※本記事はエコミックが公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。
エコミックが公表した2026年3月期(2025年4月1日~2026年3月31日)決算短信によると、売上高は2,345百万円(前期比10.6%増)、営業利益は173百万円(同271.0%増)、経常利益は159百万円(同158.3%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は109百万円(同152.8%増)となった。年間配当金は前期と同じ1株当たり13円で、2027年3月期も13円を予想している。
連結業績(2026年3月期 実績)
同社グループは「カスタマーサクセス」をミッションに掲げ、BPOのノウハウと自社HRテックをはじめとするクラウドサービスを組み合わせたオーダーメイド型のBPaaS(Business Process as a Service)を提案し、「バックオフィス業務のソリューションプロバイダー」としてサービスを提供している。
短信によると、増収の主な要因は、年末調整BPaaS業務における処理件数の増加と平均処理単価の向上、給与計算BPaaS業務における平均処理単価の向上、そして当期から連結子会社となった中国上海市の子会社(栄光未来信息技術(上海)有限公司)の売上高の計上である。売上原価は正社員・パート社員ともに昇給を行った一方、継続的な業務効率化により売上原価率が低減し、売上総利益率は改善した。販売費及び一般管理費は、昇給や賞与の支給に伴う人件費の増加や営業施策による支払手数料等により増加した。営業外費用には自己株式取得費用を計上している。
| 項目 | 2026年3月期 | 2025年3月期 | 増減率 |
|---|---|---|---|
| 売上高 | 2,345百万円 | 2,121百万円 | 10.6%増 |
| 営業利益 | 173百万円 | 46百万円 | 271.0%増 |
| 経常利益 | 159百万円 | 61百万円 | 158.3%増 |
| 親会社株主に帰属する当期純利益 | 109百万円 | 43百万円 | 152.8%増 |
1株当たり当期純利益は24.28円(前期は9.21円)、自己資本当期純利益率は6.9%(同2.4%)である。なお、同社グループは当期から報告セグメントを「BPaaS事業」の単一セグメントに変更している。
財政状態とキャッシュ・フロー
当期末の総資産は前期末の1,969百万円から1,625百万円となった。短信は、流動資産の減少は主に現金及び預金の減少によるものとしている。純資産は前期末の1,801百万円から1,361百万円となった。利益剰余金と為替換算調整勘定が増加した一方、自己株式の取得により減少した。自己資本比率は83.7%(前期末は91.4%)である。
| 項目 | 2026年3月期 | 2025年3月期 |
|---|---|---|
| 総資産 | 1,625百万円 | 1,969百万円 |
| 純資産 | 1,361百万円 | 1,801百万円 |
| 自己資本比率 | 83.7% | 91.4% |
| 1株当たり純資産 | 396.92円 | 383.77円 |
キャッシュ・フローは、営業活動が374百万円の収入で、主に税金等調整前当期純利益の計上と減価償却費によるもの。投資活動は年末調整システムの改修などに伴う無形固定資産の取得を主因に67百万円の支出、財務活動は主に自己株式の取得による支出により634百万円の支出となった。現金及び現金同等物の期末残高は1,065百万円である。
配当
2026年3月期の1株当たり年間配当金は13円(期末13円)で、配当性向は53.5%である。2027年3月期も年間13円を予想しており、予想配当性向は31.6%となっている。
| 項目 | 2026年3月期(実績) | 2027年3月期(予想) |
|---|---|---|
| 1株当たり年間配当金 | 13.00円 | 13.00円 |
| 配当性向 | 53.5% | 31.6% |
2027年3月期の業績予想
2027年3月期の連結業績予想は、売上高2,400百万円(前期比2.3%増)、営業利益180百万円(同3.7%増)、経常利益190百万円(同19.2%増)、親会社株主に帰属する当期純利益141百万円(同29.1%増)である。短信は、構造的な人手不足が続くなかで企業がアウトソーシングの活用を検討する動きは継続するとみる一方、コスト意識の高まりや投資抑制の動きなどにより導入判断が慎重になる場合も想定されるとしている。同社は外部環境や顧客企業の動向を注視しつつ、サービス品質の維持・向上と業務効率化に取り組む方針である。なお、同社の事業の性質上、業績は下半期に偏重する傾向にあると注記している。
| 項目 | 2027年3月期(予想) | 増減率 |
|---|---|---|
| 売上高 | 2,400百万円 | 2.3%増 |
| 営業利益 | 180百万円 | 3.7%増 |
| 経常利益 | 190百万円 | 19.2%増 |
| 親会社株主に帰属する当期純利益 | 141百万円 | 29.1%増 |
| 1株当たり当期純利益 | 41.11円 | - |
継続企業の前提に関する注記および重要な後発事象について、短信はいずれも「該当事項はありません」としている。
本記事はエコミックが公表した2026年3月期決算短信をもとに作成しています。決算短信は監査法人の監査対象外です。
※本記事はエコミックが公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。