※本記事はジュンテンドーが公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。
ジュンテンドーの2026年2月期(2025年3月1日~2026年2月28日)は、継続的な物価上昇に伴う買い控えや客数減少により営業収益430億4,098万円(前期比97.0%)の減収となった。営業利益は2億3,800万円(同50.4%)、経常利益は2億800万円(同45.4%)と減益で着地し、店舗の減損損失507百万円と固定資産除却損63百万円を特別損失に計上したことから、当期純利益は3億6,100万円の赤字(前期は1億5,200万円の黒字)となった。2027年2月期は営業収益440億円(前期比2.2%増)、営業利益4億2,000万円(同76.4%増)を見込む。
業績(2026年2月期 実績)
2026年2月期の既存店売上高は前期比97.5%、既存店客数は同96.7%、既存店客単価は同100.7%だった。値上げにより客単価は前期を上回ったものの、物価高騰を背景とした買い控えによる客数減少が売上高を押し下げた。全店ベースの売上高は前期比97.4%、客数は同96.3%、客単価は同101.2%だった。売上総利益率は30.1%(前期29.7%)に上昇したが、販管費率が31.8%(同30.6%)に上昇したことなどから営業利益は減益となった。
| 項目 | 2026年2月期(当期) | 2025年2月期(前期) | 前年比 |
|---|---|---|---|
| 営業収益 | 43,040百万円 | 44,376百万円 | 97.0% |
| 売上高 | 42,111百万円 | 43,482百万円 | 96.8% |
| 売上総利益 | 12,695百万円 | 12,906百万円 | 98.4% |
| 販売費及び一般管理費 | 13,387百万円 | 13,327百万円 | 100.5% |
| 営業利益 | 238百万円 | 472百万円 | 50.4% |
| 経常利益 | 208百万円 | 458百万円 | 45.4% |
| 当期純利益 | -361百万円 | 152百万円 | -237.5% |

部門別の状況
園芸農業部門は、酷暑により秋口の用土や薬剤需要が伸び悩む一方、米価格の高騰を背景に農家向け資材や刈払機が好調だった。資材工具部門は新築着工数の減少等を背景に建築関連の販売が伸び悩んだが、酷暑により夏物作業衣料は好調だった。生活関連部門は9月以降の値上げによる消費者の買い控えや、前年度の南海トラフ地震臨時情報発表後の防災商品需要増の反動により減少した。2025年3月~2026年2月の部門別構成比を業界(ホームセンター22社平均)と比較すると、当社は園芸・エクステリアが28.1%(HC平均15.3%)と業界平均を上回る一方、DIY素材・用品は27.1%(同30.0%)となっている。
| 部門 | 当社構成比 | HC22社平均構成比 |
|---|---|---|
| DIY素材・用品 | 27.1% | 30.0% |
| 電気 | 7.1% | 7.6% |
| インテリア | 3.5% | 5.7% |
| 家庭日用品 | 16.1% | 17.9% |
| 園芸・エクステリア | 28.1% | 15.3% |
| ペット | 7.4% | 8.8% |
| カー・アウトドア | 4.3% | 5.3% |
| カルチャー(文房具・オフィス等) | 2.8% | 2.3% |
| その他(灯油・食品等) | 3.5% | 7.1% |

通期業績予想(2027年2月期)
2027年2月期は、地政学的リスクによるエネルギー価格の高騰や物流コストの上昇、円安基調による原材料費・仕入コストの上昇が見込まれるほか、物価高により節約志向が続くと想定している。会社は営業収益440億円(前期比2.2%増)、営業利益4億2,000万円(同76.4%増)、経常利益3億円(同43.8%増)、当期純利益1億5,000万円を予想している。第2四半期累計では営業収益233億円(同0.8%減)、営業利益8億2,000万円(同5.9%減)、経常利益7億7,000万円(同9.4%減)、当期純利益4億8,000万円(同16.2%減)を見込む。
| 項目 | 2027年2月期予想(通期) | 2026年2月期実績(通期) | 前年比 |
|---|---|---|---|
| 営業収益 | 44,000百万円 | 43,040百万円 | 2.2% |
| 営業利益 | 420百万円 | 238百万円 | 76.4% |
| 経常利益 | 300百万円 | 208百万円 | 43.8% |
| 当期純利益 | 150百万円 | -361百万円 | – |

株主還元
配当については、2026年2月期の1株当たり年間配当金を10円00銭とする予想を示している。株主優待は、権利確定日(毎年2月末)時点で1年以上継続して当社株式を100株以上保有する株主を対象に、デジタルギフト1,000円相当分またはQUOカード1,000円分のいずれかを贈呈する。
トピック・今後の取組み
2025年9月、兵庫県小野市に新たな物流センターを新設した。老朽化していた三木センター(通過型物流センター)の機能を移転・拡張したもので、TCの仕分能力向上により受入先である店舗の生産性が向上するほか、三木センターは在庫型物流センター(DC)専用として活用され、保管容量は2.5倍となり輸入コンテナ仕入の拡大が可能になる。現状7%台のプライベートブランド商品売上構成比を10%まで高めることを目標に仕入を行う。また、農業資材専門店「ジュンテンドーアグリ」の出店を予定しており、既存店のある地域を基本に、小規模でコストを抑えたプロ向け農業資材特化店舗として展開する。JAとの業務提携も拡大しており、現在、島根県・広島県の13店舗でJA商品を取り扱っている。2026年3月からは若年層の定着とシニア層の活用を軸とする新人事制度を施行した。

※本記事はジュンテンドーが公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。