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FCE、2025年9月期は増収増益を継続 経常利益は前期比30.9%増

決算サマリー 2026.08.31
FCE、2025年9月期は増収増益を継続 経常利益は前期比30.9%増

※本記事はFCEが公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。

FCEは2025年9月期の連結業績で、売上高6,099百万円(前期比+21.8%)、営業利益912百万円(同+26.4%)、経常利益925百万円(同+30.9%)、親会社株主に帰属する当期純利益662百万円(同+31.9%)となった。2022年10月の上場以来、増収増益を継続している。DX推進事業・教育研修事業がともに増収となり、2025年8月12日発表の通期業績予想に対しても、売上高達成率100.8%、経常利益達成率100.0%などほぼ計画通りの着地となった。

目次

連結業績(2025年9月期 実績)

項目2025年9月期2024年9月期前期比
売上高6,099百万円5,006百万円+21.8%(+1,093百万円)
営業利益912百万円721百万円+26.4%(+190百万円)
経常利益925百万円706百万円+30.9%(+218百万円)
親会社株主に帰属する当期純利益662百万円502百万円+31.9%(+160百万円)
EBITDA1,002百万円781百万円+28.2%(+220百万円)
経常利益率15.2%14.1%+1.0pt

※EBITDA=営業利益+償却費(減価償却費+のれん償却+保証金償却+長期前払償却)。通期業績予想(2025年8月12日発表)との比較では、売上高6,050百万円に対し達成率100.8%、営業利益910百万円に対し100.3%、経常利益925百万円に対し100.0%、親会社株主に帰属する当期純利益640百万円に対し103.5%となり、いずれも計画を上回るか計画どおりの着地となった。

2025年9月期通期 決算概要
出典:FCE 2025年9月期通期決算説明会資料 P.6

セグメント別の状況

従来「教育研修事業」に含めていた新事業の業績を、企業向けと学校向けの管理区分見直しに伴い「DX推進事業」と「教育研修事業」に分けて計上する方法に変更し、従来「その他」に含めていたセルフコーチング事業も拡大に伴い「教育研修事業」に計上する方法に変更した。2024年9月期のセグメント情報は組替え後の数値で記載されている。

セグメント2025年9月期2024年9月期(組替え後)前期比
DX推進事業3,426百万円2,638百万円+29.9%
教育研修事業2,593百万円2,290百万円+13.2%

DX推進事業の中核であるRPA「ロボパットDX」は、若手社員の早期活躍もあり高い成長率を継続し、チャーンレートは1%台の低位を維持、導入社数は2025年9月末時点で1,834社に到達した。教育研修事業の「Smart Boarding」はチャーンレートが引き続き低位水準を維持し、直販への注力により1社当たり売上(ARPU)が向上した。

SaaS型ビジネスのKPI

SaaS型ビジネスのMRR(Monthly Recurring Revenue、2025年9月期第4四半期末時点の毎月繰り返し発生する売上金額)は358百万円(前年比+24.7%)で、内訳はロボパットDXが306百万円、Smart Boardingが51百万円。導入企業数はロボパットDXが1,834社(2024年11月26日開示の3カ年重要KPI目標に対する達成率105.4%)、Smart Boarding直販が807社(前年比+26.3%)。ARPU(Average Revenue Per User、2025年9月期第4四半期末時点の1導入社あたりの売上平均金額)はロボパットDXが166千円(前年比+1.4%)、Smart Boarding直販が58千円(前年比+8.5%)となった。

KPIサマリー
出典:FCE 2025年9月期通期決算説明会資料 P.8

2026年9月期通期業績予想

項目2026年9月期(予想)2025年9月期(実績)前期比
売上高6,800百万円6,099百万円+11.5%(+700百万円)
営業利益1,130百万円912百万円+23.8%(+217百万円)
経常利益1,160百万円925百万円+25.4%(+234百万円)
親会社株主に帰属する当期純利益840百万円662百万円+26.8%(+177百万円)
EBITDA1,203百万円1,002百万円+20.1%(+201百万円)
1株当たり当期純利益38.13円30.17円+7.96円
経常利益率17.1%15.2%+1.9pt

売上高の増加要因はDX推進事業+550百万円、教育研修事業+150百万円であり、2025年10月に新設したAIエージェント事業の売上高は業績予想に含めていない。一方でAIエージェント事業に関連する人件費や広告宣伝費などの費用(合計約100百万円)は業績予想に織り込んでいる。経常利益は増収による利益増+500百万円に対し、販管費増(主に人件費)▲167百万円、新規事業関連費用▲100百万円を見込む。

2026年9月期業績予想|売上高
出典:FCE 2025年9月期通期決算説明会資料 P.10

中期経営計画の振り返り

2023年9月期~2025年9月期の中期経営計画では、毎期10%以上の成長を掲げ、2025年9月期の売上高は60.9億円となり当初計画(49.15億円)対比+24.1%で着地した。経常利益は9.25億円で計画(8.85億円)を達成したが、経常利益率は18%の目標に対して15.3%(2025年9月期実績)にとどまった。重要KPIでは、RPA「ロボパットDX」の導入社数目標(2025年9月期末1,380社以上)に対し1,834社に到達し大幅に達成、Smart Boardingの導入社数目標(同780社以上、直販ベースに修正)に対し807社で達成した一方、フォーサイトアプリの導入先目標1,000校については導入先が1,200校以上に拡大したものの、自治体や学校での利用状況が異なるため紙とアプリの両方で提供するかたちとなり評価は「△」とされている。

成長投資では、2023年6月にKMT研究所の事業を譲受、2024年1月に日本コスモトピアを100%子会社化する2件のM&Aを実施したほか、2024年8月には株式会社リンクアンドモチベーション(東京証券取引所プライム市場、証券コード2170)と資本業務提携契約を締結した。また複数社への出資と事業提携を進めており、2024年4月には生成AIプロンプトプラットフォーム「FCEプロンプトゲート」を展開、2025年10月にはその発展的拡張としてAIエージェント事業(AI OMNI AGENT)を開始した。

株主還元

配当性向25%を目安として株主への配当を行う方針。2024年9月期6.0円、2025年9月期7.5円の配当を実施し、2026年9月期は10.0円を予想している。なお、2024年4月1日付で普通株式1株につき3株、2025年4月1日付で普通株式1株につき2株の割合で株式分割を行っており、2023年9月期の期首に株式分割が行われたと仮定した分割調整後の数値を記載している。株主優待制度として、9月30日を基準日に100株(1単元)以上保有の株主へ1,000円分のデジタルギフトを贈呈する方針。

1株当たり配当金(株式分割調整後)
2023年9月期
2024年9月期6.0円
2025年9月期7.5円
2026年9月期(予想)10.0円
株主還元方針
出典:FCE 2025年9月期通期決算説明会資料 P.23

※本記事はFCEが公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。

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