※本記事は東武鉄道が公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。
東武鉄道は2026年4月30日、2026年3月期の決算補足説明資料を公表した。鉄道業、ホテル業、スカイツリータウン業等が好調に推移し、営業収益は6,554億円と増収となった。営業利益は鉄道業における維持管理費用の増加や新東武カードの発行に伴う一時的な費用増等により対前年で減益となったものの、従来計画に対しては増収効果等による増益で着地した。親会社株主に帰属する当期純利益は556億円となり、政策保有株式の縮減の推進等により3期連続で過去最高を更新した。
連結業績(2026年3月期 実績)
2026年3月期の連結業績は、営業収益6,554億円(前期比239億円増)、営業利益718億円(前期比27億円減)、経常利益688億円(前期比38億円減)、親会社株主に帰属する当期純利益556億円(前期比42億円増)となった。なお、従来計画(2026年2月4日公表)に対しては、営業収益で24億円、営業利益で18億円、経常利益で28億円、当期純利益で36億円、それぞれ上回った。
| 項目 | 2026年3月期実績 | 2025年3月期実績 | 増減 |
|---|---|---|---|
| 営業収益 | 6,554億円 | 6,314億円 | 239億円 |
| 営業利益 | 718億円 | 746億円 | ▲27億円 |
| 経常利益 | 688億円 | 727億円 | ▲38億円 |
| 親会社株主に帰属する当期純利益 | 556億円 | 513億円 | 42億円 |

セグメント別の状況(2026年3月期 実績)
セグメント別では、運輸事業は鉄道業・バス・タクシー業で増収となったものの、鉄道業の維持管理費用の増加等により営業利益は減益となった。レジャー事業は旅行業・ホテル業を中心に増収増益。不動産事業は分譲業が減収減益となったが、賃貸業・スカイツリータウン業の増収増益により全体で増益となった。流通事業は百貨店業・ストア業で増収となったが、新東武カードの発行費用が一時的に増加したことにより全体では減益となった。その他事業は受注工事の増加等により増収増益となった。
| セグメント | 項目 | 2026年3月期実績 | 2025年3月期実績 |
|---|---|---|---|
| 運輸事業 | 営業収益 | 2,186億円 | 2,160億円 |
| 運輸事業 | 営業利益 | 276億円 | 312億円 |
| レジャー事業 | 営業収益 | 1,895億円 | 1,755億円 |
| レジャー事業 | 営業利益 | 184億円 | 172億円 |
| 不動産事業 | 営業収益 | 590億円 | 599億円 |
| 不動産事業 | 営業利益 | 158億円 | 147億円 |
| 流通事業 | 営業収益 | 1,761億円 | 1,726億円 |
| 流通事業 | 営業利益 | 60億円 | 75億円 |
| その他事業 | 営業収益 | 926億円 | 872億円 |
| その他事業 | 営業利益 | 69億円 | 63億円 |

2027年3月期 業績計画
2027年3月期の計画は、営業収益6,730億円(前期比176億円増)、営業利益720億円(前期比2億円増)、経常利益635億円(前期比53億円減)、親会社株主に帰属する当期純利益560億円(前期比4億円増)としている。鉄道業、旅行業、ホテル業等が好調を維持するほか、スカイツリー業における変動価格制導入効果等により増収を見込む。鉄道業では設備投資の進捗に伴う減価償却費の増加を見込むものの、新東武カード発行に係る一時的な費用の剥落等により、営業利益は前期比で増益とする計画である。親会社株主に帰属する当期純利益は、政策保有株式縮減の推進等により4期連続で過去最高を更新する計画としている。
| 項目 | 2027年3月期計画 | 2026年3月期実績 | 増減 |
|---|---|---|---|
| 営業収益 | 6,730億円 | 6,554億円 | 176億円 |
| 営業利益 | 720億円 | 718億円 | 2億円 |
| 経常利益 | 635億円 | 688億円 | ▲53億円 |
| 親会社株主に帰属する当期純利益 | 560億円 | 556億円 | 4億円 |

セグメント別の2027年3月期計画では、運輸事業は鉄道業・バス・タクシー業で増収を見込むが、鉄道業の減価償却費の増加等により減益を計画する。レジャー事業は旅行業・ホテル業・スカイツリー業を中心に増収増益を見込む。不動産事業は賃貸業の増収増益がある一方、分譲業の減益等により前期並みの利益を確保する計画とする。流通事業は百貨店業・ストア業で減収となるものの、ストア業の利益率改善や新東武カードの発行費用の大幅減等により増益を見込む。その他事業は受注工事の増加等により増収増益を計画する。

株主還元
業績向上を踏まえ、2026年3月期の期末配当金は2.5円増配の37.5円とし、年間配当金は70円(対前回発表予想比2.5円増)を予定している。2027年3月期については、直近の業績水準ならびに資本効率向上等を総合的に勘案し、年間配当金を5円増配の75円とする計画で、5期連続の増配となる見通しである。
| 項目 | 2026年3月期 | 2027年3月期計画 |
|---|---|---|
| 期末配当金 | 37.5円(2.5円増配) | 開示なし |
| 年間配当金 | 70円(対前回発表予想比+2.5円) | 75円(5期連続増配、+5円) |
※本記事は東武鉄道が公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。