ヒガシホールディングス

ヒガシホールディングス、2026年3月期は増収増益で売上高・経常利益とも過去最高 配当は60円に増額

決算サマリー 2026.08.14
ヒガシホールディングス、2026年3月期は増収増益で売上高・経常利益とも過去最高 配当は60円に増額

※本記事はヒガシホールディングスが公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。

ヒガシホールディングスの2026年3月期連結業績は、売上高579億72百万円(前期比+20.5%)、経常利益41億50百万円(同+41.4%)、親会社株主に帰属する当期純利益26億2百万円(同+44.1%)となり、売上高・経常利益ともに過去最高を更新した。通期業績予想に対する達成率は売上高107.4%、経常利益122.1%と、いずれも上回った。1株当たり配当金は前期の42円から18円積み増しし、60円を予定している。

目次

連結業績(2026年3月期 実績)

売上高は、大手EC向け3PLセンターでの取扱量の増加、オフィスサービス事業での大型案件受注、NEXT GIGAスクール構想に伴うICT機器の更新案件の受注とそれに関連したICT機器販売の受託、大手EC向け輸送業務の拡大、前年度下期より連結を開始した株式会社ネオコンピタンスの連結期間通年化等、幅広い事業領域で増収した。経常利益は上記の増収に加え、大手EC向け大型3PLセンターが安定稼働に入ったことが増益に貢献した。

項目2025年3月期実績2026年3月期実績2026年3月期通期予想予想達成率増減率
売上高48,126百万円57,972百万円54,000百万円107.4%+20.5%
売上総利益9,025百万円11,095百万円+22.9%
営業利益2,739百万円4,044百万円3,256百万円124.2%+47.6%
経常利益2,935百万円4,150百万円3,400百万円122.1%+41.4%
親会社株主に帰属する当期純利益1,805百万円2,602百万円2,176百万円119.6%+44.1%
1株当たり配当金(円)42.00円60.00円50.00円

事業別の状況

事業別に見ると、運送事業はオフィスサービス事業での大型案件受注、大手EC向け拠点間輸送の受注拡大、NEXT GIGAスクール構想におけるICT機器の更新に伴うキッティング業務の受注、ビルデリバリー事業での新拠点開設に伴う案件受注等により増収増益となった。倉庫事業は、いずれも10,000坪を超える大型3PLセンターである流山LC、神戸西LC、川西LCの稼働率が上昇したことや、その他の既存センターの作業効率化が進んだことにより、大幅な増収増益となった。商品販売事業はキッティング業務の受注に関わるICT機器販売の受託や、大手インフラ会社向け資材販売の取扱量の増加等により増収増益、ウエルフェア事業は前期に実施した小規模拠点の開設効果が顕在化し増収増益、その他事業は2024年10月より連結を開始した株式会社ネオコンピタンスの連結期間通年化等により増収増益となった。全セグメントで対前年増収増益となる成長を達成した。

セグメント別 売上高/利益のグラフ(全セグメントで増収増益)
出典:2026年3月期 連結決算説明資料 P.5

通期業績予想(2027年3月期)

2027年3月期の連結業績予想は、中期経営計画2028の2年目として売上高590億円、経常利益42.5億円と、ともに過去最高を見込む。2026年3月期に受注したICT機器販売の収束や、オフィスサービス事業での大型案件受注の反動、大口得意先向けカタログギフト発送業務の収束等の減収要因はあるものの、流山LC増床部分の稼働開始や大手EC向けの3PL業務及び輸送業務の更なる拡大に加え、適正価格への継続的な見直し等の効果により増収を見込む。なお、2026年3月期売上高に対する燃料費の割合は約0.4%であり燃料費上昇の直接的な影響は僅少だが、中東情勢等の不透明な経済環境を踏まえ保守的な予想としている。1株当たり配当金は2026年3月期の60円から2円積み増しし、62円を予定している。

項目2026年3月期実績2027年3月期予想増減率
売上高57,972百万円59,000百万円+1.8%
営業利益4,044百万円4,100百万円+1.4%
経常利益4,150百万円4,250百万円+2.4%
親会社株主に帰属する当期純利益2,602百万円2,703百万円+3.9%
1株当たり当期純利益(円)199.25円206.16円
1株当たり配当金(円)60.00円62.00円
2027年3月期 連結業績予想スライド
出典:2026年3月期 連結決算説明資料 P.9

株主還元

配当については、中期経営計画2028で掲げる「連結配当性向30%以上」を基準とし、安定的かつ継続的な配当を実施していく方針。2026年3月期の1株当たり配当金は前期の42.0円から18.0円積み増しし60.0円を予定(配当性向30.1%)。2027年3月期は62.0円を予定している。

決算期1株当たり配当金配当性向
2023年3月期30.0円31.0%
2024年3月期36.0円31.4%
2025年3月期42.0円30.7%
2026年3月期(予定)60.0円30.1%
2027年3月期(予想)62.0円30.1%
2028年3月期(予想・修正後)66.0円30%以上
1株当たり配当金・配当性向の推移グラフ
出典:2026年3月期 連結決算説明資料 P.14

中期経営計画2028/トピックス

中期経営計画2028の初年度である2026年3月期の実績が、売上高・経常利益ともに当初計画の最終年度の目標数値を達成した。最終年度に向け、各事業領域で事業成長を推進するための投資や、流山LC増床部分の本格稼働、自社大型車両の増車に伴う輸送業務の拡大等により更なる業績の伸長が見込まれるため、最終年度(2028年3月期)の目標数値を売上高610億円、経常利益44億円に上方修正した。1株当たり配当金についても、業績の上方修正を鑑み当初計画の57円から9円積み増しし、過去最高額となる66円を予定している。ROEは8%以上、配当性向は30%以上を目標とする。

項目2026年3月期実績2027年3月期予想2028年3月期当初計画2028年3月期修正計画
売上高579.7億円590億円550億円610億円
経常利益41.5億円42.5億円35億円44億円
1株当たり配当金60円00銭62円00銭57円00銭66円00銭
ROE17.6%8%以上8%以上8%以上
配当性向30.1%30.1%30%以上30%以上
従業員数1,744名1,800名1,800名1,850名
中期経営計画2028の上方修正 目標数値スライド
出典:2026年3月期 連結決算説明資料 P.7

トピックスとしては、2026年3月17日に三井住友ファイナンス&リース株式会社及びSMFLレンタル株式会社との業務提携契約を締結し、株式会社ヒガシトゥエンティワンが西日本地区でPCキッティング業務等を受託する体制を整備した。株式会社FMサポート21は東京・大阪でビルデリバリー事業の新拠点を相次いで開設(2025年度は合計8拠点を新規開設)。ITサポート事業部はNEXT GIGAスクール構想に関連するICT機器のキッティング業務を受注し、2025年度の受注台数は計45万台以上に上った。大手EC向け大型3PLセンター「流山LC」は増床し、延床面積は約14,871坪から約29,533坪へとほぼ2倍となり、増床部分は2026年5月より稼働を開始する。2025年6月には株式会社ピアレス(直近売上高3.9億円)をグループ会社化し、2025年10月より連結を開始した。

※本記事はヒガシホールディングスが公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。

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