※本記事はエーアイテイーが公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。
エーアイテイーの2026年2月期(通期)は、営業収益58,399百万円(前期比+5.0%)、営業利益4,196百万円(同+3.0%)、経常利益4,680百万円(同+3.3%)、親会社株主に帰属する当期純利益3,175百万円(同+4.2%)となり、増収増益で着地した。国際貨物輸送の取扱拡大に向けた営業活動やオンラインサービス「CIS(Cargo Information Service)」の機能拡充、通関受注件数の伸長、価格転嫁の推進などが増収増益に寄与した。2027年2月期は営業収益62,500百万円(前期比+7.0%)、営業利益4,530百万円(同+7.9%)を計画している。
連結業績(2026年2月期 実績)
営業収益は前期比+5.0%の58,399百万円となった。海上輸送における販売価格の上昇や、通関受注件数の増加(単体+4,896件)、期間前半における海上貨物輸送の運賃水準の高止まりなどが増収に寄与した。売上総利益は前期比+2.0%の10,292百万円。一部顧客との間で海上運賃や国内陸送費の価格改定交渉を進め価格転嫁に取り組んだ結果、売上総利益率は前期を下回る水準ながら、前期夏以降に大幅に低下していた局面から改善傾向を示した。販管費は給与のベースアップ等による人件費増加により6,095百万円(+1.2%)となったが、業務効率化の推進により営業利益は4,196百万円(+3.0%)、経常利益は4,680百万円(+3.3%)、親会社株主に帰属する当期純利益は3,175百万円(+4.2%)と、いずれも増益となった。
| 項目 | 2026年2月期 | 2025年2月期 | 増減 |
|---|---|---|---|
| 営業収益 | 58,399 | 55,638 | +2,761(+5.0%) |
| 売上総利益 | 10,292 | 10,095 | +196(+2.0%) |
| 販売費及び一般管理費 | 6,095 | 6,021 | +73(+1.2%) |
| 営業利益 | 4,196 | 4,073 | +123(+3.0%) |
| 経常利益 | 4,680 | 4,532 | +148(+3.3%) |
| 親会社株主に帰属する当期純利益 | 3,175 | 3,047 | +128(+4.2%) |
セグメント別の状況
報告セグメントは「日本」「中国」の2区分で、「その他」は台湾・ベトナム・ミャンマーの現地法人を示す区分。日本セグメントは営業収益49,731百万円(前期比+2,587百万円)、営業利益3,359百万円(同+174百万円)。中国セグメントは営業収益7,005百万円(同+135百万円)、営業利益661百万円(同△17百万円)。その他は営業収益1,663百万円(同+38百万円)、営業利益175百万円(同△33百万円)となった。
| セグメント | 営業収益(2026年2月期) | 営業収益(2025年2月期) | 営業利益(2026年2月期) | 営業利益(2025年2月期) |
|---|---|---|---|---|
| 日本 | 49,731 | 47,143 | 3,359 | 3,185 |
| 中国 | 7,005 | 6,869 | 661 | 678 |
| その他 | 1,663 | 1,624 | 175 | 209 |
| 合計 | 58,399 | 55,638 | 4,196 | 4,073 |

海上輸送・通関の取扱実績
海上輸送取扱コンテナ本数(当社+日新運輸)は256,851TEU(前期比+3.2%、+7,952TEU)。通関受注件数は152,656件(前期比+9.6%、+13,362件)。アパレル関連商材の荷動きが比較的堅調に推移したことなどが、通関受注件数の伸長につながった。

通期業績予想(2027年2月期)
2027年2月期の連結業績予想は、営業収益62,500百万円(前期比+7.0%)、営業利益4,530百万円(同+7.9%)、経常利益4,960百万円(同+6.0%)、親会社株主に帰属する当期純利益3,390百万円(同+6.7%)。国際輸送ネットワークの拡充やグループ総合力を活かした案件獲得、物流DXの推進などにより持続的な収益拡大を図る計画。上半期は前年同期比での人件費増加や、2026年2月期上半期に計上した為替差益192百万円の反動により経常利益は減益を見込むが、下半期にかけて施策効果を発現させ通期での業績向上を図るとしている。
| 項目 | 2027年2月期(予想) | 2026年2月期(実績) | 増減 |
|---|---|---|---|
| 営業収益 | 62,500 | 58,399 | +4,100(+7.0%) |
| 営業利益 | 4,530 | 4,196 | +333(+7.9%) |
| 経常利益 | 4,960 | 4,680 | +279(+6.0%) |
| 親会社株主に帰属する当期純利益 | 3,390 | 3,175 | +214(+6.7%) |

株主還元
2026年2月期の1株当たり配当金は、中間期45円で実施済み、期末55円で実施予定であり、年間合計100円となる。2027年2月期は、事業活動で得られた利益をより積極的に株主へ還元することを目的として、中間期55円・期末55円の年間合計110円を計画している。
| 項目 | 2026年2月期(実績) | 2027年2月期(予想) |
|---|---|---|
| 中間配当 | 45円 | 55円 |
| 期末配当 | 55円(実施予定) | 55円(計画) |
| 年間合計 | 100円 | 110円 |

今後の事業戦略・トピック
今後は、国際輸送ネットワークの拡充とグループ総合力を活かした案件獲得を推進する方針。中国からの輸入貨物取扱増に加え、ベトナム・ミャンマー・カンボジア等ASEAN各国やバングラデシュからの取扱量を積み増すほか、繊維・雑貨以外の分野への販路拡大、海外保税倉庫の活用拡大・機能強化に取り組む。また、生成AIの利活用やRPAとの連携による業務改善、AIによる通関業務の一部自動化・半自動化などの物流DXを推進するほか、戦略的アライアンスやM&Aを通じた外部経営資源の活用により、連結営業収益1,000億円の早期実現を目指すとしている。
※本記事はエーアイテイーが公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。