※本記事はオートウェーブが公開したIR資料(直近の通期決算短信)に基づく簡易サマリーであり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。
本記事はオートウェーブの決算短信に基づく簡易サマリーです。同社の決算短信は非連結(単体)で開示されており、2026年3月期(第37期、2025年4月1日~2026年3月31日)の業績は、売上高9,835百万円(前期比10.9%増)、営業利益318百万円(同16.1%増)、経常利益458百万円(同11.6%増)、当期純利益441百万円(同64.3%増)となり、増収増益となった。報告セグメントである車関連事業・業務スーパー事業がともに増収増益となったほか、繰延税金資産の回収可能性が増加したことが当期純利益の伸びに寄与した。なお、同社は決算補足説明資料の作成および決算説明会の開催はいずれも「無」としている。
業績(当期 実績・非連結)
売上高は、新車・中古車販売や車検・整備を軸とする車関連事業の強化に加え、業務スーパー事業で前期出店店舗が業績に寄与したことなどにより前期を上回った。当期純利益は、足元の堅調な業績や今後の業績見通し等を踏まえ繰延税金資産の回収可能性が増加したことに伴い441百万円となった。1株当たり当期純利益は30.56円(前期18.60円)、自己資本当期純利益率(ROE)は10.2%(前期6.7%)、総資産経常利益率は5.9%(同5.5%)、売上高営業利益率は3.2%(同3.1%)。財政状態は、総資産7,904百万円(前期末7,520百万円)、純資産4,537百万円(同4,139百万円)、自己資本比率57.4%(同55.0%)、1株当たり純資産314.00円(同286.45円)となった。キャッシュ・フローは営業活動によるキャッシュ・フローが564百万円の収入、投資活動が85百万円の支出、財務活動が243百万円の支出で、現金及び現金同等物の期末残高は765百万円(前期末529百万円)となった。
| 項目 | 当期 | 前期 | 増減 |
|---|---|---|---|
| 売上高 | 9,835百万円 | 8,871百万円 | +10.9% |
| 営業利益 | 318百万円 | 274百万円 | +16.1% |
| 経常利益 | 458百万円 | 411百万円 | +11.6% |
| 当期純利益 | 441百万円 | 268百万円 | +64.3% |
| 1株当たり当期純利益 | 30.56円 | 18.60円 | - |
セグメント別の状況
報告セグメントは「車関連事業」「業務スーパー事業」の2区分で、セグメント利益は営業利益ベース。車関連事業は、メンテナンス状況の確認や作業予約が可能な公式アプリ「myCARカルテ」をリリースし、アプリ会員数とアプリ経由のサービス予約件数が伸長した結果、売上高6,649百万円(前期比7.0%増)、セグメント利益536百万円(同0.6%増)となった。業務スーパー事業は、「エブリデイロープライス」のコンセプトのもと、前期に出店した店舗が順調に業績へ寄与し、既存店も好調に推移した結果、売上高3,186百万円(同19.9%増)、セグメント利益104百万円(同215.2%増)となった。なお、報告セグメント計のセグメント利益641,230千円に対し、各報告セグメントに配分していない全社費用として調整額△322,528千円が計上されている。また当事業年度は、車関連事業において土地の有効活用の一環として老朽化した建物を取り壊したことに伴う減損損失13,765千円を計上した。
| セグメント | 指標 | 当期 | 前期 |
|---|---|---|---|
| 車関連事業 | 外部顧客への売上高 | 6,649,126千円 | 6,213,493千円 |
| 車関連事業 | セグメント利益 | 536,309千円 | 533,097千円 |
| 業務スーパー事業 | 外部顧客への売上高 | 3,186,694千円 | 2,657,850千円 |
| 業務スーパー事業 | セグメント利益 | 104,920千円 | 33,290千円 |
| 調整額 | セグメント利益 | △322,528千円 | △291,924千円 |
| 財務諸表計上額 | 売上高/営業利益 | 9,835,820千円/318,701千円 | 8,871,344千円/274,463千円 |
通期業績予想
2027年3月期の業績予想は、売上高10,027百万円(前期比2.0%増)を見込む一方、将来の成長に向けた積極的な投資に伴う販管費の増加により、営業利益262百万円(同17.6%減)、経常利益400百万円(同12.7%減)を見込む。当期純利益は、2026年3月期に生じた繰延税金資産の回収可能額増加の影響がなくなることから241百万円(同45.4%減)、1株当たり当期純利益16.70円を予想している。第2四半期(累計)は売上高4,788百万円(前年同期比3.2%増)、営業利益70百万円(同35.8%減)、経常利益137百万円(同21.7%減)、当期純利益76百万円(同24.8%減)、1株当たり当期純利益5.28円の見通し。会社は、消費節約志向や若年層のクルマ離れなどを背景に市場の縮小傾向が続くと見込み、主たる事業領域をカー用品の小売販売から車検・整備を中心とした顧客獲得へシフトし、新車・中古車販売の強化を進めるとしている。業務スーパー事業は株式会社神戸物産および関係取引先と連携し、出店候補物件の調査・選定を継続しつつ積極的な出店を視野に強化を図る方針。
| 項目 | 予想 | 前期(実績) |
|---|---|---|
| 売上高 | 10,027百万円 | 9,835百万円 |
| 営業利益 | 262百万円 | 318百万円 |
| 経常利益 | 400百万円 | 458百万円 |
| 当期純利益 | 241百万円 | 441百万円 |
| 1株当たり当期純利益 | 16.70円 | 30.56円 |
| 1株当たり年間配当金 | 4.00円 | 4.00円 |
株主還元
同社は利益配分について、株主への利益還元を経営上の最重要課題のひとつと位置づけ、安定的かつ継続的な配当による株主還元と、財務体質の強化および今後の事業展開とのバランスを考慮した上で、業績に応じた利益配分を行うことを基本方針としている。2026年3月期の期末配当は当期の業績動向等を総合的に勘案し1株当たり4円(年間合計4.00円、前期は年間合計3.00円)とし、2026年6月26日開催予定の第37期定時株主総会に付議する。配当金総額は57百万円、配当性向13.0%(前期16.1%)、純資産配当率1.3%(同1.1%)。2027年3月期は期末1株当たり4円(年間合計4.00円)を予定しており、配当性向は23.9%を見込む。
※本記事はオートウェーブが公開したIR資料(直近の通期決算短信)に基づく簡易サマリーであり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。