通期は増減要因を対比表で示す新セクションが加わった一方で配当方針セクションが丸ごと削除され、全体としては粗くなった。四半期はほぼ同等の粒度で、債券売却益という新事象の説明が加わっている。
調査の概要
本記事は、東証プライム市場の時価総額上位500社を対象に、決算短信の「経営成績等の概況」相当部分の記載がどう変化したかを調べた調査の一部で、ひろぎんホールディングス分です。
通期: 2025年3月期決算短信 と 2026年3月期決算短信(開示日: 2025年5月12日 → 2026年5月13日)
四半期: 2026年3月期 第1四半期決算短信 と 2027年3月期 第1四半期決算短信(開示日: 2025年8月4日 → 2026年8月4日)
ここでいう定性文とは、決算短信のうち「1. 経営成績等の概況」相当の見出しから、次の大見出しの手前までの記述を指します。文字数は、タイトル名(『』)を除外し、空白を除いて計測しています。
通期決算短信の比較
文字数: 1,497字 → 1,179字(前期比-21.2%、減少)
見出し構成の変化: 追加: ①経営成績、②2026年3月期通期実績と前期実績との差異/削除: (5)利益配分に関する基本方針及び当期・次期の配当
粒度の判定: 粗くなった
セグメント情報注記: あり(363字) → あり(291字)
変化の型: 要因分析深化型、簡素化型
増えた要素
- ②2026年3月期通期実績と前期実績との差異(資金運用収益+325億75百万円、株式等売却益+120億92百万円などの要因内訳と対比表)
減った要素
- (5)利益配分に関する基本方針及び当期・次期の配当(配当方針・自己株式取得方針・増配理由の説明を含む全文)
要約: 経営成績の説明には増減要因を対比表付きで詳しく示す新セクション「②通期実績と前期実績との差異」が追加され、その部分は前年より粒度が細かくなった。一方で前年にあった配当方針・自己株式取得方針の説明セクション(5)が丸ごと削除されており、全体としては文字数が2割減少し粗くなったと判定した。
四半期決算短信の比較
文字数: 894字 → 950字(前期比+6.3%、増加)
見出し構成の変化: 変化なし
粒度の判定: 同等
セグメント情報注記: あり(0字) → あり(0字)
変化の型: 出来事型
増えた要素
- 国債等債券売却益の増加によるその他業務収益増加の説明
要約: 見出し構成・粒度は前年同期とほぼ同等で、経常収益増加の要因として国債等債券売却益の増加という新しい事象の説明が加わった分、文字数がやや増加した。
定性文の全文(前期・今期)
通期 2025年3月期
出典: ひろぎんホールディングス 2025年3月期 決算短信〔日本基準〕、開示日 2025年5月12日(https://www2.jpx.co.jp/disc/73370/140120250512541050.pdf)
1.経営成績等の概況(1)当期の経営成績の概況連結経営成績につきましては、連結経常収益は、貸出金利息及び有価証券利息配当金の増加により資金運用収益が増加したことから、前年度比153億円増加の2,013億円となりました。連結経常費用は、資金調達費用や営業経費が増加したものの、貸倒引当金繰入額の減少によりその他経常費用が減少したことから、前年度比28億円減少の1,491億円となりました。その結果、連結経常利益は前年度比180億円増加の521億円、親会社株主に帰属する当期純利益は前年度比82億円増加の358億円となり、過去最高益となりました。
(2)当期の財政状態の概況連結財政状態につきましては、総資産は前年度末比6,584億円減少の12兆1,319億円、負債は前年度末比6,279億円減少の11兆6,272億円となりました。また、純資産は前年度末比306億円減少の5,046億円となりました。主要勘定の残高につきましては、貸出金が前年度末比2,454億円増加の7兆9,345億円、預金等(譲渡性預金を含む)が前年度末比751億円増加の9兆4,372億円となりました。
(3)当期のキャッシュ・フローの概況連結キャッシュ・フローにつきましては、営業活動によるキャッシュ・フローは、コールマネー等の減少や貸出金の増加などから、8,974億円の支出超過(前年度は7,833億円の収入超過)となりました。投資活動によるキャッシュ・フローは、有価証券の取得による支出が売却・償還による収入を上回ったことなどから、2,025億円の支出超過(前年度は1,193億円の支出超過)となりました。また、財務活動によるキャッシュ・フローは、配当金の支払などから、177億円の支出超過(前年度は159億円の支出超過)となりました。この結果、現金及び現金同等物の期末残高は、前年度末比1兆1,177億円減少の1兆6,853億円となりました。
(4)今後の見通し2025年度の業績予想は、次のとおりです。【連結業績予想】 (億円)2025年度 2024年度前年比経常利益 570 49 521親会社株主に帰属する400 42 358当期純利益2
(5)利益配分に関する基本方針及び当期・次期の配当当社は、地域総合サービスグループとして地域社会やお客さまのあらゆる課題解決に徹底的に取り組み、地域の持続的成長に貢献していくため、株主還元とともに内部留保の充実にも意を用い、親会社株主に帰属する当期純利益に応じた配当を実施してまいります。また、内部留保につきましては、収益力強化に向けた資本活用(地域課題解決・地域の持続的成長に向けた成長投資、人的資本への投資拡充等)とのバランスをとり運用することで、経営基盤の拡充や経営体質の一層の強化を図ってまいりたいと考えております。「配当」利益成長を通じた1株当たり配当金の安定的かつ持続的な増加を基本とし、配当性向を40%程度といたします。「自己株式取得」連結自己資本比率11%程度を目処とし、その水準を踏まえ、業績動向や市場環境等を総合的に考慮したうえで機動的に実施いたします。上記の株主還元方針のもと、2025年3月期につきましては、親会社株主に帰属する当期純利益が2024年11月に公表した業績予想を上回ったことを踏まえ、1株当たり期末配当金(基準日:2025年3月31日)を、予想から1円増配とし、24円50銭(中間配当金23円50銭と合計で、年間配当金は48円)といたしました。また、2026年3月期の配当金につきましては、1株当たり配当金54円(うち中間配当金27円)を予定しております。
通期 2026年3月期
出典: ひろぎんホールディングス 2026年3月期 決算短信〔日本基準〕、開示日 2026年5月13日
1.経営成績等の概況(1)当期の経営成績の概況①経営成績連結経営成績につきましては、連結経常収益は、貸出金利息及び有価証券利息配当金の増加により資金運用収益が増加したことから、前年度比498億46百万円増加の2,512億14百万円となりました。連結経常費用は、資金調達費用の増加に加え、国債等債券売却損の増加によりその他業務費用が増加したことから、前年度比400億4百万円増加の1,891億95百万円となりました。その結果、連結経常利益は前年度比98億42百万円増加の620億18百万円、親会社株主に帰属する当期純利益は前年度比78億99百万円増加の437億34百万円となり、2年連続で過去最高益を更新しました。
②2026年3月期通期実績と前期実績との差異地元を中心とした残高の積上げと利回りの改善による貸出金利息の増加や、収益力強化による有価証券利息配当金の増加により、資金運用収益が増加(前年度比+325億75百万円)したことに加え、株式等売却益の増加により、その他経常収益が増加(前年度比+120億92百万円)したことから、連結経常収益が増加しました。連結経常収益百万円前期(2025年3月期)(A)201,368当期(2026年3月期)(B) 251,214増減額(B-A) +49,846増減率(%) +24.8
(2)当期の財政状態の概況連結財政状態につきましては、総資産は前年度末比786億円増加の12兆2,105億円、負債は前年度末比145億円増加の11兆6,417億円となりました。また、純資産は前年度末比642億円増加の5,688億円となりました。主要勘定の残高につきましては、貸出金が前年度末比2,585億円増加の8兆1,930億円、預金等(譲渡性預金を含む)が前年度末比1,901億円増加の9兆6,273億円となりました。
(3)当期のキャッシュ・フローの概況連結キャッシュ・フローにつきましては、営業活動によるキャッシュ・フローは、借用金の減少や貸出金の増加などから、3,451億円の支出超過(前年度は8,974億円の支出超過)となりました。投資活動によるキャッシュ・フローは、有価証券の取得による支出が売却・償還による収入を上回ったことなどから、2,027億円の支出超過(前年度は2,025億円の支出超過)となりました。また、財務活動によるキャッシュ・フローは、配当金の支払などから、209億円の支出超過(前年度は177億円の支出超過)となりました。この結果、現金及び現金同等物の期末残高は、前年度末比5,688億円減少の1兆1,165億円となりました。
(4)今後の見通し2026年度の業績予想は、次のとおりです。【連結業績予想】 (億円)2026年度 2025年度前年比経常利益 745 125 620親会社株主に帰属する510 73 437当期純利益
四半期 2026年3月期 第1四半期
出典: ひろぎんホールディングス 2026年3月期 第1四半期 決算短信〔日本基準〕、開示日 2025年8月4日(https://www2.jpx.co.jp/disc/73370/140120250804528452.pdf)
1.当四半期連結累計期間の経営成績等の概況(1)連結経営成績に関する説明連結経営成績につきましては、経常収益は、貸出金利息及び有価証券利息配当金の増加により資金運用収益が増加したことから、前年同期比55億3百万円増加して533億78百万円となりました。経常費用は、資金調達費用や営業経費が増加したことから、前年同期比42億36百万円増加して367億38百万円となりました。この結果、経常利益は、前年同期比12億67百万円増加して166億40百万円、親会社株主に帰属する四半期純利益は、前年同期比10億32百万円増加して116億71百万円となりました。セグメントごとの経営成績は、次のとおりとなりました。「銀行業」の経常収益は前年同期比57億95百万円増加して452億53百万円、セグメント利益は前年同期比15億85百万円増加して159億20百万円となりました。「リース業」の経常収益は前年同期比1億30百万円増加して58億37百万円、セグメント利益は前年同期比26百万円減少して4億25百万円となりました。報告セグメントに含まれない「その他」の経常収益は前年同期比42億49百万円増加して107億67百万円、セグメント利益は前年同期比44億47百万円増加して72億32百万円となりました。
(2)連結財政状態に関する説明連結財政状態につきましては、総資産は前連結会計年度末比1,879億円増加の12兆3,198億円、負債は前連結会計年度末比1,682億円増加の11兆7,954億円となりました。また、純資産は前連結会計年度末比197億円増加の5,243億円となりました。主要勘定の残高につきましては、預金等(譲渡性預金含む)は前連結会計年度末比727億円増加の9兆5,099億円、貸出金は前連結会計年度末比1,455億円増加の8兆800億円、有価証券は前連結会計年度末比914億円増加の2兆81億円となりました。
(3)連結業績予想などの将来予測情報に関する説明2026年3月期の第2四半期連結累計期間及び通期の連結業績予想につきましては、2025年5月12日公表の数値から変更はありません。
四半期 2027年3月期 第1四半期
出典: ひろぎんホールディングス 2027年3月期 第1四半期 決算短信〔日本基準〕、開示日 2026年8月4日(https://www2.jpx.co.jp/disc/73370/140120260803506700.pdf)
1.当四半期連結累計期間の経営成績等の概況(1)連結経営成績に関する説明連結経営成績につきましては、経常収益は、貸出金利息及び有価証券利息配当金の増加により資金運用収益が増加したことに加え、国債等債券売却益の増加によりその他業務収益が増加したことから、前年同期比208億11百万円増加の741億89百万円となりました。経常費用は、資金調達費用の増加に加え、国債等債券売却損の増加によりその他業務費用が増加したことから、前年同期比170億68百万円増加の538億6百万円となりました。この結果、経常利益は、前年同期比37億42百万円増加の203億82百万円、親会社株主に帰属する四半期純利益は、前年同期比24億57百万円増加の141億28百万円となりました。セグメントごとの経営成績は、次のとおりとなりました。「銀行業」の経常収益は前年同期比201億35百万円増加の653億88百万円、セグメント利益は前年同期比32億26百万円増加の191億46百万円となりました。「リース業」の経常収益は前年同期比2億10百万円増加の60億47百万円、セグメント利益は前年同期比56百万円増加の4億81百万円となりました。報告セグメントに含まれない「その他」の経常収益は前年同期比119億21百万円増加の226億88百万円、セグメント利益は前年同期比116億34百万円増加の188億66百万円となりました。
(2)連結財政状態に関する説明連結財政状態につきましては、総資産は前連結会計年度末比877億円減少の12兆1,228億円、負債は前連結会計年度末比1,226億円減少の11兆5,191億円となりました。また、純資産は前連結会計年度末比349億円増加の6,037億円となりました。主要勘定の残高につきましては、預金等(譲渡性預金含む)は前連結会計年度末比669億円増加の9兆6,942億円、貸出金は前連結会計年度末比2,372億円減少の7兆9,558億円、有価証券は前連結会計年度末比1,355億円増加の2兆1,825億円となりました。
(3)連結業績予想などの将来予測情報に関する説明2027年3月期の第2四半期連結累計期間及び通期の連結業績予想につきましては、2026年5月13日公表の数値から変更はありません。
本記事は各社が開示した決算短信の記載を機械的に抽出・比較し、AIが要約したものです。数値・表現は原資料をご確認ください。投資判断はご自身の責任で行ってください。