DM三井製糖

DM三井製糖、2026年3月期は増収減益 当期純利益37.1%減

決算サマリー 2026.08.12
DM三井製糖、2026年3月期は増収減益 当期純利益37.1%減

※本記事はDM三井製糖が公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。

DM三井製糖は2026年3月期連結決算で、売上高1,801億円(前期比+0.7%)と増収を確保した一方、営業利益は129億円(同▲6.7%)、経常利益は126億円(同▲12.7%)、当期純利益は40億円(同▲37.1%)と減益となった。海外事業の売上増により増収となったが、製造費用は改善したものの販売価格の値下げや販管費増加が響き減益となった。EBITDAは199億円(同▲5.0%)、ROEは3.5%、ROICは7.3%だった。同時に2027年3月期から2030年3月期を対象とする新たな中期経営計画「中期経営計画2030 DM三井グループ2.0」を策定した。

目次

連結業績(2026年3月期 実績)

売上高は1,801億円(前期比+13億円、+0.7%)、売上総利益は420億円(同+20億円、+4.9%)と増収増益だったが、営業利益は129億円(同▲9億円、▲6.7%)、営業利益率は7.2%(前期7.7%)と低下した。経常利益は126億円(同▲18億円、▲12.7%)、当期純利益は40億円(同▲23億円、▲37.1%)。減価償却及びのれん償却は▲70億円(前期▲71億円)、EBITDAは199億円(同▲10億円、▲5.0%)。ROEは3.5%(前期5.6%)、ROICは7.3%(前期7.4%)となった。

項目2026年3月期実績2025年3月期実績増減増減(%)
売上高1,801億円1,788億円+13億円+0.7%
売上総利益420億円401億円+20億円+4.9%
営業利益129億円138億円▲9億円▲6.7%
(営業利益率)7.2%7.7%
経常利益126億円145億円▲18億円▲12.7%
当期純利益40億円63億円▲23億円▲37.1%
EBITDA199億円209億円▲10億円▲5.0%
ROE3.5%5.6%
ROIC7.3%7.4%
2026年3月期実績(連結損益サマリーと当期純利益の増減要因)
出典:DM三井製糖 2026年3月期 決算・中期経営計画説明資料 P.37

セグメント別の状況

2026年3月期はすべてのセグメントで営業減益となった。砂糖セグメントは売上高1,522億円(前年比+9億円)、営業利益114億円(同▲3億円)で、販売価格値下げの影響を受けた。ライフ・エナジーセグメントは売上高253億円(同+3億円)、営業利益10億円(同▲3億円)で、子会社における販売費・一般管理費増が要因。不動産セグメントは売上高26億円(同+1億円)、営業利益5億円(同▲3億円)で、リース債権への貸倒引当金増が影響した。合計では売上高1,801億円(同+13億円)、営業利益129億円(同▲9億円)。

セグメント売上高(実績)売上高(前年比)営業利益(実績)営業利益(前年比)差異要因
砂糖1,522億円+9億円114億円▲3億円販売価格値下げの影響
ライフ・エナジー253億円+3億円10億円▲3億円子会社における販売費・一般管理費増
不動産26億円+1億円5億円▲3億円リース債権への貸倒引当金増
合計1,801億円+13億円129億円▲9億円
事業別連結業績推移(営業利益+持分法損益)
出典:DM三井製糖 2026年3月期 決算・中期経営計画説明資料 P.5

通期業績予想

2027年3月期は売上高1,810億円(前期比+9億円、+0.5%)、営業利益130億円(同+1億円、+0.7%、営業利益率7.2%)、経常利益127億円(同+1億円、+0.5%)、当期純利益77億円(同+37億円、+94.4%)と増収増益を予想する。EBITDAは191億円(同▲8億円、▲3.9%)で、これは減価償却及びのれん償却が▲61億円(前期▲70億円)に減少する影響を含む。ROEは6.8%(推計)、ROICは7.4%(推計)と見込む。

項目2027年3月期予想2026年3月期実績増減増減(%)
売上高1,810億円1,801億円+9億円+0.5%
営業利益130億円129億円+1億円+0.7%
(営業利益率)7.2%7.2%
経常利益127億円126億円+1億円+0.5%
当期純利益77億円40億円+37億円+94.4%
EBITDA191億円199億円▲8億円▲3.9%
ROE6.8%(推計)3.5%
ROIC7.4%(推計)7.3%
2027年3月期予想(連結損益サマリーと当期純利益の増減要因)
出典:DM三井製糖 2026年3月期 決算・中期経営計画説明資料 P.40

株主還元

剰余金の配当については、連結配当性向50%またはDOE(純資産配当率)5.0%程度を目安に、安定的かつ継続的に実施する方針。自己株式取得は状況に応じ機動的に対応する。従来の「総還元性向50%以上」から「配当性向及びDOEの併用」に方針を変更し、配当水準の向上と充実した株主還元を図るとしている。2026年3月期の連結配当性向は103%、DOEは3.6%だった。

項目2021/3期2022/3期2023/3期2024/3期2025/3期2026/3期
連結配当性向46%53%48%50%67%103%
DOE1.5%1.9%3.6%3.7%3.7%3.6%
株主還元方針(配当性向・DOEの推移)
出典:DM三井製糖 2026年3月期 決算・中期経営計画説明資料 P.17

中期経営計画2030「DM三井グループ2.0」

2027年3月期から2030年3月期を対象とする中期経営計画2030「DM三井グループ2.0~変革による価値創造、次の成長ステージへ~」を策定した。「ビジネスモデルの変革(BX)」「経営基盤の変革(IX)」「サステナビリティ経営の変革(SX)」の3つの変革を推進し、事業ポートフォリオの再構築、人的資本の拡充と挑戦する組織文化の醸成、組織としての創造性・効率性向上、持続可能な社会実現への貢献の4つの柱を重点テーマとする。目標とする経営指標は2030年3月期に連結売上高2,200億円、EBITDA230億円、ROIC9%以上、ROE9%以上(2026年3月期実績はそれぞれ1,801億円、199億円、7.3%、3.5%)。2027年3月期から2030年3月期の4年累計のキャッシュアロケーションでは、投資合計550~720億円(うち新規事業・研究開発投資〈M&A含む〉300~400億円)、株主還元(配当)180~210億円を計画している。

※本記事はDM三井製糖が公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。

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