石光商事

石光商事、2026年3月期は売上高・営業利益とも過去最高 配当性向30%以上に方針変更

決算サマリー 2026.08.13
石光商事、2026年3月期は売上高・営業利益とも過去最高 配当性向30%以上に方針変更

※本記事は石光商事が公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。

石光商事は2026年3月期連結決算で、売上高765億27百万円(前期比+17.8%)、営業利益27億07百万円(同+73.8%)、親会社株主に帰属する当期純利益12億67百万円(同+42.8%)と、売上高・営業利益がともに過去最高を更新した。営業活動によるキャッシュ・フローは24億57百万円となり黒字化した。配当性向の方針を30%以上に変更し、1株当たり配当金は前期比15円増配の45円(配当性向27.6%)とした。

目次

連結業績(当期 実績)

売上総利益は前期比+15.5億円となり、コーヒー相場の高騰を踏まえた適正価格への見直しやグループ会社での工業用製品・家庭用製品の新規開拓により売上高が増加したことに加え、売上総利益率も改善した。売上総利益率はコーヒー・茶類が13.5%→12.6%、食品が13.5%→15.1%、農産が11.5%→11.3%、海外が10.2%→10.9%となった。人件費・物流費・販売促進費等の販売費及び一般管理費増加を吸収し、営業利益は前期比+11.5億円(+73.8%)となった。

項目当期前期増減
売上高76,527百万円64,953百万円+11,573百万円(+17.8%)
営業利益2,707百万円1,557百万円+1,150百万円(+73.8%)
親会社株主に帰属する当期純利益1,267百万円888百万円+379百万円(+42.8%)
営業活動によるキャッシュ・フロー2,457百万円△1,029百万円黒字化
ROE7.6%4.6%+3.0pt
ROIC9.9%7.4%+2.5pt
1株当たり配当金(配当性向)45円(27.6%)30円(26.2%)+15円増配
2026年3月期 決算ハイライト
出典:2026年3月期 決算説明資料 P.5

セグメント別(事業別)の状況

コーヒー・茶類事業は中国国内・日本国内向けの拡大等により売上高が前期比+38.7%(+117億27百万円)の420億27百万円となった。食品事業は加工食品ドライ(トマト原料など)の減少等により売上高が前期比△2.2%(△4億91百万円)の219億04百万円となったが、粗利は+270百万円増加した。農産事業は玉ねぎ・にんじん等の増加により売上高が前期比+5.4%(+3億87百万円)の75億76百万円となった。海外事業はアジア向け・欧州向けの減少等により売上高が前期比△1.0%(△49百万円)の50億19百万円となったが、粗利は+28百万円増加した。

セグメント指標当期前期
コーヒー・茶類売上高42,027百万円30,299百万円
コーヒー・茶類粗利5,307百万円4,083百万円
食品売上高21,904百万円22,396百万円
食品粗利3,297百万円3,026百万円
農産売上高7,576百万円7,189百万円
農産粗利854百万円826百万円
海外売上高5,019百万円5,068百万円
海外粗利544百万円516百万円
コーヒー・茶類事業の業績と2027年3月期見通し
出典:2026年3月期 決算説明資料 P.8

通期業績予想

2027年3月期は中東情勢の長期化に伴い先行き不透明な状況が継続すると見込み、営業利益は物流費の高騰に加えて小野工場建設に係る償却費負担の発生により減益を予想する。一方、子会社が所有する土地の売却益を特別利益に計上する予定であり、親会社株主に帰属する当期純利益は増益を見込む。中間配当(20円)を2027年3月期より新たに実施する。

項目予想前期(実績)
売上高78,072百万円76,527百万円
営業利益2,434百万円2,707百万円
親会社株主に帰属する当期純利益1,733百万円1,267百万円
営業活動によるキャッシュ・フロー2,140百万円2,457百万円
1株当たり配当金(配当性向)55円(24.7%)45円(27.6%)
2027年3月期 連結業績予想
出典:2026年3月期 決算説明資料 P.15

株主還元

2026年3月期期末配当から連結配当性向の方針を従来の25%から30%へ変更した。2027年3月期は中間配当(20円)を新たに実施し、1株当たり配当金は55円(記念配当5円を含む、配当性向24.7%)を計画している。また株主優待制度について、対象株数を500株以上から300株以上に引き下げた。

決算期1株当たり配当金
2020年3月期10円
2021年3月期10円
2022年3月期14円
2023年3月期24円
2024年3月期30円
2025年3月期30円
2026年3月期45円
2027年3月期(計画)55円(記念配当5円含む)
1株当たり配当金の推移
出典:2026年3月期 決算説明資料 P.23

中期経営計画(SHINE2027)

中期経営計画SHINE2027では、2028年3月期の目標として売上高828億30百万円、営業利益30億円、親会社株主に帰属する当期純利益17億39百万円、営業利益率3.62%(2026年3月期実績3.54%)、ROE6%以上(同7.6%)、ROIC10%以上(同9.9%)、PBR1.0倍以上(同0.7倍)を掲げている(目標とする指標は5月14日に修正開示)。1年目の振り返りとして、売上総利益率は13.0%(2025年3月期)から13.1%(2026年3月期)に改善、海外売上高比率は17.2%から19.6%に上昇、社会課題解決型商品の販売割合は10.1%となった。女性役員比率は11.1%から30.0%に上昇した。今後は海外売上高比率を2028年3月期に25%、社会課題解決型商品の販売比率を20%へ引き上げるほか、2028年3月期にScope3排出量を2021年度対比10%削減する目標を掲げている。

※本記事は石光商事が公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。

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