川辺

川辺、2026年3月期は売上高2.1%増の13,036百万円 営業利益37.4%減の192百万円

決算サマリー 2026.09.29
NO IMAGE

※本記事は川辺が公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。

ハンカチーフやスカーフ、フレグランスなどを手がける川辺が公表した2026年3月期(2025年4月1日~2026年3月31日)の連結決算短信によると、売上高は13,036百万円(前期比2.1%増)と増収となった一方、営業利益は192百万円(同37.4%減)、経常利益は321百万円(同22.8%減)、親会社株主に帰属する当期純利益は186百万円(同54.6%減)と減益だった。年間配当金は前期と同じ50円である。

目次

連結業績(2026年3月期 実績)

短信によると、主要販路である百貨店業態は、一部中国人観光客の減少影響が見られたものの、その他地域からのインバウンド需要が下支えし、都市部店舗を中心に堅調に推移した。一方で国内需要は地域間格差が拡大し、地方店舗を中心に厳しい状況が継続した。同社では大型GMSの店舗閉店や売場縮小などの影響を受けたものの、インバウンド需要の取り込みやキャラクターIP商品、万博関連商品の販売が堅調に推移した。

セグメント別では、身の回り品事業はハンカチーフやタオル・雑貨が伸長し増収となり、原価削減策により売上総利益率も改善した。フレグランス事業は、単一ブランド店が堅調に推移し第4四半期は大きく伸長したものの、地方百貨店を中心とした複数ブランド集積店の不振や2次流通卸売上の大幅な減少を補うに至らず、通期では前期をわずかに下回った。フレグランス事業は新規出店や人員体制の強化等に伴う費用が先行し、当期は赤字基調で推移したとしている。

全事業では、グループ連携によるコスト対策および商品価格の見直しにより売上総利益率は前期と比べ2.1ポイント上回った。一方、新規出店などへの先行投資により販売費及び一般管理費が増加し、営業利益、経常利益はともに減少した。親会社株主に帰属する当期純利益の減少について短信は、前第2四半期連結会計期間に減資手続きを行い繰延税金資産の計上を見直したことで法人税等調整額の戻し入れが発生したことに加え、当期における繰越欠損金の一部使用により法人税等調整額を計上した影響によるものとしている。1株当たり当期純利益は102.43円(前期は225.64円)、自己資本当期純利益率は2.6%(同5.9%)である。

項目2026年3月期2025年3月期増減率
売上高13,036百万円12,769百万円2.1%増
営業利益192百万円307百万円37.4%減
経常利益321百万円417百万円22.8%減
親会社株主に帰属する当期純利益186百万円411百万円54.6%減

財政状態とキャッシュ・フロー

当期末の資産合計は前期末に比べ338百万円増加し、12,746百万円となった。現金及び預金、投資有価証券の増加と、受取手形及び売掛金、棚卸資産の減少が主な要因である。負債合計は前期末に比べ17百万円減少し、5,302百万円となった。純資産合計は前期末に比べ356百万円増加し、7,443百万円となった。自己資本比率は58.4%(前期末57.1%)である。

項目2026年3月期2025年3月期
総資産12,746百万円12,407百万円
純資産7,443百万円7,087百万円
自己資本比率58.4%57.1%
1株当たり純資産4,079.36円3,884.03円

キャッシュ・フローは、営業活動によるキャッシュ・フローが710百万円の収入(前期は384百万円の収入)、投資活動によるキャッシュ・フローが181百万円の支出(同140百万円の支出)、財務活動によるキャッシュ・フローが109百万円の支出(同364百万円の支出)となった。現金及び現金同等物の期末残高は423百万円増加し、1,783百万円となった。

配当

2026年3月期の1株当たり年間配当金は50円(期末50円)で、前期と同額である。配当性向(連結)は48.8%である。2027年3月期の配当予想も年間50円(期末50円)で、予想配当性向(連結)は39.7%である。

項目2026年3月期(実績)2027年3月期(予想)
1株当たり年間配当金50.00円50.00円
配当性向(連結)48.8%39.7%

2027年3月期の業績予想

2027年3月期の連結業績予想は、売上高13,118百万円(前期比0.6%増)、営業利益215百万円(同11.6%増)、経常利益350百万円(同8.7%増)、親会社株主に帰属する当期純利益230百万円(同23.0%増)である。1株当たり当期純利益は126.04円を見込む。

項目2027年3月期(予想)増減率
売上高13,118百万円0.6%増
営業利益215百万円11.6%増
経常利益350百万円8.7%増
親会社株主に帰属する当期純利益230百万円23.0%増

「中期経営計画2026」では「グループシナジーの最大化」をテーマに事業ポートフォリオ改革を行うとしている。身の回り品事業ではライセンスブランド強化とオリジナル強化の2軸に加え、キャラクターIPの強化を進める。フレグランス事業では新ブランドの契約や新規店舗の出店、デジタルマーケティングでの認知の加速を図る。また、2026年春夏より「BOSS」のパラソルをスタートし、傘ビジネスを本格的にスタートする予定としている。

本記事は川辺が公表した2026年3月期決算短信をもとに作成しています。決算短信は監査法人の監査対象外です。

※本記事は川辺が公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。

Articles

株主優待

記事がありません。

個人投資家・企業様各位

目次