※本記事はジーエルテクノホールディングスが公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。
ジーエルテクノホールディングス株式会社は2026年3月期(2025年4月~2026年3月)の決算説明資料を公表した。連結売上高は47,189百万円(前期比+9.1%)、営業利益は7,111百万円(前期比+12.1%)となり、当期純利益は5,358百万円(前期比+31.8%)と大幅増益となった。売上高・営業利益ともに2025年5月開示の計画値を上回る着地となった。2027年3月期は売上高500億円、営業利益7,740百万円を見込み、前期比増収・増益・増配の見込みとしている。
連結業績(当期 実績)
売上高は、半導体事業の豊富な受注残高に基づく工場の高稼働や下半期における急激な受注環境の回復の影響に加え、分析機器事業の堅調な推移が寄与し、前期比9.1%の増収となった。営業利益は、主力2事業の増収効果に加え、分析機器事業にて自社消耗品の販売が好調であったことや、半導体事業にて高収益案件の構成比が高まったことから、前期比12.1%の増益。当期純利益は、経営統合に伴い非支配株主に帰属していた当期純利益が発生しなくなったことも寄与し、前期比31.8%の大幅増益となった。(単位:百万円)
| 項目 | 2025年3月期(前期) | 2026年3月期(当期) | 前期比 |
|---|---|---|---|
| 売上高 | 43,261 | 47,189 | +9.1% |
| 売上原価 | 28,130 | 30,929 | +10.0% |
| 売上総利益 | 15,130 | 16,259 | +7.5% |
| 販管費 | 8,786 | 9,148 | +4.1% |
| 営業利益 | 6,344 | 7,111 | +12.1% |
| 経常利益 | 6,626 | 7,721 | +16.5% |
| 親会社株主に帰属する当期純利益 | 4,064 | 5,358 | +31.8% |
セグメント別の状況
分析機器事業は、PFAS分析需要の拡大や中東情勢悪化懸念を背景とした先行発注も寄与し売上高は前期比+7.9%の21,549百万円、新製品カラムを含む自社消耗品の販売が好調に推移し営業利益は前期比+14.6%の2,345百万円となった。半導体事業は、期初の豊富な受注残高による工場の高稼働に加え下半期の急激な受注環境の回復により売上高は前期比+11.0%の23,659百万円、増収効果により営業利益は前期比+12.5%の4,686百万円となった。自動認識事業は、住居関連施設やビル施設向け、警備・セキュリティ用途における需要減少等の影響により売上高は前期比▲0.1%の1,980百万円、低利益率案件の構成比が高い状況が続いたことから営業利益は前期比▲56.1%の50百万円となった。(単位:百万円)
| セグメント | 指標 | 2025年3月期(前期) | 2026年3月期(当期) |
|---|---|---|---|
| 分析機器事業 | 売上高 | 19,965 | 21,549 |
| 分析機器事業 | 営業利益 | 2,045 | 2,345 |
| 半導体事業 | 売上高 | 21,313 | 23,659 |
| 半導体事業 | 営業利益 | 4,167 | 4,686 |
| 自動認識事業 | 売上高 | 1,982 | 1,980 |
| 自動認識事業 | 営業利益 | 115 | 50 |

通期業績予想(2027年3月期)
2027年3月期は、外部環境の不確実性が高い状況を踏まえつつも収益拡大施策を着実に推進し、中期経営計画最終年度の数値目標を据え置く方針。連結売上高は前期比+6.0%の50,000百万円、営業利益は前期比+8.8%の7,740百万円、経常利益は前期比+1.0%の7,800百万円、親会社株主に帰属する当期純利益は前期比+1.9%の5,460百万円を見込む。想定為替レートは1米ドル=153円。(単位:百万円)
| 項目 | 2026年3月期(実績) | 2027年3月期(予想) | 前期比 |
|---|---|---|---|
| 売上高 | 47,189 | 50,000 | +6.0% |
| 営業利益 | 7,111 | 7,740 | +8.8% |
| 経常利益 | 7,721 | 7,800 | +1.0% |
| 親会社株主に帰属する当期純利益 | 5,358 | 5,460 | +1.9% |

株主還元
配当予想は年間126円(前期比+3円の増配)。生産能力増強のための設備投資とのバランスも考慮し、目標である配当性向30%を維持する方針としている。
| 項目 | 2026年3月期(実績) | 2027年3月期(予想) | 増減 |
|---|---|---|---|
| 年間配当(円) | 123 | 126 | +3円 |
| 配当性向 | 30.0% | 30.1% | +0.1pt |

中期経営計画の進捗状況
2025年3月期~2027年3月期を対象とする中期経営計画では、2027年3月期に売上高500億円、営業利益77億円(営業利益率15.5%、ROE13%以上)を目標としており、2026年3月期実績はこれに向けて順調に推移している。半導体事業では埼玉県入間市の生産棟竣工やベトナム・ニンビン省での新工場設立、福島県喜多方における生産棟竣工など、生産能力増強に向けた投資を進めている。

※本記事はジーエルテクノホールディングスが公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。