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クオルテック、2026年6月期は大幅増益 配当は47円に増配

決算サマリー 2026.08.30
クオルテック、2026年6月期は大幅増益 配当は47円に増配

※本記事はクオルテックが公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。

株式会社クオルテックは2026年6月期通期の業績を発表した。売上高は4,306百万円(前期比+281百万円/+7.0%)と、主力の信頼性評価事業・微細加工事業の増収により増収を達成した。営業利益は489百万円(前期比+104百万円/+27.2%)、経常利益は505百万円(前期比+121百万円/+31.5%)、当期純利益は385百万円(前期比+165百万円/+75.4%)といずれも増益となった。当期純利益の大幅増益は、前期に投資有価証券評価損を計上していたことによるもの。1株当たり配当金は37.00円から47.00円に増配した。

目次

業績(2026年6月期 実績)

当社の主要取引先である車載業界は、電動化、環境負荷低減に向けて、電力削減技術としてのパワー半導体の高効率化、小型化、低コスト化を実現すべく進んでおり、開発段階における信頼性試験の需要は順調に推移した。営業利益は、信頼性評価事業で分析・解析での高単価案件が増加したこと、微細加工事業でレーザ量産加工が伸びたことに加え、全社でAI活用など生産性向上の進捗で人員増加が抑えられたことから増益となった。経常利益はMAPプロジェクトでの補助金による営業外損益影響(+19百万円)により増益となった。

項目2025年6月期(前期)2026年6月期(当期)前期差/前期比
売上高4,025百万円4,306百万円+281百万円/+7.0%
営業利益384百万円(9.6%)489百万円(11.4%)+104百万円/+27.2%
経常利益384百万円(9.6%)505百万円(11.7%)+121百万円/+31.5%
当期純利益219百万円(5.5%)385百万円(9.0%)+165百万円/+75.4%
Highlights
出典:2026年6月期 決算説明資料 P.2

セグメント別業績

信頼性評価事業は、複合的な試験の引合いが強く、環境試験で振動や温度変化、塩水等の試験案件受注が好調に推移し、前期比+199百万円(+5.6%)の増収、営業利益は分析・解析での高単価案件増加により+153百万円(+14.4%)の増益。微細加工事業は、レーザ加工において通信関連での試作品加工から量産品案件への受注の流れが好調に推移し、前期比+117百万円(+28.3%)の大幅増収、営業利益は+89百万円(+48.3%)の増益。その他事業は、バイオでの大口プロジェクトの終了が原因で前期比△33百万円(△57.9%)の減収、営業利益は△6百万円の減益となった。全社費用(販管費・研究開発費)は前期比+131百万円増加した。

セグメント指標2025年6月期(前期)2026年6月期(当期)
信頼性評価事業売上高3,553百万円3,752百万円
信頼性評価事業営業利益1,061百万円1,214百万円
微細加工事業売上高413百万円530百万円
微細加工事業営業利益184百万円273百万円
その他事業売上高57百万円24百万円
その他事業営業利益△13百万円△19百万円
全社費用(販管費・研究開発費)847百万円978百万円
合計売上高4,025百万円4,306百万円
合計営業利益384百万円489百万円
決算概要 セグメント別業績
出典:2026年6月期 決算説明資料 P.5

その他経営数値

総資産は4,895百万円(前期比+549百万円)、純資産は3,575百万円(前期比+298百万円)となった。自己資本比率は73.0%(前期比△2.4%)。現預金残高は2,281百万円(前期比+746百万円)に増加した一方、設備投資は433百万円(前期比△550百万円)に減少した。研究開発費は234百万円(売上高比5.5%、前期比+55百万円)に増加し、在籍人員は261人(前期比+4人)となった。

通期業績予想(2027年6月期)

通期業績予想は増収増益を見込む。主要顧客である車載業界を中心に中東・ウクライナ等の地政学リスクに加え米国関税政策発動の影響など、予断を許さない状況であるが、安定基盤である信頼性評価事業でのシェアアップ、高付加価値案件の獲得に加え微細加工事業で量産案件獲得などにより、更なる成長戦略を加速させるとしている。信頼性評価事業は売上高4,085百万円(前期比+333百万円/+8.9%)、営業利益1,321百万円(同+107百万円/+8.8%)を計画。微細加工事業は、表面処理技術のうち基板評価80百万円が信頼性評価事業へセグメント変更された影響により、売上高500百万円(同△30百万円/△5.7%)を計画するが、営業利益は275百万円(同+1百万円/+0.4%)を見込む。その他事業はバイオ事業部解散の影響で売上高15百万円(同△9百万円/△37.5%)を計画するが、営業利益は△4百万円(前期比+15百万円改善)を見込む。

項目2026年6月期(実績)2027年6月期(予想)前期比
売上高4,306百万円4,600百万円+294百万円/+6.8%
営業利益489百万円500百万円+11百万円/+2.1%
経常利益505百万円514百万円+9百万円/+1.7%
当期純利益385百万円395百万円+10百万円/+2.4%
通期業績予想 セグメント別業績
出典:2026年6月期 決算説明資料 P.12

株主還元

配当については、事業成長に向けた投資余力の確保と安定的な株主還元の両立を基本ポリシーとしている。2026年6月期の1株当たり配当金は47.00円(前期37.00円から増配)、配当金総額は110,450千円、配当性向は28.7%。2027年6月期の配当予想は、1株当たり47.00円で据え置きとしている。

決算期当期純利益1株当たり配当金配当性向
2025年6月期(実績)219百万円37.00円39.6%
2026年6月期(実績)385百万円47.00円28.7%
2027年6月期(予想)395百万円47.00円28.0%
通期業績予想 配当予想
出典:2026年6月期 決算説明資料 P.16

※本記事はクオルテックが公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。

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