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TORICO、2026年3月期は営業損失67百万円に縮小 下半期は黒字化

決算サマリー 2026.08.30
TORICO、2026年3月期は営業損失67百万円に縮小 下半期は黒字化

※本記事はTORICOが公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。

TORICOの2026年3月期連結業績は、売上高3,187百万円(前期比△13.3%)、営業損失67百万円(前期は260百万円の損失)、経常損失340百万円(前期は264百万円の損失)、当期純損失364百万円(前期は445百万円の損失)だった。EC事業の縮小により減収となったが、販管費の圧縮とイベント・海外事業の伸長により営業損益は前期比192百万円改善。下半期は前下半期比1.2億円超の収益改善を実現し、25百万円の営業黒字を達成した。

目次

連結業績(2026年3月期 実績)

全社販管費は不採算サービスの停止(2サービス、2店舗の撤退)、販売促進費33%減、人件費17%減などにより2.6億円削減(1,624百万円→1,387百万円)。営業損益は改善したが、経常損益はQ4に暗号資産(イーサリアム)評価損として営業外費用254百万円を計上したことなどにより前期比で悪化した。

項目2026年3月期2025年3月期前期比増減
売上高3,187百万円3,677百万円△489百万円(△13.3%)
営業利益△67百万円△260百万円+192百万円
経常利益△340百万円△264百万円△75百万円
当期純利益△364百万円△445百万円+80百万円
2026年3月期連結決算サマリー(前期比)
出典:2026年3月期 通期決算説明資料 P.15

セグメント別の状況

EC事業は市場停滞環境下で売上高2,364百万円(前期比△21.4%)に縮小したが、下半期は繁忙期を中心に修正予算超で推移し収益性が改善した。イベント事業は下半期に店舗催事が大幅伸長し、売上高704百万円(前期比+18.8%)と増収着地。新規・海外事業は118百万円(前期比+53.2%)で、うち海外事業売上高は93百万円(前期14百万円、前年同期比172%)だった。なお、暗号資産運用にかかる売上は相対的な規模が僅少なため新規・海外事業に含めて開示している。

セグメント2026年3月期2025年3月期前期比
EC事業2,364百万円3,007百万円△21.4%
イベント事業704百万円593百万円+18.8%
新規・海外事業118百万円77百万円+53.2%
下半期に営業黒字化を達成
出典:2026年3月期 通期決算説明資料 P.3

予算比較

2026年3月期は当初予算(当期純利益△22百万円)に対し実績は当期純利益△364百万円となり、損失額は当初予算・修正予算(△148百万円)をともに大きく上回った。一方、売上高・イベント事業・新規海外事業は修正予算を上回って着地し、営業利益の赤字額も修正予算比では縮小した。

項目2026年3月期当初予算2026年3月期修正予算2026年3月期実績
売上高3,750百万円3,002百万円3,187百万円
EC2,721百万円2,305百万円2,364百万円
イベント695百万円589百万円704百万円
新規・海外334百万円107百万円118百万円
営業利益△5百万円△134百万円△67百万円
経常利益△15百万円△137百万円△340百万円
当期純利益△22百万円△148百万円△364百万円
2026年3月期連結決算概況(予算比)
出典:2026年3月期 通期決算説明資料 P.16

通期業績予想(2027年3月期)

2027年3月期は、収益構造の抜本的な見直しと成長性・収益性の高いイベント事業へのリソース集中により確実な黒字体質の構築を最優先とした保守的な業績予算を策定。売上高2,910百万円、営業利益0百万円を見込む。暗号資産事業については現保有資産(8.2億円)の収益貢献のみを織り込んでいる。暗号資産の期末時価評価による影響が大きく合理的な数値の算定が困難なため、今期より経常利益以降の予想は非開示とする方針。既存事業の構造改革の進捗および暗号資産事業の方針を踏まえ、中期経営計画を今期中に開示予定。

項目2027年3月期予想2026年3月期実績
売上高2,910百万円3,187百万円
営業利益0百万円△67百万円
経常利益非開示△340百万円
当期純利益非開示△364百万円
2027年3月期連結業績予想
出典:2026年3月期 通期決算説明資料 P.27

株主優待について

配当に関する記載は本資料にない。株主優待として、①創業20周年記念優待(対象1,500株以上、2025年9月末・2026年3月末の継続保有でQUOカード30,000円分を2026年6月に贈呈、費用影響見込最大約15百万円、2026年3月31日が最終基準日で権利確定済み)、②ETHトレジャリー事業開始記念優待(対象1,500株以上・3,000株以上の2区分、2026年3月末・2026年9月末の継続保有でデジタルギフト5,000円または75,000円分を2026年11月下旬〜12月頃に贈呈、費用影響見込最大約60百万円で2027年3月期計上、次回基準日は2026年9月30日)を実施する。

トピックス

東証グロース市場の上場維持基準について、2025年9月30日時点で全項目に適合。流通株式時価総額は基準(5億円)を大きく上回る19.0億円に改善し、株主数3,255人、流通株式比率61.7%となった。2030年に予定されている上場維持基準の見直しを見据え、中期経営計画の見直しを進めている。また、買取サービスは2026年4月末をもって新規査定受付を終了しサービス終了、トレカ事業は2026年5月末をもって事業終了する。

※本記事はTORICOが公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。

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