事業を展開しており、資料では主要サービスであるドラッグストア向け共同配送サービス「Co.HUB」と、販促業務DXクラウド「PromOS」の実績が開示されている。Co.HUBは2026年3月31日時点で34チェーンのドラッグストアに導入され、全国のドラッグストア店舗20,373店舗のうち13,208店舗(導入率65%)をカバー。契約メーカー企業数は686社(うち利用メーカー企業数433社)となった。PromOSは2026年3月期末時点で34社に導入され、前年同期比+36%で拡大した。
| サービス | 指標 | 当期の値 | 補足 |
|---|---|---|---|
| Co.HUB(共同配送) | 導入ドラッグストアチェーン数 | 34チェーン | 開示なし |
| Co.HUB(共同配送) | ドラッグストア店舗導入率 | 65%(20,373店舗中13,208店舗) | 開示なし |
| Co.HUB(共同配送) | 契約メーカー企業数 | 686社(うち利用433社) | 開示なし |
| PromOS | 導入社数 | 34社 | 前年同期比+36% |

通期業績予想
2027年3月期の業績予想は、売上高15,400百万円(前年同期比+2%、実質増収率+17%)、営業利益2,040百万円(同+21%)、経常利益2,100百万円(同+21%、売上高経常利益率13.6%)、当期純利益1,350百万円(同+10%)としており、営業利益・経常利益・当期純利益ともに過去最高を計画している。なお2027年3月期より郵券代(DM郵送代)を売上高から立替金計上へ変更する会計処理の変更があり、この影響を除いた実質成長率は+17%としている。また、フルフィルメントセンター移転に伴う特別損失として102百万円を計上する見込み。
| 項目 | 2026年3月期(着地) | 2027年3月期(見込) | 前年増加額 | 前年比率 |
|---|---|---|---|---|
| 売上高 | 15,092百万円 | 15,400百万円 | +308百万円 | 102% |
| 営業利益 | 1,686百万円 | 2,040百万円 | +354百万円 | 121% |
| 経常利益 | 1,742百万円 | 2,100百万円 | +358百万円 | 121% |
| 当期純利益 | 1,229百万円 | 1,350百万円 | +121百万円 | 110% |

株主還元
1株当たり配当金は2026年3月期に70円00銭(前期比+42円50銭の増配)、2027年3月期は77円00銭(前期比+7円00銭)を予定しており、増配を計画している。
| 項目 | 2026年3月期(実績) | 前期比 | 2027年3月期(予想) | 前期比 |
|---|---|---|---|---|
| 1株当たり配当金 | 70円00銭 | +42円50銭 | 77円00銭 | +7円00銭 |
中期経営計画/トピック
中期的な成長ガイドラインとして、売上高年平均成長率10%超、経常利益率10%超を目標に掲げている。また、自社フルフィルメントセンターの増設・新倉庫への移転を進めており、賃貸物件からの切り替えにより10年間で約11億円のPL費用削減効果を見込む(2027年3月期には移転に伴う特別損失約1億円を計上予定)。このほかクリエイティブ拠点の拡張、PromOSの開発拠点拡張、生産性向上に向けた設備投資、採用・教育・制度面での人材強化投資を計画している。
※本記事はMICが公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。