三井倉庫ホールディングス

三井倉庫ホールディングス、2026年3月期は営業利益24.0%増 2027年3月期は50円に増配予定

決算サマリー 2026.08.31
三井倉庫ホールディングス、2026年3月期は営業利益24.0%増 2027年3月期は50円に増配予定

※本記事は三井倉庫ホールディングスが公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。

三井倉庫ホールディングスの2026年3月期は、物流事業における航空貨物輸送の取扱増加や新規業務拡大、不動産事業における主要ビルへの新規テナント入居により、営業収益・営業利益・経常利益・親会社株主に帰属する当期純利益がいずれも増加した。2027年3月期も物流事業の取扱増加と不動産事業の新規テナント通期寄与により増収増益を見込む。

エグゼクティブ・サマリー
出典:三井倉庫ホールディングス 2026年3月期決算説明会資料 P.3
目次

連結業績(2026年3月期 実績)

営業収益は2,995億円(前期比+6.7%)、営業利益は221億円(同+24.0%)、営業利益率は7.4%(前期比+1.0pt)となった。経常利益は213億円(同+18.0%)、親会社株主に帰属する当期純利益は112億円(同+11.1%)。経常利益には持分法適用会社の株式売却による差益+4億円、投資有価証券売却益+5億円、営業外収支の一過性費用として本社移転に伴う費用▲8億円、資本政策関連費用▲4億円、為替差損▲6億円、固定資産解体費用▲3億円が含まれる。

項目2025年3月期2026年3月期前期比増減率
営業収益2,807億円2,995億円+188億円+6.7%
営業利益178億円221億円+43億円+24.0%
営業利益率6.4%7.4%+1.0pt
経常利益180億円213億円+33億円+18.0%
親会社株主に帰属する当期純利益100億円112億円+12億円+11.1%

セグメント別の状況(2026年3月期 実績)

物流事業は営業収益2,920億円(前期比+6.1%)、営業利益245億円(同+14.4%)。自動車関連の航空貨物輸送の取扱増加、欧州拠点の通期寄与やヘルスケア物流拠点の新規稼働により航空貨物FWDが牽引した。人件費・運送コストの上昇があったが、コスト削減施策や適正料金収受で対応した。不動産事業はMSH日本橋箱崎ビルへの新規テナント入居に伴い営業収益86億円(同+28.6%)、営業利益37億円(同+69.4%)となった。

セグメント指標2025年3月期2026年3月期前期比増減率
物流事業営業収益2,751億円2,920億円+169億円+6.1%
物流事業営業利益214億円245億円+31億円+14.4%
倉庫・港湾運送営業収益1,373億円1,392億円+19億円+1.4%
倉庫・港湾運送営業利益74億円75億円+1億円+0.4%
航空貨物FWD営業収益438億円539億円+101億円+22.9%
航空貨物FWD営業利益62億円86億円+24億円+38.7%
3PL・LLP営業収益804億円825億円+21億円+2.6%
3PL・LLP営業利益67億円70億円+3億円+5.5%
陸上貨物運送営業収益272億円291億円+19億円+6.9%
陸上貨物運送営業利益14億円16億円+2億円+16.0%
不動産事業営業収益67億円86億円+19億円+28.6%
不動産事業営業利益22億円37億円+15億円+69.4%
セグメント別業績(2026年3月期実績)
出典:三井倉庫ホールディングス 2026年3月期決算説明会資料 P.20

通期業績予想(2027年3月期)

2027年3月期は営業収益3,160億円(前期比+5.5%)、営業利益230億円(同+4.0%)を見込む。物流事業では荷動き改善に伴う既存業務取扱増加と新規業務の取り込みにより増収増益、不動産事業ではMSH日本橋箱崎ビル等の新規テナントの通期寄与により増収増益を見込む。経常利益は借入金増加・金利上昇や固定資産除却に係る一過性費用等により211億円(同▲0.9%)とわずかに減少する一方、本社移転費用の解消により親会社株主に帰属する当期純利益は125億円(同+12.1%)と増益を見込む。

項目2026年3月期実績2027年3月期予想前期比増減率
営業収益2,995億円3,160億円+165億円+5.5%
営業利益221億円230億円+9億円+4.0%
経常利益213億円211億円▲2億円▲0.9%
親会社株主に帰属する当期純利益112億円125億円+13億円+12.1%
2027年3月期見通しの概要
出典:三井倉庫ホールディングス 2026年3月期決算説明会資料 P.25

株主還元

2026年3月期の配当は年間49.00円(配当性向33.0%)、2027年3月期は配当方針「配当性向30%を基準とした業績連動による機動的な配当」のもと年間50.00円(配当性向予想30.0%)を予定する。資料の配当推移グラフは過去の株式分割および併合を反映した遡及修正後データで作成されている。自己株式取得については、上限550万株・340億円の枠を2026年3月期に開始し、同期末までに約329万株・約120億円を取得した。取得は2026年7月31日までの完了を予定し、一部にASR(ファシリティ型自己株式取得)を活用している。

項目2026年3月期実績2027年3月期予想
1株当たり年間配当金49.00円50.00円
配当性向33.0%30.0%(予想)
中期経営計画2022の進捗 株主還元
出典:三井倉庫ホールディングス 2026年3月期決算説明会資料 P.9

資本業務提携・財務体質

2026年2月6日、三井不動産株式会社と資本業務提携契約を締結し、第三者割当により約184億円を調達した。調達資金は成長領域であるヘルスケア専用物流拠点の建設プロジェクトに充当する予定で、関東地区(約150億円)・関西地区(約70億円)でのヘルスケア専用物流拠点新設を投資総額として見込む(2026年2月時点見込み)。財務面では、自己資本比率が45.7%(前期末比+3.9pt)、D/Eレシオが0.60倍(同▲0.15)と改善し、格付機関R&Iによる格付は「A-」から「A」に引き上げられた。

※本記事は三井倉庫ホールディングスが公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。

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