メンタルヘルステクノロジーズ

メンタルヘルステクノロジーズ、2025年12月期は過去最高の増収増益 創業以来初の配当を予定

決算サマリー 2026.08.30
メンタルヘルステクノロジーズ、2025年12月期は過去最高の増収増益 創業以来初の配当を予定

※本記事はメンタルヘルステクノロジーズが公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。

メンタルヘルステクノロジーズは2026年2月13日、2025年12月期通期決算説明資料を公表した。連結売上高は64.3億円(前年比+25.3%)、連結営業利益は5.9億円(同+445.6%)となり、資料は創業以来の過去最高となる売上高・営業利益での着地としている。第3四半期に通期業績予想を下方修正したものの、成長エンジンと位置づけるMHS事業・MWS事業が着実に成長し、収益基盤の安定化が進んだとしている。また、株主還元として創業以来初となる1株あたり10円00銭の期末配当を予定している。

目次

連結業績(2025年12月期 実績)

売上高は6,435百万円(前年比+25.3%、通期業績予想(修正後)比99.7%)。営業利益は598百万円(利益率9.3%、前年比+445.6%、予想比102.5%)、のれん償却費を加算した調整後営業利益は736百万円(利益率11.4%、前年比+236.0%、予想比102.3%)。経常利益は438百万円(利益率6.8%、予想比81.3%)。親会社株主に帰属する当期純利益は254百万円(利益率4.0%)となり、前期の当期純損失29百万円から黒字転換したが、通期業績予想(修正後)に対しては70.8%の達成率にとどまった。資料は、株主優待制度導入に伴う株主数の想定超の増加により関連費用が想定を超過したことが、最終利益が計画未達となった要因としている。

項目2024年12月期(参考)2025年12月期実績2025年12月期業績予想(修正後)対前年同期増減率予想達成率
売上高5,134百万円6,435百万円6,454百万円+25.3%99.7%
営業利益(利益率)109百万円(2.1%)598百万円(9.3%)584百万円(9.1%)+445.6%102.5%
調整後営業利益(利益率)219百万円(4.3%)736百万円(11.4%)720百万円(11.2%)+236.0%102.3%
経常利益(利益率)39百万円(0.8%)438百万円(6.8%)538百万円(8.4%)-%81.3%
親会社株主に帰属する当期純利益(利益率)△29百万円(△0.6%)254百万円(4.0%)359百万円(5.6%)-%70.8%

通期業績予想の下方修正について

同社は2025年11月14日、2025年12月期の通期業績予想を下方修正した。期首予想は売上高7,189百万円〜7,265百万円、営業利益900百万円〜1,000百万円のレンジで示されていたが、修正後予想(中央値対比)は売上高6,454百万円(△773百万円、-10.7%)、営業利益584百万円(△366百万円、-38.5%)となった。要因として、MHS事業ではENT契約数は拡大したもののアップセルの進捗が計画比で大幅に遅れ契約単価が伸び悩んだこと、MWS事業では収益性を重視し一定のマージンが確保できる案件のみを選択的に受注したこと、その他事業(医師人材紹介・デジタルマーケティング)では市場環境の厳しさが継続したことを挙げている。

項目期首予想(下限)期首予想(上限)修正後予想(2025年11月14日)対期首予想増減額(中央値)対期首予想増減率
売上高7,189百万円7,265百万円6,454百万円△773百万円-10.7%
営業利益(利益率)900百万円(12.5%)1,000百万円(13.8%)584百万円(9.1%)△366百万円-38.5%
調整後営業利益(利益率)1,036百万円(14.4%)1,136百万円(15.6%)720百万円(11.2%)△366百万円-33.7%
経常利益(利益率)859百万円(11.9%)959百万円(13.2%)538百万円(8.4%)△370百万円-40.7%
親会社株主に帰属する当期純利益(利益率)580百万円(8.1%)647百万円(8.9%)359百万円(5.6%)△253百万円-41.4%
2025年12月期通期業績予想の修正
出典:2025年12月期通期決算説明資料 P.65

セグメント別の状況

MHS事業の売上高は3,053百万円(前年比+19.0%)、利益は890百万円(利益率29.2%、同+35.4%)と伸長した。ENT(従業員1,000名以上等の大企業)契約は223グループ(前年比+23.2%)、SMB契約は2,049社(同+13.1%)に拡大し、月次平均解約率は0.3%(前年から半減)に改善した一方、新規顧客の増加やアップセルの遅延によりENT契約単価は641千円(前年比△61千円)に低下した。MWS事業の売上高は3,269百万円(前年比+35.9%)と伸長したが、人材定着に向けた処遇改善や正社員化への先行投資により利益は265百万円(利益率8.1%、同△0.3%)とほぼ横ばいだった。その他事業(医師人材紹介・デジタルマーケティング)は売上高112百万円(前年比△30.5%)、利益0百万円(同△99.7%)と縮小した。同社は医師人材紹介事業(旧メディカルキャリア支援事業)の規模を縮小し主要事業と連携するハブ機能に、デジタルマーケティング事業(旧デジタルマーケティング事業)を新規事業とグループ内マーケティング支援に特化させる組織変更を行ったとしている。

セグメント指標2024年12月期実績2025年12月期実績増減額増減率
事業セグメント合計売上高5,134百万円6,435百万円+1,300百万円+25.3%
事業セグメント合計利益(利益率)962百万円(18.7%)1,156百万円(18.0%)+193百万円+20.1%
MHS事業売上高2,566百万円3,053百万円+486百万円+19.0%
MHS事業利益(利益率)657百万円(25.6%)890百万円(29.2%)+232百万円+35.4%
MWS事業売上高2,406百万円3,269百万円+863百万円+35.9%
MWS事業利益(利益率)266百万円(11.1%)265百万円(8.1%)△0百万円△0.3%
その他事業売上高161百万円112百万円△49百万円△30.5%
その他事業利益(利益率)38百万円(23.7%)0百万円(0.1%)△38百万円△99.7%
2025年12月期 通期決算 セグメント情報サマリー
出典:2025年12月期通期決算説明資料 P.8

株主還元

同社は2025年12月期末を基準日として、1株あたり10円00銭の期末配当(創業以来初)を予定している。期首予想は無配(0円00銭)だったが、2025年11月14日発表の直近予想で10円00銭に修正され、通期決算においても据え置かれた。前期実績は無配(0円00銭)。あわせて株主優待制度を導入し、保有株数・保有期間に応じてデジタルギフト等を進呈しているが、想定を超える株主数の増加により関連費用が想定より約8千万円超過して着地したとしている。

基準日期首予想直近予想(2025年11月14日発表)当期実績前期実績
第2四半期期末0円00銭0円00銭0円00銭
期末0円00銭10円00銭0円00銭
合計0円00銭10円00銭0円00銭
株主還元について(配当予想の修正(初配))
出典:2025年12月期通期決算説明資料 P.10

トピック:インクルード株式会社の株式取得

同社は、就労移行支援事業所・自立訓練(生活訓練)事業所「ニューロリワーク」等を運営するインクルード株式会社の株式100%を、現金による普通株式取得の形式で取得することを公表した。取得価額は5.9億円で、みずほ銀行から取得価額全額を調達予定としている。クロージングは2026年3月31日を予定しており、2026年4月から連結対象範囲となる予定。インクルード株式会社の直近業績(2025年3月期実績)は、売上高10億9,607万円、営業利益7,634万円。2026年12月期の業績への影響については精査中であり、2026年3月下旬頃に「事業計画及び成長可能性に関する事項」にて公表予定としている。

株式取得の概要(インクルード株式会社)
出典:2025年12月期通期決算説明資料 P.30

※本記事はメンタルヘルステクノロジーズが公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。

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