※本記事はヤマエグループホールディングスが公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。
ヤマエグループホールディングスは2026年3月期の連結決算で、売上高10,852億円(前期比107.8%)、営業利益180億円(前期比114.6%)、経常利益186億円(前期比106.3%)、親会社株主に帰属する当期純利益110億円(前期比129.8%)となった。資料は「売上高および各利益項目すべて過去最高」としている。食品関連事業および糖粉・飼料畜産関連事業が堅調に推移したほか、期中に相次いだM&Aも業績に寄与した。
連結業績(2026年3月期 実績)
決算ハイライトによると、売上総利益は1,355億円(前期比107.8%)、販売管理費は1,174億円(前期比106.8%)、EBITDAは314億円(前期比110.7%)となった。
| 項目 | 2026年3月期 | 2025年3月期 | 増減額 | 前期比 |
|---|---|---|---|---|
| 売上高 | 10,852億円 | 10,069億円 | +783億円 | 107.8% |
| 売上総利益 | 1,355億円 | 1,257億円 | +97億円 | 107.8% |
| 販売管理費 | 1,174億円 | 1,099億円 | +74億円 | 106.8% |
| 営業利益 | 180億円 | 157億円 | +22億円 | 114.6% |
| 経常利益 | 186億円 | 175億円 | +10億円 | 106.3% |
| 親会社株主に帰属する当期純利益 | 110億円 | 85億円 | +25億円 | 129.8% |
| EBITDA | 314億円 | 284億円 | +30億円 | 110.7% |
セグメント別の状況
セグメント別売上高では、食品関連事業が8,390億円(2025年3月期は7,686億円)、糖粉・飼料畜産関連事業が1,269億円(同1,160億円)、住宅・不動産関連事業が992億円(同987億円)となった。資料は食品関連事業および糖粉・飼料畜産関連事業が堅調に推移したことにより増加したとしている。その他事業は198億円(同235億円)だった。
| セグメント | 2026年3月期売上高 | 2025年3月期売上高 |
|---|---|---|
| 食品関連事業 | 8,390億円 | 7,686億円 |
| 糖粉・飼料畜産関連事業 | 1,269億円 | 1,160億円 |
| 住宅・不動産関連事業 | 992億円 | 987億円 |
| その他事業 | 198億円 | 235億円 |

セグメント別営業利益(連結調整前)は、食品関連事業129億円(2025年3月期108億円)、糖粉・飼料畜産関連事業41億円(同34億円)、住宅・不動産関連事業22億円(同29億円)、その他事業11億円(同8億円)だった。合計204億円(同181億円)は連結調整前の数値であり、連結の営業利益180億円(同157億円)とは一致しない。
M&A・グループ再編
当期は積極的なM&Aによりグループを拡大した。宇佐パン粉グループを子会社化(2025年7月)、小畠酒類販賣を子会社化(2025年9月)、あじさいホールディングスを子会社化(2025年10月)、ヤマエグローバルを通じてSea Master Food Sdn Bhd(マレーシア)を関連会社化(2025年10月)、コンフェックスホールディングスがドルチェを子会社化(2026年1月)、平野屋を子会社化(2026年3月)、丸進青果を子会社化(2026年3月)した。なお、期末後の2026年4月にはマイライフプランニングおよび挾間物流サービスを子会社化しており、これらは2026年3月期の連結業績には含まれていない。
通期業績予想(2027年3月期)
2027年3月期の連結業績予想は、売上高12,000億円(前期比110.6%)、営業利益220億円(前期比121.7%)、経常利益230億円(前期比123.2%)、親会社株主に帰属する当期純利益125億円(前期比112.8%)としている。
| 項目 | 2027年3月期予想 | 2026年3月期(実績) | 増減額 | 前期比 |
|---|---|---|---|---|
| 売上高 | 12,000億円 | 10,852億円 | +1,147億円 | 110.6% |
| 営業利益 | 220億円 | 180億円 | +39億円 | 121.7% |
| 経常利益 | 230億円 | 186億円 | +43億円 | 123.2% |
| 親会社株主に帰属する当期純利益 | 125億円 | 110億円 | +14億円 | 112.8% |

株主還元
配当は2026年3月10日に業績堅調に伴う上方修正を開示し、2026年3月期の1株当たり配当金は前期の70円から10円増配の80円(配当性向20.0%)となった。2027年3月期の配当予想は80円(配当性向17.8%)としている。株主優待制度は2025年3月に新設し、2026年3月に拡充した。100株以上300株未満保有かつ継続保有1年以上でピザハットのデジタルギフトカード3,000円分、300株以上で5,000円分を、毎年6月開催の定時株主総会終了後に送付する決議通知等に同封して贈呈する。
| 期 | 1株当たり配当金 | 配当性向 |
|---|---|---|
| 2025年3月期 | 70円 | 22.7% |
| 2026年3月期 | 80円 | 20.0% |
| 2027年3月期(予想) | 80円 | 17.8% |


中期経営計画「Progress Go’25」進捗
2023年度から2025年度(2026年3月期)を対象とする中期経営計画「Progress Go’25」の最終年度において、2024年5月に修正した最終目標(売上高10,000億円、経常利益220億円、ROE10%以上)に対し、実績は売上高10,852億円で目標を上回った一方、経常利益は186億円にとどまり目標に届かなかった。ROEの実績値は資料に記載がなく開示なしとする。投資計画は総額900億円に対し、2023~2025年度で935億円を実行し、達成率は103.9%となった。
※本記事はヤマエグループホールディングスが公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。