クリアル

クリアル、2026年3月期は大幅増益 業績予想を上回る

決算サマリー 2026.08.13
クリアル、2026年3月期は大幅増益 業績予想を上回る

※本記事はクリアルが公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。

クリアル株式会社は2026年3月期通期の決算説明資料を公表した。主力のCREAL事業において不動産特定共同事業法(不特法)1号2号物件の売却が利益に貢献したことに加え、2Q以降は不特法3号4号スキームの取得報酬・期中報酬の計上を開始し、売上総利益・営業利益・当期純利益はいずれも前年同期比で大幅増益となった。業績は年間予想を上回る実績を達成した。

目次

連結業績(当期 実績)

2026年3月期通期の連結累計業績は、売上総利益78.0億円(前年同期比137.6%)、営業利益29.4億円(同149.2%)、経常利益27.8億円(同151.9%)、当期純利益19.4億円(同143.7%)といずれも大幅な増益となった。年間予想に対する進捗率は、売上総利益105.3%、営業利益110.5%、経常利益111.2%、当期純利益107.8%で、いずれも予想を上回った。獲得投資家数は41,522人(前年同期比125.1%)、GMV(流通取引総額)は313.9億円(同122.2%)となった。

項目当期(26/3期)前期(25/3期)前年同期比
売上総利益(億円)78.056.7137.6%
営業利益(億円)29.419.7149.2%
経常利益(億円)27.818.3151.9%
当期純利益(億円)19.413.5143.7%
1株当たり配当金(円)86133.3%
獲得投資家数(人)41,52233,186125.1%
GMV(億円)313.9256.9122.2%
2026年3月期 通期 連結累計業績
出典:クリアル 2026年3月期通期 決算説明資料 P.4

セグメント別(事業別)の状況

各サービスの売上総利益は、CREALが4,396百万円(前年同期比198.1%)と約2倍に成長した。不特法3号4号のファンド組成によるフィー計上と、不特法1号2号の運用物件の高いTake Rateでの売却によるもの。CREAL PROは1,864百万円(同74.8%)で、パイプラインの一部期ズレにより前年同期比減益・予算未達となった。CREAL PBは900百万円(同125.3%)で、投資用区分レジデンス販売の戸数増加と粗利率向上により増益。その他は638百万円(同270.3%)で、CREAL PARTNERSの管理戸数増加とCREAL HOTELSの運営収入増加が寄与した。連結の売上総利益は7,799百万円(同137.6%、年間予想比105.2%)となった。

事業当期(26/3期)前期(25/3期)前年同期比年間予想進捗率
CREAL4,3962,219198.1%3,000146.5%
CREAL PRO1,8642,49274.8%3,00062.1%
CREAL PB900718125.3%860104.7%
その他638236270.3%550116.0%
連結7,7995,666137.6%7,410105.2%
各サービスの業績(売上総利益)
出典:クリアル 2026年3月期通期 決算説明資料 P.20

通期業績予想

2027年3月期の業績予想は、連結売上総利益8,890百万円(前年同期比114.0%)、営業利益3,290百万円(同111.9%)、経常利益3,050百万円(同109.6%)、当期純利益2,100百万円(同108.4%)としている。事業別では、CREAL PROが3,530百万円(同189.4%)、CREAL PBが1,040百万円(同115.6%)、その他が950百万円(同148.9%)と増益を見込む一方、CREALは前期に計上された不特法1号2号の売却関連収入の剥落により3,370百万円(同76.7%)と一時的な減益を見込んでいる。GMVは31,391百万円から64,000百万円(同203.9%)、獲得投資家数は41,522人から30,000人(同72.3%)とする計画。

項目2026年3月期実績2027年3月期予想前年同期比
売上総利益(百万円)7,7998,890114.0%
CREAL(百万円)4,3963,37076.7%
CREAL PRO(百万円)1,8643,530189.4%
CREAL PB(百万円)9001,040115.6%
その他(百万円)638950148.9%
販管費(百万円)4,8575,600115.3%
営業利益(百万円)2,9413,290111.9%
経常利益(百万円)2,7843,050109.6%
当期純利益(百万円)1,9382,100108.4%
1株当たり配当金(円)88
GMV(百万円)31,39164,000203.9%
獲得投資家数(人)41,52230,00072.3%
2027年3月期 業績予想
出典:クリアル 2026年3月期通期 決算説明資料 P.34

株主還元

1株当たり配当金は、2026年3月16日付で当初予想の7円から8円へ上方修正され、8円(前期6円、前年同期比133.3%)となった。2027年3月期の配当予想も8円としている。配当性向は、成長投資を優先しつつ無理のない範囲で実施する方針で、当面の目安を15%程度としている。また、市況を見ながら機動的な自己株式取得も検討するとしており、2026年5月18日から6月25日にかけて、自己株式410,000株(取得価額総額410,000,000円を上限)の取得を実施予定としている。

項目2025年3月期(実績)2026年3月期(実績)2027年3月期(予想)
1株当たり配当金(円)688
企業価値向上に向けた株主還元策の位置づけ
出典:クリアル 2026年3月期通期 決算説明資料 P.52

中期経営計画/トピック

2025年6月に不特法3号4号許可を取得し、8月より新スキームに基づく案件募集を開始した。新スキーム開始以降、2026年3月末までに9ファンド合計でGMV258億円を組成し、1ファンドの平均GMVは28.7億円に大規模化した。自己資本比率は2025年6月末の10.2%から2026年3月末には25.5%に上昇した。また、成長著しい不動産ST市場への参入準備を進めており、2027年3月期上半期のサービス開始を目指すとしている。ホテル運営事業(CREAL HOTELS)への先行投資を継続し、アパートメントホテル新ブランド「VAYS」のパイプラインは10物件362室に増加した。第三者割当増資により5社に対し約43億円の成長資金を調達し、SBIホールディングスとの提携強化(持分法適用会社化)も実施した。

※本記事はクリアルが公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。

Articles

株主優待

記事がありません。

個人投資家・企業様各位

目次