※本記事はKHネオケムが公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。
KHネオケムが公表した2025年12月期(2025年1月1日~2025年12月31日)決算短信によると、売上高は115,098百万円(前期比3.9%減)、営業利益は11,248百万円(同7.8%減)、経常利益は10,793百万円(同10.5%減)、親会社株主に帰属する当期純利益は7,799百万円(同6.7%減)となった。電子材料が増益、機能性材料が概ね前期並みを維持した一方、厳しい環境が続く基礎化学品が業績の下押し要因となった。年間配当金は前期の90円から105円に増やし、2026年12月期は110円を予想している。
連結業績(2025年12月期 実績)
| 項目 | 2025年12月期 | 2024年12月期 | 増減率 |
|---|---|---|---|
| 売上高 | 115,098百万円 | 119,758百万円 | 3.9%減 |
| 営業利益 | 11,248百万円 | 12,195百万円 | 7.8%減 |
| 経常利益 | 10,793百万円 | 12,055百万円 | 10.5%減 |
| 親会社株主に帰属する当期純利益 | 7,799百万円 | 8,360百万円 | 6.7%減 |
1株当たり当期純利益は218.15円(前期は225.81円)、自己資本当期純利益率は11.2%(同12.6%)である。
事業分野別の状況
機能性材料は、世界エアコン市場が中期的な拡大傾向のなかでプラス成長を持続したものの、下期は新興国での天候不順、米国での冷媒規制に伴う駆け込み需要の反動減、中国補助金効果の一服により需要が減速した。同社は冷凍機油原料の設備増強を活かした拡販に取り組み、化粧品原料も国内を中心に高品質グレード品の販売が伸長した。売上高は増加したが、営業利益は減価償却費負担増により減少した。
電子材料は、半導体市場で生成AI向けなどの需要が好調に続くなか、高純度溶剤の販売が増加し、子会社の最先端半導体材料も堅調に推移して、増収増益となった。基礎化学品は、国内の自動車生産が底堅く推移したものの住宅着工件数の前年割れが続き、中国における供給過剰による安価な海外品の流入も継続したことから、減収減益となった。
財政状態とキャッシュ・フロー
当期末の資産合計は前期末に比べ1,360百万円減少し、130,101百万円となった。短信は、棚卸資産が増加した一方、受取手形、売掛金及び契約資産や現金及び預金が減少したことなどを挙げている。純資産合計は前期末に比べ710百万円増加し、72,629百万円となった。自己株式の取得と剰余金の配当により減少したが、親会社株主に帰属する当期純利益の計上、その他有価証券評価差額金と退職給付に係る調整累計額の増加が上回った。自己資本比率は53.6%(前期末は52.6%)である。
| 項目 | 2025年12月期 | 2024年12月期 |
|---|---|---|
| 総資産 | 130,101百万円 | 131,462百万円 |
| 純資産 | 72,629百万円 | 71,919百万円 |
| 自己資本比率 | 53.6% | 52.6% |
| 1株当たり純資産 | 1,990.25円 | 1,866.63円 |
キャッシュ・フローは、営業活動が13,783百万円の収入、投資活動が主に有形固定資産の取得により4,627百万円の支出、財務活動が9,566百万円の支出となった。財務活動の支出は、主に自己株式の取得、配当金の支払、コマーシャル・ペーパーの減少によるもの。現金及び現金同等物の期末残高は前期末に比べ439百万円減少し、6,719百万円である。
配当
2025年12月期の1株当たり年間配当金は105円(中間52.5円、期末52.5円)で、前期の90円から増加した。配当性向は48.1%である。2026年12月期は年間110円(中間55円、期末55円)を予想しており、予想配当性向は44.3%となっている。
| 項目 | 2025年12月期(実績) | 2026年12月期(予想) |
|---|---|---|
| 1株当たり年間配当金 | 105.00円 | 110.00円 |
| 配当性向 | 48.1% | 44.3% |
2026年12月期の業績予想
2026年12月期の連結業績予想は、売上高114,000百万円(前期比1.0%減)、営業利益13,500百万円(同20.0%増)、経常利益12,600百万円(同16.7%増)、親会社株主に帰属する当期純利益8,700百万円(同11.5%増)である。短信によると、機能性材料分野ではエアコン市場は第1四半期まで在庫調整が続くものの需要期にかけて回復が見込まれるとしたうえで、成長機会を取り込み稼ぐ力を強化する方針。基礎化学品分野では、中国による供給過剰で市況が低迷するなか、コスト削減・生産性向上など高効率生産体制への転換を推進するとしている。
| 項目 | 2026年12月期(予想) | 増減率 |
|---|---|---|
| 売上高 | 114,000百万円 | 1.0%減 |
| 営業利益 | 13,500百万円 | 20.0%増 |
| 経常利益 | 12,600百万円 | 16.7%増 |
| 親会社株主に帰属する当期純利益 | 8,700百万円 | 11.5%増 |
| 1株当たり当期純利益 | 248.51円 | - |
継続企業の前提に関する注記および重要な後発事象について、短信はいずれも「該当事項はありません」としている。
本記事はKHネオケムが公表した2025年12月期決算短信をもとに作成しています。決算短信は監査法人の監査対象外です。
※本記事はKHネオケムが公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。