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日伝、2026年3月期は増収 経常利益・当期純利益が過去最高

決算サマリー 2026.08.31
日伝、2026年3月期は増収 経常利益・当期純利益が過去最高

※本記事は日伝が公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。

日伝の2026年3月期連結業績は、売上高141,033百万円(前期比+4.6%)、営業利益6,622百万円(前期比△3.0%)、経常利益7,465百万円(前期比+3.7%)、当期純利益5,114百万円(前期比+4.5%)となった。資料は売上高のほか経常利益、当期純利益で過去最高となったとしている。動力伝導機器・産業機器・制御機器の各分野で売上が伸長した一方、人件費や一般経費の増加により営業利益は前期比で減益となった。

目次

連結業績(2026年3月期 実績)

売上高の増加により売上総利益額は前期比940百万円増となったが、粗利率は15.3%で前期から変わらなかった。人件費856百万円、一般経費286百万円など販管費が合計1,143百万円増加したことにより、営業利益は前期比△3.0%の減益となった。第4次中期経営計画の目標との対比では、2026年3月期実績は売上高で中計目標比100.7%、営業利益で114.2%、経常利益で120.4%、当期純利益で108.8%となり、いずれも中計目標を上回った。

項目2026年3月期(当期)2025年3月期(前期)前期比
売上高141,033百万円134,771百万円+4.6%
営業利益6,622百万円6,824百万円△3.0%
経常利益7,465百万円開示なし+3.7%
当期純利益5,114百万円開示なし+4.5%

商品分野別の状況

事業分野別の売上高は、動力伝導機器が57,319百万円(前期55,862百万円、構成比40.6%)、産業機器が33,603百万円(前期32,535百万円、構成比23.8%)、制御機器が49,745百万円(前期46,084百万円、構成比35.3%)、その他が364百万円(前期289百万円、構成比0.3%)となった。合計は141,033百万円(前期134,771百万円)となっている。

区分2026年3月期2025年3月期構成比(2026年3月期)
動力伝導機器57,319百万円55,862百万円40.6%
産業機器33,603百万円32,535百万円23.8%
制御機器49,745百万円46,084百万円35.3%
その他364百万円289百万円0.3%
合計141,033百万円134,771百万円100.0%
2026年3月期連結業績サマリー
出典:日伝2026年3月期決算説明資料 P.5
事業分野別売上高・構成比
出典:日伝2026年3月期決算説明資料 P.34

2027年3月期業績予想

2027年3月期の連結業績予想は、売上高1,500億円(前期比6.4%増)、営業利益73億円(前期比10.2%増)、経常利益78億円(前期比4.5%増)、当期純利益55億円(前期比7.5%増)を見込む。第4次中期経営計画の目標との対比では、売上高で中計目標比100.0%、営業利益で110.6%、経常利益で111.4%、当期純利益で110.0%を計画している。

項目2027年3月期(予想)2026年3月期(実績)前期比
売上高1,500億円141,033百万円+6.4%
営業利益73億円6,622百万円+10.2%
経常利益78億円7,465百万円+4.5%
当期純利益55億円5,114百万円+7.5%
2027年3月期業績予想・株主還元のポイント
出典:日伝2026年3月期決算説明資料 P.6

株主還元

2026年3月期の配当は中間35円、期末35円の年間70円(配当性向40.4%)となった。2027年3月期は中間50円、期末50円の年間100円(配当性向53.7%、予想)を予定している。配当性向は2020年3月期以降7年連続で40%以上を継続している。株主還元方針は、変更前の連結配当性向30%以上・1株当たり配当金15円を下限とする方針から、変更後は連結配当性向50%以上(一過性の損益を除く)に見直された。自己株式取得については、必要に応じて機動的に取得するとしており、株式総数60万株(上限)、価格の総額20億円(上限)、取得期間2026年6月1日から2026年12月23日までとしている。また株主優待制度として、3月31日基準(1年以上保有)で100株以上1,000株未満はQUOカード2,000円、1,000株以上はQUOカード5,000円を、9月30日基準では100株以上1,000株未満はさぬきうどん300g×3袋、1,000株以上は無洗米2kg詰め3パックを贈呈するとしている。

項目2026年3月期2027年3月期(予想)
中間配当35円50円
期末配当35円50円
年間配当70円100円
配当性向40.4%53.7%
配当金・配当性向の推移(配当予想を含む)
出典:日伝2026年3月期決算説明資料 P.50

資本コストや株価を意識した経営

資料は資本コストを4.9%~6.5%と認識しているとし、2026年3月期のROEは5.7%(前期5.6%から+0.1pt)で、目標値の8%を目指しつつ資本コストを上回る収益力の確保に努めるとしている。PBRは1倍割れの状況が続いており、株主還元の充実や株主・投資家との対話の活性化により市場評価の向上を図るとしている。財政状態については、2026年3月末の総資産は127,639百万円(2025年3月末121,332百万円)、自己資本比率は72.0%(前期71.1%から+0.9pt)となった。

※本記事は日伝が公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。

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