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富士急行、2026年3月期は増収増益 営業利益・経常利益・純利益は過去最高

決算サマリー 2026.08.30
富士急行、2026年3月期は増収増益 営業利益・経常利益・純利益は過去最高

※本記事は富士急行が公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。

富士急行は2026年3月期の連結決算で、営業収益53,517百万円(前期比+2.5%)、営業利益8,761百万円(同+5.4%)となり増収増益を確保した。営業利益、経常利益、親会社株主に帰属する当期純利益はいずれも過去最高となった(資料は、営業収益についても新収益認識基準を適用する前の基準で比較すると過去最高だとしている)。1株当たり配当金は32円(前期比3円増配)とした。2027年3月期は営業収益56,500百万円(同+5.6%)、営業利益8,950百万円(同+2.2%)を見込んでいる。

目次

連結業績(2026年3月期 実績)

営業収益は前期比+2.5%増収の53,517百万円、営業利益は同+5.4%増益の8,761百万円で、期初予想8,750百万円に対する達成率は100.1%だった。経常利益は同+6.0%増益の8,617百万円、親会社株主に帰属する当期純利益は同+13.5%増益の5,798百万円で、いずれも過去最高となった。資料は、運輸業の増収効果がコスト増を吸収したことによる営業増益と説明している。

項目2025年3月期実績2026年3月期実績増減率期初予想達成率
営業収益(百万円)52,23053,517+2.5%54,85097.6%
営業利益(百万円)8,3138,761+5.4%8,750100.1%
営業利益率15.9%16.4%+0.5pt16.0%
経常利益(百万円)8,1258,617+6.0%8,450102.0%
経常利益率15.6%16.1%+0.5pt15.4%
親会社株主に帰属する当期純利益(百万円)5,1075,798+13.5%5,300109.4%
EPS96.19円109.20円+13.5%99.8円
1株配当29円32円+10.3%30円

セグメント別の状況

営業収益、営業利益ともに運輸業が牽引役となった。レジャー・サービス業は営業収益が増加した一方、営業利益は減益。運輸業は鉄道事業及び高速バス事業が堅調に推移し増収増益。不動産業は山中湖畔別荘地における売買・仲介斡旋事業の収入計上等により増収増益。その他の事業も増収増益となった。

セグメント指標2025年3月期実績2026年3月期実績増減率
レジャー・サービス業営業収益(百万円)24,83925,316+1.9%
運輸業営業収益(百万円)19,75620,551+4.0%
不動産業営業収益(百万円)2,5392,678+5.5%
その他の事業営業収益(百万円)8,0178,043+0.3%
レジャー・サービス業営業利益(百万円)2,5842,479▲4.1%
運輸業営業利益(百万円)4,6975,054+7.6%
不動産業営業利益(百万円)469543+15.8%
その他の事業営業利益(百万円)599716+19.5%
富士急行 2026年3月期セグメント業績
出典:2026年3月期 決算/中期経営計画説明資料 P.33

2027年3月期 通期業績見通し

営業収益は前期比+5.6%の56,500百万円、営業利益は同+2.2%の8,950百万円を見込む。営業利益率は同▲0.6ポイントの15.8%、経常利益率は同▲0.8ポイントの15.3%を見込んでいる。親会社株主に帰属する当期純利益は同▲0.8%の5,750百万円を見込む。セグメント別では、レジャー・サービス業の営業収益26,866百万円(同+6.1%)・営業利益2,772百万円(同+11.8%)、運輸業の営業収益22,076百万円(同+7.4%)・営業利益4,774百万円(同▲5.5%)、不動産業の営業収益3,015百万円(同+12.6%)・営業利益629百万円(同+15.8%)、その他の事業の営業収益8,413百万円(同+4.6%)・営業利益807百万円(同+12.7%)を見込む。

項目2026年3月期実績2027年3月期予想増減率
営業収益(百万円)53,51756,500+5.6%
営業利益(百万円)8,7618,950+2.2%
営業利益率16.4%15.8%▲0.6pt
経常利益(百万円)8,6178,620+0.0%
経常利益率16.1%15.3%▲0.8pt
親会社株主に帰属する当期純利益(百万円)5,7985,750▲0.8%
1株当たり利益109.20円108.29円
1株当たり配当32円33円
富士急行 2027年3月期通期業績見通し
出典:2026年3月期 決算/中期経営計画説明資料 P.39

株主還元

2026年3月期の1株当たり配当金は32円(前期比10.3%増、3円増配)となった。2027年3月期は33円を予想している。新中期経営計画では、継続的かつ安定的な配当を行うことを基本方針とし、業績やDOE、連結配当性向30%を目途に総合的に勘案して利益成長による配当額の増加を目指すほか、機動的な自己株式取得を行うとしている。

前中期経営計画の振り返りと新中期経営計画

前中期経営計画(2024年3月期~2026年3月期)は、3ヵ年平均で営業収益521億円(目標507億円、達成率103%)、営業利益84億円(同67億円、達成率126%)、経常利益82億円(同63億円、達成率131%)、親会社株主に帰属する当期純利益52億円(同38億円、達成率136%)となり、全ての目標値を達成した。営業利益率は3ヵ年平均で2023年3月期実績比+2.9ポイント、ROAは同+1.6ポイント上昇した。有利子負債残高は2026年3月期末に438億円となり、2023年3月期末の612億円から減少し、中期経営計画の目標487億円を下回った。

新中期経営計画(2027年3月期~2029年3月期)では、2029年3月期の目標として営業収益630億円(2026年3月期実績535億円)、営業利益105億円(同88億円、EBITDA185億円、2026年3月期実績143億円)、経常利益98億円(同86億円)、親会社株主に帰属する当期純利益62億円(同58億円)、営業利益率16.7%(同16.4%)、ROA8.2%(同8.5%)を掲げている。ROEは12%以上(中長期的には14%以上、2026年3月期実績15.0%)、ネットDEレシオは1.0倍以下(ネット有利子負債残高380億円目安、2026年3月期実績は0.8倍・313億円)を目標とする。Greater Mt.Fujiエリアの当社グループ利用者数は2026年3月期実績1,939万人に対し、中長期目標として3,000万人を掲げている。3か年の設備投資計画は総額約386億円としている。

富士急行 目標とする経営指標・重要指標
出典:2026年3月期 決算/中期経営計画説明資料 P.23
富士急行 2026年3月期ハイライト
出典:2026年3月期 決算/中期経営計画説明資料 P.6

※本記事は富士急行が公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。

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