※本記事はラクサス・テクノロジーズが公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。
ラクサス・テクノロジーズは2026年5月14日、2026年3月期(単体)の決算を発表した。売上高は2,280百万円(前年同期比88.9%)、営業利益は184百万円(同31.3%)、当期純利益は98百万円(同22.6%)となり、サブスク契約数の苦戦などにより前期比で減収減益となった。一方、期初予想との比較では、バッグ販売の伸長により売上高・利益ともに予想を上回って着地した。2027年3月期は売上高2,546百万円(前期比+11.6%)、営業利益295百万円(同+59.5%)を見込み、V字回復を計画している。
連結業績(当期 実績)
2026年3月期の売上高は2,280百万円(前年同期比88.9%)、営業利益は184百万円(同31.3%)、当期純利益は98百万円(同22.6%)だった。会社は要因として、上期に広告費を対前年で大幅投下したもののダウンロード数・メールアドレス登録数の増加が新規獲得・契約数に結びつかず苦戦したこと、また予想に織り込んでいたShaaS(Sharing as a Service)の立ち遅れが対前年87%の減収に影響したことを挙げている。
| 項目 | 2026年3月期(当期) | 2025年3月期(前期) | 増減額 | 前年比 |
|---|---|---|---|---|
| 売上高 | 2,280 | 2,564 | ▲283 | 88.9% |
| 売上総利益(粗利率) | 1,598(70.1%) | 1,946(75.9%) | ▲347 | 82.1% |
| 販売費及び一般管理費(売上比) | 1,413(62.0%) | 1,355(52.9%) | +57 | 104.2% |
| 営業利益(利益率) | 184(8.1%) | 590(23.0%) | ▲405 | 31.3% |
| 当期純利益(利益率) | 98(4.3%) | 435(17.0%) | ▲337 | 22.6% |

一方、2026年3月期期初予想との比較では、サブスクは予想をやや下回ったものの下期に契約数が純増に転換し、低稼働バッグの販売を推進した結果、売上高は予想比104.0%、営業利益は予想比110.7%、当期純利益は予想比118.3%で着地した。
| 項目 | 2026年3月期予想 | 2026年3月期実績 | 予想比 |
|---|---|---|---|
| 売上高 | 2,192 | 2,280 | 104.0% |
| 売上総利益(粗利率) | 1,587(72.4%) | 1,598(70.1%) | 100.7% |
| 営業利益(利益率) | 167(7.6%) | 184(8.1%) | 110.7% |
| 当期純利益(利益率) | 83(3.8%) | 98(4.3%) | 118.3% |
主要KPI(契約数・顧客別単価)の状況
2026年3月期末の契約数(ダブルプラン込み)は19,254件で、対第3四半期末で1,188件の純増となった(前年同期は171件の純減)。顧客別単価は8,854円で前年同期比▲5円(前年同期平均8,859円)。会社は、下期に効率重視の広告投下へ切り替えたことでコンバージョンレートが第4四半期に対前年+2.6ポイント改善し新規数が対前年113%となったこと、継続率(チャーンレート)も下期に対前年平均▲0.8ポイント改善したことを要因として挙げている。
| KPI | 2026年3月期(当期) | 前年・四半期比較 |
|---|---|---|
| 契約数(ダブルプラン込み) | 19,254件 | 対第3四半期末+1,188件純増(前年同期は▲171件) |
| 顧客別単価 | 8,854円 | 前年同期比▲5円(前年同期平均8,859円) |

通期業績予想
| 項目 | 2026年3月期(実績) | 2027年3月期(予想) | 増減額 | 増減率 |
|---|---|---|---|---|
| 売上高 | 2,280 | 2,546 | +265 | +11.6% |
| 経常利益 | 190 | 255 | +65 | +34.3% |
| 営業利益 | 184 | 295 | +110 | +59.5% |
| 当期純利益 | 98 | 152 | +54 | +55.1% |

2027年3月期は、売上高2,546百万円(前期比+11.6%)、経常利益255百万円(同+34.3%)、営業利益295百万円(同+59.5%)、当期純利益152百万円(同+55.1%)を予想する。成長のための主要な取り組みとして、①契約数の獲得戦略を「量」から「質」へ転換し広告費依存からCPA重視の高収益な事業構造へシフトすること、②新サービス「ラクモチ」の育成と進化により新たな顧客体験を提供する柱として成長を加速させること、③在庫システム連携による同時出品モデルを展開し他社ECとの連携強化による販売チャネルの多角化を図ることを挙げている。
株主還元
本資料に配当に関する記載はない。株主還元に関連する取り組みとして、インベスタマー(「投資家(Investor)」と「顧客(Customer)」を組み合わせた造語で、自分が利用する製品やサービスを提供する企業に投資する人を指す)を増やすことを目的とした株主優待の導入が、2027年3月期の施策として挙げられている。
中期経営計画/トピック
会社は2029年3月期に過去最高の売上・業績を達成させることを目指すとしている。取り組みとして、2025年12月にβ版をリリースしたスマートキープ型サービス「ラクモチ」の本格展開、シェアリング機能を外部企業へOEM提供するShaaS(Sharing as a Service)の拡大(2026年3月期は企業連携を含め計8件開始、2027年3月期は成功例の横展開を予定)、在庫共有システムによる複数チャネルへの同時出品モデルの展開などを進めるとしている。

※本記事はラクサス・テクノロジーズが公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。