日清製粉グループ本社

日清製粉グループ本社、2026年3月期は増収も最終減益 配当60円に増配

決算サマリー 2026.08.12
日清製粉グループ本社、2026年3月期は増収も最終減益 配当60円に増配

※本記事は日清製粉グループ本社が公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。

株式会社日清製粉グループ本社は2026年5月14日、2026年3月期(2025年度)の連結業績を発表した。売上高は8,650億円(前期比101.6%)、営業利益は467億円(同100.7%)、経常利益は514億円(同104.4%)と増収増益となった一方、親会社株主に帰属する当期純利益は326億円(同94.0%)と前期を下回った。2027年3月期(2026年度)の業績予想は売上高8,700億円、営業利益460億円、当期純利益410億円。1株当たり配当額は2026年3月期の60.0円から2027年3月期は65.0円への増配を計画している。

目次

連結業績(2026年3月期 実績)

2026年3月期の売上高は8,650億円で前期比+135億円(101.6%)増加した。営業利益は467億円(前期比+3億円、100.7%)、経常利益は514億円(同+22億円、104.4%)といずれも増益となった。特別損益では投資有価証券売却益107億円を計上した一方、インドイースト事業の減損損失88億円、日清製粉岡山・坂出工場等の工場閉鎖損失20億円を計上し、親会社株主に帰属する当期純利益は326億円(前期比△21億円、94.0%)となった。自己資本当期純利益率(ROE)は6.5%、自己資本比率は61.1%。

項目2026年3月期(当期)2025年3月期(前期)前年差前年比
売上高8,650億円8,515億円+135億円101.6%
営業利益467億円464億円+3億円100.7%
経常利益514億円492億円+22億円104.4%
親会社株主に帰属する当期純利益326億円347億円△21億円94.0%
1株当たり当期純利益(EPS)113.33円117.33円
自己資本当期純利益率(ROE)6.5%7.0%
自己資本比率61.1%61.4%
連結業績トピックス(5期推移)
出典:2026年3月期決算 補足説明資料 P.2

セグメント別の状況(事業別)

セグメント別売上高は、製粉が国内小麦粉の粉価改定や海外売上高の減少により4,285億円(前期比96.6%)と減収となった一方、食品は加工食品売上やオリエンタル酵母工業の売上増加により2,166億円(同105.0%)、中食・惣菜は1,646億円(同105.4%)、その他は設備工事売上(日清エンジニアリング他)の増加により553億円(同121.4%)と、それぞれ増収となった。営業利益は、全社共通費用の配賦基準変更を補正した前期実績との比較で、製粉が海外営業利益の減少等により277億円(同94.3%)、食品が82億円(同149.6%)、中食・惣菜が57億円(同102.1%)、その他が55億円(同89.1%)だった。

セグメント売上高(2026年3月期)前年比営業利益(2026年3月期)前年比
製粉4,285億円96.6%277億円94.3%
食品2,166億円105.0%82億円149.6%
中食・惣菜1,646億円105.4%57億円102.1%
その他553億円121.4%55億円89.1%
連結合計8,650億円101.6%467億円100.7%
セグメント別売上高(実績)
出典:2026年3月期決算 補足説明資料 P.4
セグメント別営業利益(実績)
出典:2026年3月期決算 補足説明資料 P.5

通期業績予想(2027年3月期)

会社が公表した2027年3月期(2026年度)の業績予想は、売上高8,700億円(前期比100.6%)、営業利益460億円(同98.5%)、経常利益490億円(同95.3%)、親会社株主に帰属する当期純利益410億円(同125.8%)。営業利益はセグメント別に見ると、製粉・食品・その他で前期実績を下回る見込みで、このうち中東情勢の影響が△15億円含まれるとしている。1株当たり当期純利益(EPS)予想は146.59円。

項目2027年3月期(予想)2026年3月期(実績)前年比
売上高8,700億円8,650億円100.6%
営業利益460億円467億円98.5%
経常利益490億円514億円95.3%
親会社株主に帰属する当期純利益410億円326億円125.8%
1株当たり当期純利益(EPS)予想146.59円113.33円
セグメント別営業利益(業績予想)
出典:2026年3月期決算 補足説明資料 P.7

株主還元

2026年3月期の1株当たり配当額は60.0円(前期55.0円)で、配当性向は52.9%。自己株式の取得による支出は179億円だった。2027年3月期は1株当たり配当額65.0円、配当性向44.3%を計画している。

項目2026年3月期(実績)2027年3月期(予想)
1株当たり配当額60.0円65.0円
配当金の総額171億円
配当性向52.9%44.3%
自己株式の取得による支出179億円

※本記事は日清製粉グループ本社が公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。

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