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サンクゼール、2026年3月期は売上高5.8%増 営業利益5.3%減 純利益76.4%増

決算サマリー 2026.08.13
サンクゼール、2026年3月期は売上高5.8%増 営業利益5.3%減 純利益76.4%増

※本記事はサンクゼールが公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。

サンクゼールの2026年3月期(2025年4月~2026年3月)連結業績は、売上高20,600百万円(前年同期比+5.8%)、営業利益791百万円(同▲5.3%)、親会社株主に帰属する当期純利益618百万円(同+76.4%)となった。売上総利益率は35.8%と前年同期比+1.0pt改善した一方、販管費の増加により営業利益は減少した。2027年3月期は増収増益の売上高・営業利益を計画するが、前期に計上した為替差益及び特別損益の反動により経常利益・当期純利益は減益を見込む。

目次

連結業績(2026年3月期 実績)

売上高は前年同期比5.8%増の20,600百万円。ホールセールとグローバルが売上を牽引した。利益率の高い商品群の販促活動推進やFC卸価格の適正化等により、売上総利益は前年同期比8.6%増の7,365百万円、売上総利益率は35.8%(前年同期比+1.0pt)に改善した。一方、人件費や販促費等の販管費が前年同期比10.6%増加した結果、営業利益は791百万円(同▲5.3%)、営業利益率は3.8%(同▲0.5pt)となった。経常利益は861百万円(同+1.9%)、親会社株主に帰属する当期純利益は前期に計上した減損損失の影響により618百万円(同+76.4%)となった。

項目当期実績前期実績前年同期比
売上高20,600,612千円19,467,260千円+5.8%
売上総利益7,365,209千円6,779,644千円+8.6%
売上総利益率35.8%34.8%+1.0pt
営業利益791,440千円835,995千円▲5.3%
営業利益率3.8%4.3%▲0.5pt
経常利益861,051千円845,069千円+1.9%
親会社株主に帰属する当期純利益618,234千円350,434千円+76.4%
サンクゼール 連結業績概要
出典:2937_サンクゼール_2026年3月期_通期_説明資料 P.6

販売チャネル別の状況

店舗(直営・FC)売上高は前年同期比0.1%減の13,517百万円で、既存店のお客様数減少が続く。ECはギフト需要の伸び悩みにより前年同期比5.1%減。一方、ホールセールは大手小売チェーンに対する商品ラインナップの見直しと販売力回復により前年同期比22.9%増、グローバルは米国及び台湾での売上増により同29.5%増と、両チャネルが全体の売上を牽引した。

チャネル当期実績前期実績前年同期比
直営6,291,045千円6,223,893千円+1.1%
FC7,226,108千円7,310,904千円▲1.2%
EC1,168,608千円1,231,398千円▲5.1%
ホールセール3,245,699千円2,640,493千円+22.9%
グローバル2,669,150千円2,060,570千円+29.5%
合計20,600,612千円19,467,260千円+5.8%
サンクゼール 販売チャネル別売上高
出典:2937_サンクゼール_2026年3月期_通期_説明資料 P.10

通期業績予想(2027年3月期)

2027年3月期の連結業績予想は、売上高21,082百万円(前年同期比+2.3%)、営業利益812百万円(同+2.7%、営業利益率3.9%)。物流コストや賃金上昇を織り込みつつ増収増益を計画する。一方、前期に計上した為替差益及び特別損益の反動により、経常利益は758百万円(同▲12.0%)、親会社株主に帰属する当期純利益は403百万円(同▲34.8%)を見込む。販売チャネル別では、直営6,468百万円、FC7,273百万円、EC1,200百万円、ホールセール3,480百万円、グローバル2,661百万円を計画している。

項目2027年3月期予想2026年3月期実績前年同期比
売上高21,082百万円20,600百万円+2.3%
営業利益812百万円791百万円+2.7%
営業利益率3.9%3.8%
経常利益758百万円861百万円▲12.0%
親会社株主に帰属する当期純利益403百万円618百万円▲34.8%
サンクゼール 2027年3月期連結業績予想
出典:2937_サンクゼール_2026年3月期_通期_説明資料 P.16

費用構造(販管費の状況)

販管費は前年同期比630百万円(10.6%)増の6,573百万円。人件費はベースアップの実施等により194百万円(8.1%)増加、減価償却費は直営の新店出店や改装費、SCIの事業譲受に関する費用等の計上により57百万円(26.5%)増加、その他はホールセール事業及びグローバル事業の売上アップに向けた戦略的な販促費の増加等により445百万円(31.6%)増加した。一方、荷造運搬費は商品運搬の見直しやセット加工の内製化等により67百万円(5.3%)減少した。

費目当期実績前期実績前年差異(前年同期比)
人件費2,608,534千円2,413,592千円+194,941千円(+8.1%)
荷造運搬費1,208,658千円1,276,208千円▲67,550千円(▲5.3%)
賃借料624,437千円625,152千円▲714千円(▲0.1%)
減価償却費276,057千円218,254千円+57,803千円(+26.5%)
その他1,856,080千円1,410,443千円+445,639千円(+31.6%)
合計6,573,769千円5,943,649千円+630,120千円(+10.6%)

取組みの成果と直近の課題

ホールセール事業は取引先・商品ポートフォリオの拡充やお客様ニーズに基づいた商品企画の推進により売上高が回復し、収益構造の改善フェーズに入った。米国子会社SCIは配荷店舗数の拡大、製造工場での生産性向上、固定費・変動費の管理強化等により、営業利益の黒字化を達成した。一方、直近の課題として、物価高騰による買い控え等を背景に久世福商店を中心とした既存店のお客様数が減少トレンドを継続しており、モデル店舗による売り場演出の全店舗展開、マーケティングデータに基づいた商品開発、試飲試食強化等による店舗販売力の強化を対策として進める方針。

サンクゼール ホールセール売上高の回復
出典:2937_サンクゼール_2026年3月期_通期_説明資料 P.20

財務状況

2026年3月末の資産合計は10,212,248千円(前期末比+10.5%)、負債合計は5,020,838千円(同+17.2%)、純資産合計は5,191,410千円(同+4.6%)。自己資本比率は50.8%と前期末比2.8pt低下した。

2027年3月期 事業方針・トピック

2027年3月期は、既存店お客様数増加への取組み(売り場演出改革・商品開発・店舗販売力強化)と収益性の改善を課題への取組みとして掲げるとともに、グローバル事業の更なる成長に向けた基盤確立や新規菓子事業の始動(2026年10月予定、善光寺仲見世通りでの開業)、M&Aを通じた食のSPAモデルの強化を事業成長への取組みとして進める方針。

※本記事はサンクゼールが公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。

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