持田製薬

持田製薬、2026年3月期は売上高11.2%増 親会社株主に帰属する当期純利益は39.0%増の7,903百万円

決算サマリー 2026.09.29
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※本記事は持田製薬が公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。

持田製薬が公表した2026年3月期(2025年4月1日~2026年3月31日)決算短信によると、売上高は116,951百万円(前期比11.2%増)、営業利益は10,147百万円(同24.9%増)、経常利益は11,195百万円(同38.8%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は7,903百万円(同39.0%増)となった。2027年3月期は売上高126,000百万円(同7.7%増)、親会社株主に帰属する当期純利益10,000百万円(同26.5%増)を見込み、年間配当金は80円から85円への増配を予定している。

目次

連結業績(2026年3月期 実績)

同社グループは、長期ビジョンを具体化した「2031年のありたい姿」の実現に向け、2025年度を「成長戦略加速の3年間」と位置づける25-27中期経営計画を策定し、「コア事業の収益力強化」「成長事業の継続投資」「成長を支える経営基盤強化」を重点テーマとして取り組んでいる。医薬品業界では毎年度の薬価改定が行われるなど、厳しさを伴う環境が続いた。

短信によると、医薬品関連事業は薬価改定と2024年10月に導入された長期収載品の選定療養の影響を受けたものの、主に新薬が伸長し増収となった。潰瘍性大腸炎治療剤「リアルダ」、慢性便秘症治療剤「グーフィス」「モビコール」、肺高血圧症治療剤「トレプロスト」、痛風・高尿酸血症治療剤「ユリス」、潰瘍性大腸炎・クローン病治療剤「オンボー」が伸長した。長期収載品は前期を下回り、バイオシミラーを含む後発品は前期を上回った。ヘルスケア事業も「コラージュフルフル」「コラージュリペア」の両ブランドが伸長し、増収となった。

利益面では、医薬品関連事業の売上高増加に伴う売上総利益の増加により営業利益が増加した。2025年10月にアンドファーマの株式を取得して持分法適用関連会社としたことに伴う持分法投資利益の増加により営業外収益も増加し、経常利益と親会社株主に帰属する当期純利益も増益となった。

項目2026年3月期2025年3月期増減率
売上高116,951百万円105,159百万円11.2%増
営業利益10,147百万円8,126百万円24.9%増
経常利益11,195百万円8,067百万円38.8%増
親会社株主に帰属する当期純利益7,903百万円5,685百万円39.0%増

1株当たり当期純利益は222.96円(前期は160.36円)、自己資本当期純利益率は5.8%(同4.4%)である。

研究開発・事業の進捗

臨床開発面では、「リアルダ」が2025年6月に小児の用法・用量追加と600mg錠の製造販売承認を取得し、関節リウマチ等の治療剤「トシリズマブBS「MA」」が2026年3月に製造販売承認を取得した。中国では高純度EPA製剤(開発コード:MND-21)が2025年12月に重度高トリグリセリド血症の適応で新薬承認を取得した。肺高血圧症治療剤(吸入粉末剤)「MD-712」は2026年4月に製造販売承認申請を行い、細胞医薬品「HLC-001」は2026年1月に治験届を提出した。バイオマテリアル事業では「軟骨修復材 モチジェル」が2025年7月に製造販売承認を取得し、2025年12月に発売した。

アライアンスでは、Duchesnay(カナダ)と妊娠時の悪心・嘔吐治療剤「Bonjesta」の国内開発・販売契約、LG Chem(韓国)と「ディナゲスト」の韓国・タイにおける販売契約、Qilu Pharmaceutical(中国)とホリトロピンアルファのバイオシミラーの国内開発・販売契約を締結した。2026年3月には富士薬品と「ユリス」の日本における製造販売承認の承継および資産譲受に関する契約を締結した。

財政状態とキャッシュ・フロー

当期末の総資産は182,720百万円となり、前期末に比べ22,599百万円増加した。主に投資有価証券の増加によるもの。負債は長期借入金の増加等により増加した。純資産合計は前期末に比べ9,631百万円増加し、140,326百万円となった。自己資本比率は76.8%で、前期比4.8ポイント減少した。

項目2026年3月期2025年3月期
総資産182,720百万円160,121百万円
純資産140,326百万円130,694百万円
自己資本比率76.8%81.6%
1株当たり純資産3,958.46円3,686.69円

キャッシュ・フローは、営業活動が7,350百万円の支出となった。税金等調整前当期純利益を計上したものの、売上債権の増加と仮払金の増加があったことが主な要因である。投資活動は主に投資有価証券の取得により16,848百万円の支出、財務活動は配当金の支払があった一方で長期借入れによる収入があり、7,033百万円の収入となった。現金及び現金同等物の期末残高は前期末に比べ17,092百万円減少し、31,058百万円である。

配当

同社は25-27中期経営計画期間中、1株当たり配当金80円以上を維持する方針としている。2026年3月期の年間配当金は80円(中間40円、期末40円)の普通配当で、配当性向は35.9%である。2027年3月期は年間85円(中間42.5円)の普通配当を予定しており、予想配当性向は30.1%となっている。

項目2026年3月期(実績)2027年3月期(予想)
1株当たり年間配当金80.00円85.00円
配当性向35.9%30.1%

2027年3月期の業績予想

2027年3月期の連結業績予想は、売上高126,000百万円(前期比7.7%増)、営業利益10,500百万円(同3.5%増)、経常利益12,500百万円(同11.6%増)、親会社株主に帰属する当期純利益10,000百万円(同26.5%増)である。短信によると、医薬品関連事業は長期収載品の減収を見込むものの「グーフィス」「ユリス」「トレプロスト」「オンボー」「コレチメント」等の新薬が業績をけん引する見通しで、ヘルスケア事業も増収を見込む。利益面では、売上高の増加等に加え、「ユリス」の製造販売承認の承継やアンドファーマの持分法投資利益の計上等も寄与する見通しとしている。

項目2027年3月期(予想)増減率
売上高126,000百万円7.7%増
営業利益10,500百万円3.5%増
経常利益12,500百万円11.6%増
親会社株主に帰属する当期純利益10,000百万円26.5%増
1株当たり当期純利益282.09円-

継続企業の前提に関する注記および重要な後発事象について、短信はいずれも「該当事項はありません」としている。

本記事は持田製薬が公表した2026年3月期決算短信をもとに作成しています。決算短信は監査法人の監査対象外です。

※本記事は持田製薬が公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。

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