※本記事はULSグループが公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。
ULSグループは2026年3月期の連結決算で、売上高16,600百万円(前期比+25.7%)、経常利益3,063百万円(同+16.1%)、親会社株主に帰属する当期純利益2,027百万円(同+23.9%)を計上した。売上高は9期連続、経常利益は14期連続で過去最高を更新した。コンサルタント数は前期末比103名増の713名となり、人的資本への投資を継続した。27年3月期は売上高20,200百万円、経常利益3,700百万円を見込んでいる。
連結業績(当期 実績)
売上高は堅調な需要を背景に前期比+3,396百万円(+25.7%)増加し、9期連続で過去最高を更新した。顧客数は167社(うち新規60社)、上位5社の売上構成比は38%、前期からのリピート率は89%だった。売上総利益は6,609百万円(前期比+24.3%)で、総利益率は40.3%から39.8%へ0.5%低下した。外注費が売上比9.2%から11.9%に上昇したことが利益率低下の主因。販管費は3,562百万円(同+32.3%)に増加し、採用費が前期比+408百万円(+92.7%)と大きく伸びた。コンサルタント採用数は144名(前期比+23名)を達成し、コンサルタント数は前期末比103名純増の713名となった。経常利益は3,063百万円(同+16.1%)で14期連続の過去最高、親会社株主に帰属する当期純利益は2,027百万円(同+23.9%)となった。
| 項目 | 25年3月期 | 26年3月期 | 増減額 | 増減率 |
|---|---|---|---|---|
| 売上高 | 13,203 | 16,600 | +3,396 | +25.7% |
| 売上総利益(売上総利益率) | 5,317(40.3%) | 6,609(39.8%) | +1,292 | +24.3% |
| 販売費及び一般管理費 | 2,694 | 3,562 | +868 | +32.3% |
| 経常利益(経常利益率) | 2,638(20.0%) | 3,063(18.5%) | +424 | +16.1% |
| 親会社株主に帰属する当期純利益 | 1,635 | 2,027 | +391 | +23.9% |

セグメント別(グループ会社別)の状況
ULSグループは持株会社の傘下に、戦略・オペレーション・先端ITコンサルティングを担うULSコンサルティング株式会社、自治体・官公庁向けシステム構築を支援するピースミール・テクノロジー株式会社(2026年10月1日付でULSパブリス株式会社への商号変更を予定)、企業のアプリケーション・クラウド領域のアーキテクチャ設計等を手掛ける株式会社アークウェイの3社を連結子会社として展開している。連結従業員数は820名(2026年3月31日現在)。
| 会社名 | 事業内容 |
|---|---|
| ULSグループ株式会社(持株会社) | グループ各社の経営資源配分、バックオフィス機能の提供 |
| ULSコンサルティング株式会社 | 戦略、オペレーション、先端ITテクノロジーに関するコンサルティングサービスの提供 |
| ピースミール・テクノロジー株式会社 | 自治体・官公庁の次世代システムの設計、プロジェクトマネジメント、共通基盤の構築などをサポート |
| 株式会社アークウェイ | 企業の次世代ビジネスとアプリケーション・クラウドとIT組織のアーキテクチャの設計、コンサルティングの提供 |

通期業績予想
2027年3月期は、人的資本への投資を中心とする成長投資を継続しつつ、販管費の増加を見込みながら利益成長フェーズを堅持する計画。売上高は20,200百万円(前期比+21.7%)、経常利益は3,700百万円(同+20.8%、経常利益率18.3%)、親会社株主に帰属する当期純利益は2,300百万円(同+13.4%)を見込む。
| 項目 | 26年3月期(実績) | 27年3月期(見通し) | 増減率 |
|---|---|---|---|
| 売上高 | 16,600 | 20,200 | +21.7% |
| 経常利益(経常利益率) | 3,063(18.5%) | 3,700(18.3%) | +20.8% |
| 親会社株主に帰属する当期純利益 | 2,027 | 2,300 | +13.4% |

株主還元
配当については、20%から30%の連結配当性向を目安に期末配当を実施する方針。2027年3月期の1株当たり配当金は8円20銭を予定している。なお2025年10月1日付で普通株式1株を10株とする株式分割を実施しており、資料記載の1株当たり配当金はこれを反映した金額となっている。
| 項目 | 値 |
|---|---|
| 2027年3月期 1株当たり配当金(予定) | 8円20銭 |
| 連結配当性向の目安 | 20%〜30% |
| 株式分割 | 2025年10月1日付で1株を10株に分割 |

中期経営計画/トピック
ピースミール・テクノロジー株式会社は創業満17年を機に、2026年10月1日付で商号を「ULSパブリス株式会社」(英語名:ULS Publis, Inc.)へ変更し、リブランディングを実施する予定。ITを軸に公共政策の立案・実践支援までサービス範囲を広げ、公共機関向け業界最高レベルのプロフェッショナルサービスを表すブランドへ進化させる方針。また、みずほ証券株式会社への国内大手金融機関初となる「Devin」導入支援など、AI駆動関連サービスの拡充に取り組んでいる。人的資本については、中途採用120〜140名、新卒20名程度の採用を継続し、1,500〜2,000名規模の事業運営体制の確立を目指すとともに、当面は前期比平均20〜30%台の利益成長フェーズを継続するイメージを示している。
※本記事はULSグループが公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。