※本記事はクラスターテクノロジーが公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。
クラスターテクノロジーの2026年3月期(第35期)は、売上高1,299,249千円(前期比+27.0%)、営業利益164,141千円(同+51.0%)、当期純利益125,470千円(同+24.7%)となり、2期連続で売上・利益ともに過去最高を更新した。ナノ/マイクロ・テクノロジー関連事業が産業機器分野を中心に大きく伸長したほか、マクロ・テクノロジー関連事業も前期からの回復基調が継続した。一方、2027年3月期(第36期)は、成長投資の先行実施により大幅な減益を予想している。
連結業績(2026年3月期 実績)
2026年3月期の連結業績は、売上高1,299,249千円(前期比+27.0%)、営業利益164,141千円(同+51.0%、営業利益率12.6%)、経常利益165,954千円(同+49.7%)、当期純利益125,470千円(同+24.7%)。売上高が予想を上回って推移したことに加え、工場の高稼働率の継続や利益率の高い製品の寄与により、利益も大幅に増加した。
| 項目 | 2026年3月期(実績) | 2025年3月期(実績) | 増減 |
|---|---|---|---|
| 売上高 | 1,299,249千円 | 1,022,740千円 | +27.0% |
| 売上原価率 | 57.9% | 57.6% | +0.3pt |
| 販売費及び一般管理費 | 383,397千円 | 324,427千円 | +18.2% |
| 営業利益 | 164,141千円 | 108,729千円 | +51.0% |
| 営業利益率 | 12.6% | 10.6% | +2.0pt |
| 経常利益 | 165,954千円 | 110,879千円 | +49.7% |
| 当期純利益 | 125,470千円 | 100,655千円 | +24.7% |
| 自己資本当期純利益率(ROE) | 7.4% | 6.3% | +1.1pt |
| 1株当たり当期純利益 | 22.04円 | 17.68円 | +4.36円 |
| 配当金 | 6.00円 | 4.00円 | +2.00円 |

セグメント別の状況
セグメント別では、ナノ/マイクロ・テクノロジー関連事業の売上高が1,063,324千円(前期比+29.5%)、セグメント利益485,110千円(同+27.5%)となり、産業用インクジェットプリンター向けを中心とする産業機器分野が予想以上に伸長した。マクロ・テクノロジー関連事業は売上高225,226千円(同+21.9%)、セグメント利益59,249千円(同+17.4%)と、前期からの回復基調が継続した。その他事業は売上高10,698千円(同△35.5%)、セグメント利益3,178千円(同+51.8%)だった。
| セグメント | 指標 | 2026年3月期(実績) | 2025年3月期(実績) |
|---|---|---|---|
| ナノ/マイクロ・テクノロジー関連事業 | 売上高 | 1,063,324千円 | 821,407千円 |
| ナノ/マイクロ・テクノロジー関連事業 | セグメント利益 | 485,110千円 | 380,595千円 |
| ナノ/マイクロ・テクノロジー関連事業 | 利益率 | 45.6% | 46.3% |
| マクロ・テクノロジー関連事業 | 売上高 | 225,226千円 | 184,760千円 |
| マクロ・テクノロジー関連事業 | セグメント利益 | 59,249千円 | 50,468千円 |
| マクロ・テクノロジー関連事業 | 利益率 | 26.3% | 27.3% |
| その他事業 | 売上高 | 10,698千円 | 16,573千円 |
| その他事業 | セグメント利益 | 3,178千円 | 2,093千円 |
| その他事業 | 利益率 | 29.7% | 12.6% |

通期業績予想(2027年3月期)
2027年3月期(第36期)の業績予想は、売上高1,292,000千円、営業利益70,000千円、経常利益76,000千円、当期純利益46,000千円と、大幅な減益を見込む。要因は、①ナノ/マイクロ・テクノロジー関連事業の産業機器分野の減少とマクロ・テクノロジー関連事業の増加によるセールスミックス変動、②関西工場・関東工場への新規設備投資の大幅な増額(投資額は前回想定の3倍超となる3億円超を予定)、③関東工場の増員をはじめとする人的資本投資の積極化、である。なお、中期経営計画(2025年3月期〜2027年3月期)の最終定量目標であった売上高1,260,000千円・営業利益120,000千円は、2026年3月期に前倒しで達成済みである。
| 項目 | 2027年3月期(予想) | 2026年3月期(実績) |
|---|---|---|
| ナノ/マイクロ・テクノロジー関連事業 売上高 | 1,026,000千円 | 1,063,324千円 |
| マクロ・テクノロジー関連事業 売上高 | 260,000千円 | 225,226千円 |
| その他事業 売上高 | 6,000千円 | 10,698千円 |
| 売上高 | 1,292,000千円 | 1,299,249千円 |
| 売上総利益 | 510,000千円 | 547,538千円 |
| 販売管理費 | 440,000千円 | 383,397千円 |
| 営業利益 | 70,000千円 | 164,141千円 |
| 経常利益 | 76,000千円 | 165,954千円 |
| 当期純利益 | 46,000千円 | 125,470千円 |

株主還元
2026年3月31日を基準日として、普通配当5円と記念配当1円を合わせた1株当たり6円の配当を実施した(記念配当は名証メイン市場への重複上場及び東証スタンダード市場への上場市場区分変更に対する感謝の意によるもの)。今後は配当性向30%を目安に株主還元を実施していく方針。

中期経営計画の進捗
中期経営計画(2025年3月期〜2027年3月期)の最終定量目標である売上高12.6億円・営業利益1.2億円を、2年目の2026年3月期に前倒しで達成した。また、2025年10月に名古屋証券取引所メイン市場へ株式上場(重複上場)、2026年2月に東京証券取引所スタンダード市場へ上場市場区分を変更し、東証グロース市場の上場廃止懸念を払拭した。次期中期経営計画(2028年3月期〜2030年3月期)は2027年5月に開示予定。
※本記事はクラスターテクノロジーが公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。